大東文化大学 経済学部/多文化共生を目指す新しい価値の不断の創造大東文化大学 経済学部/多文化共生を目指す新しい価値の不断の創造

メニュー
  • アクセス・キャンパス案内アクセス
  • スクールバススクールバス
  • Language
  • Japanese
  • English
  • Chinese
  • 資料請求資料請求
  • 出願はこちら出願する

経済学部からのお知らせ

2016年07月18日

経済学でわかる身近な疑問

  • Facebookでシェア
  • Twitterでシェア
  • Google+でシェア
  • LINEでシェア
皆が一つの仕事につくのはなんで?-【比較優位】

 貿易では二つ以上の国がお互いに商品や製品を売買し合う。ではどんな商品を選んで外国に売り出せばよいのだろう? 実は、自分の国がもっとも得意とする産業に力を注いで、その成果を貿易で外国に売っていけばよいのである。このような得意な産業には比較優位があると経済学では言う。比較優位を活かして貿易すると、貿易に参加したすべての国で「鎖国状態」よりも豊かになるのだ。
 実は、比較優位を生かした貿易にメリットがあるというのは国と国との関係に限らない。それどころか、具体的なモノ(商品や製品)の交換に限った話でもないのだ。誰もが自分の能力を生かして職業に就いて、そこで生み出された成果をお金(給料)に換える。そして「貿易」を通じて他人が生んだ成果(誰かが作った商品や製品、医療や交通などのサービス)を手に入れる。人びとが自分の特技を生かして一つの仕事に就くことで社会のみんなにメリットがあるのだ。
 

モノを集めるほどもっと欲しくなるのはなぜ?-【補完財】

 コーヒーにはミルクを入れる、スマホを動かすためにはバッテリーが必要、そして靴下を両足でそろえて履く。世の中には二つがセットになると嬉しさや便利さがぐんと増える、二つが揃わないと使えない、そういうモノがたくさんある。このようなモノをミクロ経済学では補完財と呼ぶ。トレーディングカードのコレクションなどはまさに補完財で、しかもコンプリートの価値が抜群に高い。だから集めるほどにもっと欲しくなるのである。

節電が難しいのはどうして?-【囚人のジレンマ】

 電気は何もないところから生まれるわけではなく、大切な資源である。無駄遣いは地球環境にも優しくない。多くの人がこのことに同意してくれるだろう。だったら、節電なんて簡単なはず?節電は重要だけれども、他の人たちが節電してくれるなら、自分一人がエアコンをガンガン付けていても地球にはどうってことない。あるいは、他の人たちが電気を無駄遣いしているなら、自分だって同じように空調の効いた快適な部屋で過ごしたい。つまり、他の人がどうであれ、自分の中ではエアコンを存分に使いたい、使った方がいい、となるわけだ。そして、他の人も同じように考えるから誰も節電なんてしない。もちろん節電すべきなのは知っているけれど。
 このように、全員にとって喜ばしい状況は分かっているのに、自分の満足を優先させた結果として、全員にとってまずい状況に陥ることを囚人のジレンマと言う(誰も節電しなければいずれ資源は枯渇してしまうだろう)。囚人のジレンマは身近なところにたくさん潜んでいる。
 

過ぎたことを悔やんでも仕方ないと言われるのはなぜ?-【埋没費用】

 お昼に何を食べるか?週末どこに行くか? 進学するか就職するか? 何を決める時でも、まずはコストとベネフィットを比べてみよう、というのは経済学の考え方だ。ただし、ここで言う「コスト」が何なのかを考えてみる時には、少し注意が必要になる。
 映画館に着いてから前売り券をなくした事に気付いたとしよう。もう一回当日券を買いなおすべき? こんな時は、当日券の料金が映画を観たいという気持ちに見合っているかどうかを考えて決めるべきだ。なくした前売り券をもう一度買いなおすのか、と考えてはいけない。なぜなら、当日券を買おうが買うまいが、なくした前売り券は出て来ないからだ。すでに支払い済みのコストを経済学では埋没費用と呼ぶ。今更変えようのない埋没費用のことを考えると、時に判断を大きく誤ってしまうのだ。
 

学割はうれしいけれど企業にもメリットはあるの?-【価格弾力性】

 値下げをするとその商品を買ってくれる人が増える。ただ、売上げも増えるかというと、それは商品を買いたい人がどのくらい増えるのかによって違ってくる。値下げして買手がどっと増えるなら、たくさん売れる分、売り上げはぐっと増える。逆に、値下げしたのに買手がそんなに増えないなら、商品ひとつ当たりの価格が下がった分、売上げはかえって落ちてしまう。
 値下げして買い手がどれだけ増えるのか? これを表すために経済学では需要の価格弾力性という用語を使う。この値が大きいほど買手がたくさん増えることになる。価格弾力性は買手がどんな人なのかによって違っていて、学生は価格弾力性が大きな買手の代表格だ。ということは安い学割料金のおかげで学生のお客様がたくさん集まって売上げはアップする。企業にも大きなメリットがきちんとあるのだ。
 

 

 

経済を知ると世の中がもっと分かる。

経済学というと、銀行活動や株取引をイメージする人が多いかもしれませんが、消費税・年金・新卒就職状況など、日々の暮らしに直結するトピックも扱います。経済学を学ぶことで、金融・財政・福祉・雇用など、幅広い分野の問題を理解し自ら対処していく力が身につきます。でも、それだけではありません。身近な生活にあふれる様々な疑問を解き明かし、世の中の見方・視野を広げてくれる、非常に楽しい学問でもあります。経済学を学び、時代を読む力を身につけましょう!

このページのTOPへこのページのTOPへ