大東文化大学経済学会では、毎年、経済学会の学生会員である経済学部所属の学生を対象に「懸賞論文」を募集していますが、今年度も「懸賞論文」・「研究ノート」・「エッセイ」を募集します。それぞれの部門の募集要項をよく読み、奮ってご応募ください。
懸賞論文部門
本年度は(1)経済学の有用性、(2)保護貿易主義とTPP、(3)労働時間と働き方、(4)自由テーマの4つのテーマを設けて募集します。どのテーマについても、自分自身で考えることが必要です。この懸賞論文の機会を通じて、皆さんの知的探求心をいかんなく発揮し、日頃の勉学の成果を形にしてみましょう。
募集テーマ
次の4つのテーマから1つを選択し、テーマに関する説明をよく読んで論述してください。
(1)経済学の有用性
「経済学の中身なんて机上の空論でしょ?貧困も不況も世の中から全然なくならないし・・・」このような声が聞こえてきそうですが、本当にそうなのでしょうか。またもしそれが正しいのであれば、なぜ経済学部が日本中の大学にあり、多くの学生がそこで経済学を学んでいるのでしょうか。経済学の成果が直接的、または間接的に世の中で活用されている場面は少なくありません。また皆さん自身が何かを決めるときにも、経済学の考え方が何かのヒントを与えてくれているかもしれません。現実の社会と経済学との結びつきを思い浮かべながら、経済学を毎日勉強している皆さんの視点から「経済学が世の中でどのように役に立つか」をぜひ考えてみてください。
(2)保護貿易主義とTPP
TPP(環太平洋パートナーシップ協定)は、オバマ政権下でのアメリカの主導のもとに日本を含む環太平洋地域の12か国間で交渉が進められ一昨年2月に署名にこぎつけた。しかし、昨年1月に発足したトランプ政権はその直後にTPPから離脱して、世界の多くの国・地域との間の貿易関係の見直し(保護主義への回帰)の方向をたどり、ヨーロッパや中国との間に「貿易戦争」とも呼ばれる状況を生み出している。ところがトランプ大統領は今年の4月にTPPへの再復帰の意向を表明した。なぜこのような状況が生み出されたのか、また世界経済の要である貿易関係は今後どのような道をたどるのか、思うところを自由に論じてください。
(3)労働時間と働き方
労働は成果で評価すべきであって、労働時間で評価すべきでないという議論があります。短時間で大きな成果をあげられれば、充分な報酬が与えられてしかるべきでしょう。また、私たちにとって「働く」ということは時間や体力を消耗する辛い行動であると同時に、夢を実現したり達成感を得たりできる嬉しい行動でもあります。そのため、労働時間は短ければ良いというものではないのかもしれません。他方で、企業にとっては人手不足の状況では労働者をできるだけ長く働かせたいという思惑もあるため、労働者は過剰な労働を強いられてしまう可能性もあります。このような状況で、政府はどのような規制を整備・緩和すべきなのか議論してみてください。
(4)自由テーマ(ただし、経済および経済学に関連するものに限る)
皆さんが普段から抱いている知的関心や好奇心が上記の1~3のテーマに含まれない場合、こちらを選択して論述してください。経済および経済学に関連していれば、理論、歴史、制度、思想、統計、海外事情など、テーマは自由です。研究動機、問題の立て方、議論の進め方、すべてについて皆さんの論理的思考力と分析力が問われます。学生ならではの視点や問題意識を是非、発表して下さい。
応募規定
・応募資格者は大東文化大学経済学部に在籍する全ての学生です。
・応募論文は未発表かつ日本語で書かれたものに限ります。
・応募資格者の共著(2人以上の執筆)も認めます。共著の場合は、各執筆者の論文に対する貢献部分(担当)を別紙に記して提出して下さい(可能な範囲で構いません)。
・論文は、ワープロソフトで入力のうえ、8,000 字以上12,000 字以内に収めてください。概ね40 字× 36 行で、6 ~8 ページ強の長さになります。
・二重投稿(同じ論文を他の論文コンテスト等に重複して応募すること)は禁止します。
・経済学演習成果発表会での発表テーマと同一テーマの論文も受け付けます。ただし、前年度までの成果発表会において発表した内容を論文にして提出する場合は、審査員から受けたコメントやアドバイスをもとに改善・応用・発展された内容のものに限ります。その場合、成果発表会での発表内容と論文の違いを別紙に記して提出して下さい。
