社会学部 社会学科

社会学部 社会学科

多様性を増す人と社会の現実を見つめ、希望のある未来を生み出す人材を養成する

多様性を増す人と社会の現実を見つめ、希望のある未来を生み出す人材を養成する

高校生までの自分には見えていなかった
「世の中のしくみ」が見えてくる

 社会学とは、世の中のしくみやその変化について、人々の気持ちに寄り添って理解しようとする学問です。私たちは日々、社会のなかで暮らしています。社会は私たちが生きていく舞台であると同時に、私たちの活動によってつくられる作品でもあります。そして、社会は身近な人間関係から国家や国際社会に至るまで、多くの部分が関係し合い、影響し合って動いているのです。そのような社会のしくみを解き明かす取り組みは、私たちがより幸福に暮らしていける方法を探ることにつながります。
 新設される社会学部社会学科では、社会のしくみと舞台裏について体系的に「考える」と同時に、社会の現場で何が起きているかを「調べる」スキルと経験を積むことを目標としています。多様な文化や生活習慣、対人関係や家族、会社、自治体や政府など、さまざまな領域から社会について「考え」「調べる」ことができるよう、幅広い授業科目を用意。多様性を増す人と社会の現実を見つめ、希望のある未来を生み出す人材の養成をめざします。

  • CURRICULUM #01

    社会のしくみを人びとの気持ちにより
    そって理解し、自ら行動することを学ぶ

    社会学とは世の中のしくみやその変化について、人びとの気持ちによりそって理解しようとする学問です。人はどのように世の中の「きまりごと」を身につけ、隣人をはじめ文化や価値観の違う人たちとどう共存しているのでしょうか。また人生のさまざまな局面でどのように感じ、どのように決断するのでしょうか。本学科で皆さんは、私たちが社会によって作られると同時に、自らの意思で行動することを通じて絶えず社会を作り変えることもできる存在だということを学びます。

  • CURRICULUM #02

    多様な専門分野を学べる少人数制、
    体験重視、資格重視の教育体制

    本学科では多様な分野の専門家が、学生のあらゆる興味関心に対応します。また、1年次から少人数制を導入し社会学の基礎知識を深めながら、語学力、IT技能を向上させ、社会調査や心理学分析のスキルも身につけます。2年次からは3つの専門コースに分かれ、現地でリアルな体験をするインターンシップや海外研修、国内外への留学制度なども採り入れ、地域社会や国際社会で活躍できる人材を育成します。さらに、どのコースにおいても各種の検定試験や公務員試験、資格の取得をサポート。例えば必要な要件を満たした学生は「社会調査士」や「認定心理士」の資格を取得できます。

  • CURRICULUM #03

    3つの専門コースと共通科目で
    学生の「やる気」を応援

    学生一人ひとりの多様な学習ニーズを重視する本学科では、2年次からは「多文化と共生コース」「都市と地域コース」「メディアと情報コース」に分かれ、社会学を多角的に学習します。
    「多文化と共生コース」では、異なる文化を持つ集団が共存するしくみを見つめ、多様性のもたらす豊かさを理解するとともに、そこから派生する諸問題の解決策を探ります。「都市と地域コース」では、人びとの生活する空間について、社会学を中心に法律学、行政学、経済学なども取り入れて探求し、国・地方公共団体の政策や、NPOなどの活動を総合的に学びます。「メディアと情報コース」では、情報・データの処理や統計分析のスキルを身につけるとともに、人間の行動原理、社会政策の有効性などを分析する能力を養成します。
    また本学科では、テレビや漫画などのサブカルチャー、マスコミやジャーナリズムに注目した科目も用意しています。キャリア形成や資格取得に対応した科目群も導入して、学生それぞれの「やる気」を全力で応援します。

