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2018年度外務省「外交講座」(テーマ:広報文化外交)が実施されました

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 2018年度外務省「外交講座」(経済学部主催)が10月18日(木)、板橋校舎でおこなわれ、小金修氏(外務省大臣官房広報文化外交戦略課主査)が「広報文化外交」と題して講演されました。

 伝統的におこなわれてきた政府間の外交ではなく、広報・文化・人的交流など通じて、外国の国民や世論に直接働きかける外交活動を意味する「パブリック・ディプロマシー(PD)」について、アメリカ・イギリス・中国・韓国と日本のPDの歴史・内容・方針を比較しながら、国際社会で持つ重要性や今後、展開される日本の広報文化外交の政策について、ご解説頂きました。また、軍事力や経済力によって他国をその意思に反して動かす力=「ハード・パワー」と、その国が持つ価値観や文化の魅力で相手を魅了することによって自分の望む方向に動かす力=「ソフト・パワー」の違いについて、日本の現状についてご説明頂きました。さらに、最近では在外公館がSNSを発信する機会が増加しており、日本語・英語以外にも、現地スタッフと協力し、現地の言語で発信することを心掛けていることも紹介されていました。

 質疑応答では、小金氏はご自身が外交に関心を持つようになったきっかけや、過去の経験の中で、特に外国の要人の訪日のスケジュール管理等についてすべて任された業務に「やりがい」を感じたことを話されていました。