論文の体裁
規定の投稿用フォーマットを使用してください。
1.表紙にタイトルと執筆者全員の学科・学年・所属-所属ゼミ(○○ゼミ)/基礎演習クラスの担当教員名(基礎演習○○先生クラス)/所属なし・学籍番号・氏名を必ず明記してください。
2.本文の冒頭に目次を付けてください。また本文には、必ずページ数を打ってください。
3.データ図表は本文中に入れてください。ただし、字数には換算しません。
4.書籍や新聞等の文献から引用及び発想を転用した場合は、それらを明記してください(表記方法については別紙参照)。また、ホームページ上の資料を利用した場合は、URLとアクセスした日付を明記し、プリントアウトした資料を添付してください。
5. タイトルの後に総文字数を入れてください(タイトル・目次・文献リストは除く)。
応募締切日・発表
・応募締切日
2018年11月6日(火)17時
・表彰式の日時・場所
2018年12月経済学演習成果発表会会場(板橋校舎多目的ホール)
応募者全員に審査結果を伝え、入賞者には別途、表彰式について連絡します。
・掲載可否
一定の水準にあると認められた論文は『学生懸賞論文集』に掲載されます。『学生懸賞論文集』への掲載可否は編集委員会で審議・決定します。
・審査
編集委員会が審査します。表彰・賞金は以下のとおりです。
●経済学会賞(1件以内)副賞(賞金10万円)
●優秀賞(2件以内)副賞(賞金5 万円)
●佳作(4件以内) 副賞(賞金3万円)
●一年生奨励賞(2件以内) 副賞(賞金2万円)
また、入賞者以外で応募規定を満たし、編集委員会が一定の水準を満たしたと認めた論文全てに、参加賞が与えられます。
応募先・問い合わせ先・その他
1.応募先
・tsubuku@ic.daito.ac.jp 経済学会編集委員学生懸賞論文担当主任 津布久 将史
・Wordファイルで提出してください。
・メールの件名を「2018懸賞論文部門応募」としてください。
・メール本文に、「学科」、「学年」、「所属 所属ゼミ(○○ゼミ)・基礎演習クラスの担当教員名(基礎演習○○先生クラス・所属なし等)、「学籍番号」、「氏名」を記入してください(共著の場合は代表者を筆頭にし、全員の分を記入してください)。
注:応募者には、受領確認の返信を行います。万一、応募から2~3日経過しても返信がない場合、再度、お問い合わせください。
2.問い合わせ先
tsubuku@ic.daito.ac.jp 経済学会編集委員学生懸賞論文担当主任 津布久 将史
3.その他
・編集委員会の判断により、入賞者の所属・氏名を公表することがあります。
・応募にかかわる個人情報は本コンテスト以外の目的では使用しません。
以上
研究ノート部門
内容
この部門は受講している講義・演習や読書から得たヒントやアイデアをもとに、自ら実験やフィールドワーク、アンケートをおこなった調査結果などを整理したもの、またデータ(国の統計資料など)の二次的利用による独創的な解析・考察、特定のテーマに関する文献レビュー、経済や経済学に関連した書籍(教科書を除く)を読みそれをまとめたうえでオリジナルな見解や考察を加えたものなどを募集対象とします。経済や経済学に関連したものに限られますが、「論文」としてまとまっていなくても構いません。個人またはグループでの自発的な取組みを是非、発表して下さい。
応募規定
・応募資格者は、大東文化大学経済学部に在籍する全ての学生です。
・未発表かつ日本語で書かれたものに限ります。
・応募資格者の共著(2人以上の執筆)も認めます。共著の場合は、各執筆者の論文に対する貢献部分(担当)を別紙に記して提出して下さい(可能な範囲で構いません)。
・文字数は2,000字以上4,000字以内とします。
・二重投稿(同じものを他の論文コンテスト等に重複して応募すること)は禁止します。
・経済学演習成果発表会での発表テーマと同一の論文も受け付けます。ただし、前年度までの成果発表会において発表した内容を論文にして提出する場合は、審査員から受けたコメントやアドバイスをもとに改善・応用・発展された内容のものに限ります。その場合、成果発表会での発表内容と論文の違いを別紙に記して提出して下さい。
