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第2回教員養成コロキアムの英語部会

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第2部の英語部会会場
11月25日(土)東松山キャンパスにて、第2回教員養成コロキアムが開催されました。東松山教育委員会教育長中村幸一先生による講演など全体会の後、各教科の分科会で「本学卒業生・現役生によるリレートーク」が行われ、英語学科からも教職志望の学生が多数参加しました。
 
分科会では、英米文学科4年の佐久間千尋さんが、教職を志したきっかけは魅力的な教師との出会いだったこと、大学入学直後から継続的に英語力を向上させる意識が重要であること、小中学校での学習支援ボランティアなどを通じて実際の生徒たちと学校の中で触れ合い、教えることの難しさや楽しさの自己認識を高め、自分の教職に対する適性を考えることの大切さを指摘してくれました。
 
続いて、英語学科4年の石井姫羽さんは、大学での授業を通じて、英語を教えることへの興味関心が高まっていったこと、介護体験などを通じて、人とかかわる仕事に魅力を感じたこと、在学中には教職セミナーや、外国語学会英語部会が開催している外部講師による英会話サークル、教職課程センターを利用して英語力向上や教職採用試験の準備を進めてきたことを紹介し、同じ志を持つ仲間を作ることが大切だと強調していました。実習に向けて不安を持っている3年生には、自らの体験を振り返り、実り多い実習にするためには、失敗を恐れずに、わからないことは積極的に質問していく姿勢が重要であることが伝えられました。
 
今年度から深谷市立岡部中学校で英語教諭として勤務している英語学科卒業生(2017年度卒)の島田颯人さんは、現職教員の立場から教職を志す後輩たちにアドバイスしてくれました。大学生活を振り返り、授業やゼミ、グローバルキャンプのボランティアや留学など、あらゆる機会を捉えて英語力の向上や教職に関する理解を深めることはもちろんのこと、仲間を多く作り、ともに学生生活を楽しみ、コミュニケーション力を高めることが大切だと力説していました。教員としての多忙な一日を克明に紹介してくれ、現場に入るまでに、授業や教職課程センターを活用して、教育現場の諸問題について考えておくことも必要であると振り返っていました。
 
司会の靜教授からは、現職教員として活躍している卒業生たちから届けられた学生諸君に向けたエールが紹介され、教職課程の単位修得や採用試験に向けての不安を抱える学生たちは大いに勇気づけられていました。