【 学ぶ領域 】

現代社会で活かせる3つの専門コース

現代社会で活かせる3つの専門コース

  • 多文化と共生コース

    多文化と共生コース

    • 文化や慣習、ジェンダー、宗教などの社会規範
    • 国籍や人種・民族、階層などの社会集団
    • 障がい者や子ども、高齢者、貧困者などの社会的弱者
    • 多様な外国語科目や海外諸国の社会事情
  • 都市と地域コース

    都市と地域コース

    • 都市の定義や機能の解明
    • 日本の地域社会の実態調査
    • 各地域の生活基盤を支える行政や民間の活動
    • 公共的な財やサービスの提供、福祉政策の在り方
  • メディアと情報コース

    メディアと情報コース

    • メディアが持つ技術、役割、影響力
    • 人間社会、政治経済における言論・報道の自由
    • マスコミの歴史とその役割
    • 「人と心の行動」を観察・データ化するコンピュータ活用法
将来イメージ(業界・職種の可能性)
  • 一般企業(市場調査部門)
  • 出版・マスコミ関係
  • リサーチ会社などの調査員
  • IT関連企業
  • 公務員・団体職員  など
取得可能な資格(予定)
  • 社会調査士[申請予定]
  • 認定心理士
  • 社会教育主事(任用資格)
  • 学芸員
  • 司書  など

理論と実践を両立し新たな社会のビジョンを創出する

 建学以来、東洋の文化を中心として、全世界の社会や文化についての研究を蓄積してきた大東文化大学。新設される社会学部社会学科では、どのような教育・研究がなされていくのか?
学部長に就任予定の馬場靖雄教授に展望を聞いた。
聞き手・大学通信 UNIVPRESS編集部

馬場 靖雄 教授

1988 年、京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得後退学。長崎大学教養学部、環境科学部助教授を経て、2000年より大東文化大学経済学部社会経済学科教授。2018年4月、社会学部長に就任予定。

大東文化大学の強みや特徴を活かした社会学の学びとはどのようなものでしょうか?
 本学の建学の精神のひとつに、「東西文化の融合」があります。異質な文化がぶつかり合うことで、社会の活力が生まれてくる。異質なものを認め合い、共存・共生の道を探っていくことは、社会学部のポリシーでもあります。その理念を実現するために、社会学部の学びの中心となるのが、対象となる現場へ実際に足を運んで調査を行う「フィールドワーク」。学生たちには、社会のあらゆる問題に対して、「頭」と「体」を両方動かして解決できる人になってほしいと思っています。頭で考えることはもちろん大事ですし、問題を解決するためには社会学の理論的な知識は欠かせません。同時に、現場に足を運んで自分で情報を集め、調査・分析することで、社会のあり方をより深く考えてほしいと思います。
 まちづくり、移民問題など多様な分野のフィールドワークに精通した教員も揃っています。1年次の「社会調査Ⅰ・Ⅱ」でフィールドワークの基本的な知識、統計学や社会調査の基礎を学び、2・3年次の「社会学演習」では、それぞれの興味・関心に合わせて調査を行うカリキュラムを用意。希望する学生には、社会調査士の資格取得に向けたサポートにも力を入れていきたいと考えています。

理論と実践を両立し新たな社会のビジョンを創出する

 建学以来、東洋の文化を中心として、全世界の社会や文化についての研究を蓄積してきた大東文化大学。新設される社会学部社会学科では、どのような教育・研究がなされていくのか?
 学部長に就任予定の馬場靖雄教授に展望を聞いた。
聞き手・大学通信 UNIVPRESS編集部

