社会学部 社会学科

社会学部 社会学科

理論と実践を両立し新たな社会のビジョンを創出する

 建学以来、東洋の文化を中心として、全世界の社会や文化についての研究を蓄積してきた大東文化大学。新設される社会学部社会学科では、どのような教育・研究がなされていくのか?
学部長に就任予定の馬場靖雄教授に展望を聞いた。
聞き手・大学通信 UNIVPRESS編集部
(2018年3月現在)

馬場 靖雄 教授

1988年、京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得後退学。長崎大学教養学部、環境科学部助教授を経て、2000年より大東文化大学経済学部社会経済学科教授。2018年4月、社会学部長に就任。

大東文化大学の強みや特徴を活かした社会学の学びとはどのようなものでしょうか?
 本学の建学の精神のひとつに、「東西文化の融合」があります。異質な文化がぶつかり合うことで、社会の活力が生まれてくる。異質なものを認め合い、共存・共生の道を探っていくことは、社会学部のポリシーでもあります。その理念を実現するために、社会学部の学びの中心となるのが、対象となる現場へ実際に足を運んで調査を行う「フィールドワーク」。学生たちには、社会のあらゆる問題に対して、「頭」と「体」を両方動かして解決できる人になってほしいと思っています。頭で考えることはもちろん大事ですし、問題を解決するためには社会学の理論的な知識は欠かせません。同時に、現場に足を運んで自分で情報を集め、調査・分析することで、社会のあり方をより深く考えてほしいと思います。
 まちづくり、移民問題など多様な分野のフィールドワークに精通した教員も揃っています。1年次の「社会調査Ⅰ・Ⅱ」でフィールドワークの基本的な知識、統計学や社会調査の基礎を学び、2・3年次の「社会学演習」では、それぞれの興味・関心に合わせて調査を行うカリキュラムを用意。希望する学生には、社会調査士の資格取得に向けたサポートにも力を入れていきたいと考えています。

理論と実践を両立し新たな社会のビジョンを創出する

 建学以来、東洋の文化を中心として、全世界の社会や文化についての研究を蓄積してきた大東文化大学。新設される社会学部社会学科では、どのような教育・研究がなされていくのか?
 学部長に就任予定の馬場靖雄教授に展望を聞いた。
聞き手・大学通信 UNIVPRESS編集部

今なぜ社会学部なのでしょうか?
また、大東文化大学には、社会学の蓄積はあるのでしょうか?
 本学の社会学部社会学科は、これまでの「環境創造学部環境創造学科」を改編する形で設置されます。「環境」というキーワードによって誤解されがちですが、環境創造学部ではいわゆる自然環境保護だけではなく、文化環境、社会環境など社会一般のあり方を研究してきました。高島平地区でのコミュニティ形成やフィールドワークをはじめ、社会デザインに積極的に取り組んできたのもその一例です。新たに誕生する社会学部では、そうした地域社会での取り組みを引き継ぎつつ、現代社会を取り巻くメディア環境の変化、グローバリゼーション、少子高齢化などの問題に対して、より視野を広げて研究を進めていく予定です。
 また、これまでの環境創造学部での学びを「都市と地域コース」で継続しつつ、新たな試みとして、メディアの役割や影響力について考える「メディアと情報コース」と、ジェンダー・民族・文化などの多様性を扱う「多文化と共生コース」を設置します。これらの3つの視点から、目まぐるしく変化する現代社会のあり方を捉え、新たなビジョンを示すことのできる人材を育成します。今、本学が社会学の研究拠点を新設する理由もここにあります。
他学科と連携したカリキュラムはありますか?
 「スポーツの大東」と呼ばれているように、長年にわたって本学にはスポーツ社会学やスポーツ心理学などの知見が蓄積されています。2020年の東京五輪に向けて、社会のなかでスポーツがひとつのビジネスとしてどう成り立っているのか、また、どんな影響を与えるのかなど、「スポーツ×社会学」の学びを積極的に取り入れていく予定です。もちろん、社会学の知見をスポーツ・健康科学部の研究で活かすこともできるでしょう。スポーツと社会学の領域を横断する科目を用意し、将来的には共同研究プロジェクトも立ち上げていきたいと思っています。
大東文化大学の強みや特徴を活かした社会学の学びとはどのようなものでしょうか?
 大本学の建学の精神のひとつに、「東西文化の融合」があります。異質な文化がぶつかり合うことで、社会の活力が生まれてくる。異質なものを認め合い、共存・共生の道を探っていくことは、社会学部のポリシーでもあります。その理念を実現するために、社会学部の学びの中心となるのが、対象となる現場へ実際に足を運んで調査を行う「フィールドワーク」。学生たちには、社会のあらゆる問題に対して、「頭」と「体」を両方動かして解決できる人になってほしいと思っています。頭で考えることはもちろん大事ですし、問題を解決するためには社会学の理論的な知識は欠かせません。同時に、現場に足を運んで自分で情報を集め、調査・分析することで、社会のあり方をより深く考えてほしいと思います。
 まちづくり、移民問題など多様な分野のフィールドワークに精通した教員も揃っています。1年次の「社会調査Ⅰ・Ⅱ」でフィールドワークの基本的な知識、統計学や社会調査の基礎を学び、2・3年次の「社会学演習」では、それぞれの興味・関心に合わせて調査を行うカリキュラムを用意。希望する学生には、社会調査士の資格取得に向けたサポートにも力を入れていきたいと考えています。
どのような卒業生を輩出していきたいですか?
 社会でさまざまな人と接していくなかで、多様性を尊重できる人になってほしいですね。
 社会学という学問は「コミュニケーション」と密接に関係しています。人としっかり話せる、人の話をきちんと聞くことができるというスキルはもちろん必要ですが、必ずしもそれだけが大事というわけではありません。話すのが苦手だったり、空気を読むことが不得意だったり、人の性格や資質はさまざまです。それらの違いを理解し、歩み寄っていく。そうした本当の意味での「コミュニケーション能力」を大学の4年間で養ってほしいと思っています。
どのような受験生に入学してほしいですか?
1期生となる受験生にメッセージをお願いします。
 現状から抜け出したい、社会をもっとよい方向に変えていきたいと思っている高校生には、ぜひ社会学を学んでほしいと思います。自分が抱えている「生きづらさ」がどこからきているのか、もっと居心地のよい社会にするにはどうすればいいのか……。社会のしくみや人と社会との関わり方を知ることで、よりよい社会を実現するヒントが見つかるかもしれません。
 社会学は、いわば「何でもアリ」の学問分野です。音楽が好き、アニメが好きなど、興味の対象は何だって構いません。対象を一歩引いた視点で見つめ直し、それらがどう社会と関わっているのかを考えてみる。それが、よりよい社会の実現に結びつくのです。