Professor

教員紹介

福盛貴弘

研究領域:実験音声学・言語学

プロフィール
 大阪生まれの大阪育ち、関目で20年過ごしました。根っからのTVっ子で影響されやすい。「男女7人夏物語」「男女7人秋物語」で、主役の明石家さんまが演じた今井良介が旅行代理店勤務という設定だったので、添乗員をやった時期もありました。バラエティとドラマで見たい番組はビデオにとって、休みの日にかためて見ます。長年のさんまファン。あとは、気のあう人と酒を飲みながら歓談すること。ただし、お酒はたしなむ程度。ついでながら愛煙家。歓談できる人を待っています。多少、口は悪いかもしれませんが、ご海容ください。

大阪府立市岡高等学校卒業 ※高校野球で3本線が話題になった高校
岡山大学文学部文学科(言語学履修コース)卒業
筑波大学大学院文芸・言語研究科修了
博士(言語学) 2003年3月、筑波大学
学位論文「トルコ語の母音調和に関する実験音声学的研究」(博甲第3031号)

専門分野
 専門はトルコ語を中心としたアルタイ諸語の音声分析。声紋分析で知られる音響解析以外に、呼気流量計測・脳波解析など多角面的に音声の実体を捉えようとつとめています。日本語も分析しますが、人があまり手をつけていない言語の分析に喜びを感じます。先行研究が稀少なので、開拓精神は旺盛なつもりです。実験音声学という分野も、様々な解釈がありますが、私はJean-Pierre Rousselot以来の伝統ある事象探索型のボトムアップによる研究方法で進めています。また、器材を使うので一見理系的ですが、あくまで人文科学としての音声学を基盤としています。

主な業績
・福盛貴弘(2001)「モーラと実験音声学 (第4章)」城生佰太郎編『コンピュータ音声学』日本語教育学シリーズ3:151-205. おうふう。分担執筆。

・福盛貴弘(2004)『トルコ語の母音調和に関する実験音声学的研究』勉誠出版。単著。

・福盛貴弘(2006)「「ガ格」「ヲ格」における統語および意味的逸脱に対する実験言語学研究 ― ERPにおけるN400・P600を指標として」矢澤真人・橋本修編『現代日本語文法 理論と現象のインタラクション』ひつじ書房。分担執筆。