今なぜ社会学部なのでしょうか?
また、大東文化大学には、社会学の蓄積はあるのでしょうか?
 本学の社会学部社会学科は、これまでの「環境創造学部環境創造学科」を改編する形で設置されます。「環境」というキーワードによって誤解されがちですが、環境創造学部ではいわゆる自然環境保護だけではなく、文化環境、社会環境など社会一般のあり方を研究してきました。高島平地区でのコミュニティ形成やフィールドワークをはじめ、社会デザインに積極的に取り組んできたのもその一例です。新たに誕生する社会学部では、そうした地域社会での取り組みを引き継ぎつつ、現代社会を取り巻くメディア環境の変化、グローバリゼーション、少子高齢化などの問題に対して、より視野を広げて研究を進めていく予定です。
 また、これまでの環境創造学部での学びを「都市と地域コース」で継続しつつ、新たな試みとして、メディアの役割や影響力について考える「メディアと情報コース」と、ジェンダー・民族・文化などの多様性を扱う「多文化と共生コース」を設置します。これらの3つの視点から、目まぐるしく変化する現代社会のあり方を捉え、新たなビジョンを示すことのできる人材を育成します。今、本学が社会学の研究拠点を新設する理由もここにあります。
他学科と連携したカリキュラムはありますか?
 「スポーツの大東」と呼ばれているように、長年にわたって本学にはスポーツ社会学やスポーツ心理学などの知見が蓄積されています。2020年の東京五輪に向けて、社会のなかでスポーツがひとつのビジネスとしてどう成り立っているのか、また、どんな影響を与えるのかなど、「スポーツ×社会学」の学びを積極的に取り入れていく予定です。もちろん、社会学の知見をスポーツ・健康科学部の研究で活かすこともできるでしょう。スポーツと社会学の領域を横断する科目を用意し、将来的には共同研究プロジェクトも立ち上げていきたいと思っています。
大東文化大学の強みや特徴を活かした社会学の学びとはどのようなものでしょうか?
 大本学の建学の精神のひとつに、「東西文化の融合」があります。異質な文化がぶつかり合うことで、社会の活力が生まれてくる。異質なものを認め合い、共存・共生の道を探っていくことは、社会学部のポリシーでもあります。その理念を実現するために、社会学部の学びの中心となるのが、対象となる現場へ実際に足を運んで調査を行う「フィールドワーク」。学生たちには、社会のあらゆる問題に対して、「頭」と「体」を両方動かして解決できる人になってほしいと思っています。頭で考えることはもちろん大事ですし、問題を解決するためには社会学の理論的な知識は欠かせません。同時に、現場に足を運んで自分で情報を集め、調査・分析することで、社会のあり方をより深く考えてほしいと思います。
 まちづくり、移民問題など多様な分野のフィールドワークに精通した教員も揃っています。1年次の「社会調査Ⅰ・Ⅱ」でフィールドワークの基本的な知識、統計学や社会調査の基礎を学び、2・3年次の「社会学演習」では、それぞれの興味・関心に合わせて調査を行うカリキュラムを用意。希望する学生には、社会調査士の資格取得に向けたサポートにも力を入れていきたいと考えています。
どのような卒業生を輩出していきたいですか?
 社会でさまざまな人と接していくなかで、多様性を尊重できる人になってほしいですね。
 社会学という学問は「コミュニケーション」と密接に関係しています。人としっかり話せる、人の話をきちんと聞くことができるというスキルはもちろん必要ですが、必ずしもそれだけが大事というわけではありません。話すのが苦手だったり、空気を読むことが不得意だったり、人の性格や資質はさまざまです。それらの違いを理解し、歩み寄っていく。そうした本当の意味での「コミュニケーション能力」を大学の4年間で養ってほしいと思っています。
どのような受験生に入学してほしいですか?
1期生となる受験生にメッセージをお願いします。
 現状から抜け出したい、社会をもっとよい方向に変えていきたいと思っている高校生には、ぜひ社会学を学んでほしいと思います。自分が抱えている「生きづらさ」がどこからきているのか、もっと居心地のよい社会にするにはどうすればいいのか……。社会のしくみや人と社会との関わり方を知ることで、よりよい社会を実現するヒントが見つかるかもしれません。
 社会学は、いわば「何でもアリ」の学問分野です。音楽が好き、アニメが好きなど、興味の対象は何だって構いません。対象を一歩引いた視点で見つめ直し、それらがどう社会と関わっているのかを考えてみる。それが、よりよい社会の実現に結びつくのです。