研究ノートの体裁
規定の投稿用フォーマットを使用してください。
1.表紙にタイトルと執筆者全員の学科・学年・所属-所属ゼミ(○○ゼミ)/基礎演習クラスの担当教員名(基礎演習○○先生クラス)/所属なし・学籍番号・氏名を必ず明記してください。
2.本文の冒頭に目次を付けてください。また本文には必ずページ数を打ってください。
3.データ図表は本文中に入れてください。ただし、字数には換算しません。
4.書籍や新聞等の文献から引用及び発想を転用した場合は、それらを明記してください(表記方法については別紙参照)。また、ホームページ上の資料を利用した場合は、URLとアクセスした日付を明記し、プリントアウトした資料を添付してください。
5.タイトルの後に総文字数を入れてください(タイトル・目次・文献リストは除く)。
エッセイ部門
内容
この部門では皆さんが大学生としての生活で得たさまざまな経験をもとに書かれた自由な「文章」を募集します(形式は問いません)。例えば、留学、ボランティア、資格試験、各種委員会(オープンキャンパスなど)、部活など、さまざまな経験から得られた皆さんの「大切なもの」を文章の形にして残してみましょう。一昨年・昨年の優秀賞作品を参考にしてください(紙媒体のものは板橋校舎2号館5階エレベーターホールの前にあります。1年生はフレッシュマン・セミナーで配布された水色の冊子です)。
応募規定
・応募資格者は大東文化大学経済学部に在籍する全ての学生です。
・未発表かつ日本語で書かれたものに限ります。
・単著(執筆者は1人)に限ります。
・ワープロソフトで入力のうえ、文字数は1,500字以上とします。
エッセイの体裁
規定の投稿用フォーマットを使用してください。
1.表紙にタイトルと執筆者の学科・学年・所属-所属ゼミ(○○ゼミ)/基礎演習クラスの担当教員名(基礎演習○○先生クラス)/所属なし・学籍番号・氏名を必ず明記してください。
2.本文には必ずページ数を打ってください。
3.データ図表は本文中に入れてください。ただし、字数には換算しません。
4.タイトルの後に総文字数を入れてください(タイトルは除く)。
提出方法・結果発表等について(研究ノート部門・エッセイ部門共通)
・応募締切日
*研究ノート部門ならびにエッセイ部門
2018年11月6日(火)17時
*博物館小論文部門
別紙にて定める。
・掲載可否
一定の水準にあると認められた「研究ノート」、「エッセイ」はそれぞれ『学生懸賞論文集』に掲載されます。『学生懸賞論文集』への掲載可否は編集委員会で審議・決定します。
・賞金
*研究ノート部門ならびにエッセイ部門
掲載された場合には奨励賞(賞金3千円)、特に優秀と認められたもの(1件)には優秀賞(賞金1万円)が与えられます。また、入賞者以外で、応募規定を満たし、編集委員会が一定の水準を満たしたと認めたもの全てに参加賞が与えられます。
*博物館小論文部門
別紙にて定める。
応募先・問い合わせ先・その他
1.応募先
*研究ノート部門ならびにエッセイ部門
tsubuku@ic.daito.ac.jp 経済学会編集委員学生懸賞論文担当主任 津布久 将史
・Wordファイルで提出してください。
・メールの件名を応募部門に応じて、「2018 研究ノート部門応募」、「2018 エッセイ部門応募」としてください。
・メール本文に、「学科」、「学年」、「所属-所属ゼミ(○○ゼミ)/基礎演習クラスの担当教員名(基礎演習○○先生クラス)/所属なし」、「学籍番号」、「氏名」を記入してください(共著の場合は代表者を筆頭にし、全員の分を記入してください)。
注:応募者には、受領確認の返信を行います。万一、応募から2~3日経過しても返信がない場合、再度、お問い合わせください。
*博物館小論文部門
別紙にて定める。
2.問い合わせ先
*研究ノート部門ならびにエッセイ部門
tsubuku@ic.daito.ac.jp 経済学会編集委員学生懸賞論文担当主任 津布久 将史
博物館小論文部門は別紙にて定める。
3.その他
・編集委員会の判断により、入賞者の所属・氏名を公表することがあります。
・応募にかかわる個人情報は本コンテスト以外の目的では使用しません。
以上