将来性のある「カ・レ・シ」と新たな大東文化大へ

将来性のある「カ・レ・シ」と新たな大東文化大へ

 来る2023年に創立100周年を迎える大東文化大学。
 その未来像を描いた基本計画「DAITO VISION 2023」において、新たな大学の理念「アジアから世界へ-多文化共生を目指す新しい価値の不断の創造」を掲げ、大胆な教育改革を進めている。その柱となるのが、2018年4月の3学科の新設。
 スポーツ・健康科学部に「看護学科」、文学部に「歴史文化学科」、新学部である社会学部に「社会学科」が誕生する。
 キャッチフレーズは、「カ・レ・シ」。2017年4月に就任した門脇廣文学長に話を聞いた。
聞き手・大学通信 UNIVPRESS編集部

大東文化大学  学長 門脇 廣文

慶應義塾大学文学部文学科中国文学専攻卒業。東北大学大学院文学研究科博士後期課程中国学専攻単位取得。博士(文学)。1983 年大東文化大学文学部着任。2000年教授。2017年学長に就任。

2005年以来、13年ぶりの新学部学科設置になります。その経緯を教えてください。
 13年ぶりと言っても決して沈黙していたわけではありません。板橋・東松山の両キャンパスの整備に力を入れてきた結果、充実した教育体制が整い、満を持して新学部学科設置に踏み切ったわけです。新たに誕生する3学科の学びは、100周年に向けた教育理念のキーワードである「多文化共生」を時代のニーズに合わせて追究していくものになるでしょう。建学の精神でもある「東西文化の融合」を実現するうえで、「歴史や文化」の知識は欠かせません。また、多様化する社会を俯瞰して眺めるには、「社会学」の視点が重要になるでしょう。さらに、高齢化が進む地域に目を向ければ、人々としっかりコミュニケーションができる幅広い教養を身につけた「看護師」が求められています。看護学科の新設は、本学の学びの可能性をさらに広げてくれると期待しています。
新学科のキャッチコピー「カ・レ・シができます」を初めて聞いたときの印象は?
 「何だこれは?」というのが本音でしたが、面白いと思いましたよ。新たな本学を印象づけるうえで、こうした「攻め」の姿勢は重要です。新設3学科の勢いで、従来の世に言う「大東亜帝国」と呼ばれる大学群のイメージに縛られない存在感を示していきたいですね。
もっと知ってほしい大東文化大学の魅力とは?
 本学は、国会決議に基づいて設立され創立者がいないというユニークな出自が特徴のひとつです。そのため、教員・職員が活発に話し合いながら、大学の未来を決めてきた歴史があります。現在も全学的な教育改革に多くの教員・職員が積極的に参画しています。
3学科新設以外にも新たなプロジェクトなどは生まれていますか?
 「Daito Education Plus」という学生リーダー養成プログラムを準備中です。これは、授業以外のさまざまな学内活動を学生の学びの場にしていこうという取り組みです。現在、学生主催の入学式の企画や、東松山市と連携した地域活性化プロジェクトなどを計画中です。また、個人的には大東伝統のスポーツを活性化したい。ラグビー、駅伝はもちろん、テコンドー、スキー、スケートでも有望な選手が育っています。スポーツ科学科を持つ強みを活かして、栄養管理やコーチングのほうにも力を入れていくつもりです。学生が主役となって躍動する新たな本学にご期待ください。