【 アドミッションポリシー 】

社会学部社会学科ではディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシーに基づき、私たちが暮らす社会の成り立ちや、人と人との関係についての広い知識をもち、他者を理解するためのコミュニケーション能力を備え、多様で複雑な社会問題を解決するために自ら取り組むことのできる人材を育成するために、下記のような人物を求める。
  • (1) 社会学を学ぶのに十分な基礎学力を有する人。
  • (2) 社会問題や社会現象について、積極的に、主体的に探究しようとする意欲をもった人。
  • (3) 自分と社会との関係性という視点から物事を考えようとする姿勢をもった人。
  • (4) 新しい社会のあり方を構想しようとする意欲をもった人。
  • (5) 現代社会に氾濫するメディア、各種データなどから必要な情報を選択し、活用しようとする意欲をもった人。
  • (6) 他者を尊重し、その意見などに真摯に耳を傾けて、他者と共生しながら自分自身の意見や考えを積極的に表現し、成長しようとする意欲をもった人。

教員一覧

教授
  • 植野 一芳

    社会経済論/地域福祉

    現代の日本社会と既存の社会システムとの間で生じている社会・経済分野の問題の解決方法等を研究します。

  • 川野 幸男

    移民/エスニック関係論

    移民の定着が進むつれてエスニック集団間の関係がどう変化するかを、教育や結婚の動向などから分析しています。

  • 北澤 恒人

    ドイツ近代哲学/環境倫理学

    さまざまな環境問題の考察を通じて私たちが、自然環境、動植物、他の人々とどのような関係を築いていくかを考えます。

  • 高井 宏子

    イギリス文学/イギリス文化

    ジェンダー論を軸にテクスト分析をすることでイギリスのモダニズム文学と社会との関わりを研究しています。

  • 中垣 恒太郎

    比較メディア文化研究

    文学・映画・テレビ・マンガ・アニメ・音楽などの文化作品を素材に比較メディア/比較文化研究を展開しています。

  • 中野 紀和

    文化人類学/日本研究

    祭りや災害被災地のフィールドワークを行い、日本を中心として現代社会における文化変容について研究しています。

  • 馬場 靖雄

    社会学理論/社会学史

    社会システムの理論と学説を踏まえて、法・芸術・マスメディアなど機能分化した諸領域の現状と相互関係について研究しています。

  • 山口 みどり

    ジェンダー史/イギリス社会史

    近代イギリスにおける国教会と社会の変化との関係を、ジェンダーを軸に分析しています。

准教授
  • 上地 宏一

    Webシステム

    インターネット上のデータ分析や、ネットでの協働作業といった、Webを中心とした社会について研究しています。

  • 小湊 浩二

    現代日本経済/労使関係

    労働者の技能はいかに評価され処遇されてきたのか、戦後日本企業の雇用慣行とその変化との関わりで研究しています。

  • 齋藤 博

    まちづくり

    都市や地域が有する創造性(=地域力)を活かしたまちづくりについて、地域社会との協働を通した実践的な研究をしています。

  • 鶴田 佳史

    持続可能性と企業経営

    持続可能な社会を創造していくために企業は何をすべきなのかについて、環境経営を中心に研究しています。

講師
  • 小野田 竜一(2018年度着任予定)

    社会心理学

    マイクロ-マクロ関係(社会現象と人々の心理や行動の相互影響関係)から社会現象や心理・行動を解明する研究を行っています。

  • 香川 めい(2018年度着任予定)

    教育社会学/社会調査法

    教育達成や職業キャリアなど人生がどのように形づくられていくのか、時代的変化を含めて研究しています。

  • 塚本 正文

    財政学(経済学)

    税制改革をテーマにしています。特に、納税者の担税力に応じて税率が違う消費課税について研究しています。

  • 飯塚 裕介

    都市空間と地域防災

    実験や調査を通じて、人々の評価・行動と都市空間の関係を解明し、安全で快適な地域づくりに活かす研究を行っています。

※新任教員は着任時の職位