Asia education

「第38回日本スリーデーマーチ」で、国際関係学部の学生が大活躍!(11月1・2・3日)

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 11月1日から3日にかけて、東松山市を会場に「第38回日本スリーデーマーチ」が開催されました。本年度より、大東文化大学が協賛団体になったことにともない、国際関係学部では、日本スリーデーマーチのボランティアを学部推奨ボランティア(DACIX対象)に認定し、10月6日と8日には、ボランティア説明会も行ないました。
 地域研究学会の研究班をはじめ多くの学生が参加してくれました。前日のウェルカムパーティも含め、4日間にわたる学生の活躍をレポートします。

ウェルカムパーティ

 大会前日の31日、午後5時から、外国人ウォーカーの歓迎パーティが市内のホテル紫雲閣を会場に開催されました。さすがは世界第2位の規模を誇るウォーキング大会です(第1位はオランダ・ ナイメーヘンのフォーデーズマーチ)。「日本スリーデーマーチ」には、韓国、台湾、中国などのアジア諸国のみならず、フォーデーズマーチの開催国オランダをはじめ、ロシア、フィンランド、アメリカ、イギリスなど欧米の国や地域からも数百名のウォーカーが参加しています。

 歓迎パーティでは、国際関係学部の村山彩夏さんが英語の通訳を、金肖延さんが韓国語と中国語の通訳を務めたほか、地域研究学会「フェアトレード研究班」からも尾白拓也さんと、中村泰博さんが参加しました。 

 森田市長や中村実行委員長他の挨拶や外国人参加者のスピーチを、村山さんと金さんは、英語、韓国語、中国語、日本語へと淀みなく通訳していきます。和服姿で臨んだ村山さん。きれいな発音と流暢な英語で欧米人ウォーカーの注目の的でした。中国語にも堪能な金さんは、韓国人ばかりでなく、台湾人ウォーカーの元気な笑いの輪の中心にいました。尾白さんや中村さんも、ロシア人の通訳やオランダ人ウォーカー、東秩父村の村長さんなどと、積極的に交流している姿が印象的でした。

1日目

 午前6時30分、フェアトレード研究班、民族資料研究班をはじめとするボランティアの学生たちが中央会場に集合しました。水色のスタッフキャップをかぶり、プラカードをもって50キロコースから5キロコースまで時間差で出発するウォーカーを誘導し、「いってらっしゃい!」という元気な声がけでスタートを盛り上げていました。

 中央会場のステージでは、DHK(大東放送協会)の高橋彩夏さん(中国学科4年)が、奥野清歩さんとの息の合ったトークで、ウォーカーを激励していました。村山彩夏さんは、ここでも通訳を務めました。

フェアトレード研究班

フェアトレード研究班

 フェアトレード研究班。大会公式グッズ販売所の隣のテントで、フェアトレード商品の販売を行いました。「めちゃくちゃかわいいんです!」(渡部代表)というベトナム製のペンケースや、カンボジア製のミサンガなどがウォーカーの目を惹いていたようです。

民族資料研究班

 午後2時30分、中央会場も歩き終えたウォーカーでにわかに賑わってきました。ステージでは、民族資料研究班の「農楽」が実演されました。民族資料研究班は、顧問の飯國有佳子先生の指導の下、稲村悠典さんと五十嵐沙弥さんを中心に、この日のために、授業やアルバイトの合間を縫ってきびしい練習を重ねてきました。その甲斐あって、完歩した大勢のウォーカーの疲れを吹き飛ばすような、堂々とした躍動感のある「農楽」を演じきることができました。終了後には、実技指導をしてくださった民族音樂院の先生から「今までで一番よかった!」とお褒めの言葉も。来年は、ウェルカムパーティや最終日のパレードでも、さらに進化した「農楽」を見ることができるかもしれませんね。

2日目

 秋晴れの初日とはうってかわって、朝から大雨でした。しかし、村山彩夏さんは、7時の出発式で通訳を務め、その後も夕刻まで、完歩したウォーカーの出迎えやドリンクを配布する作業を続けていました。

 国際関係学科1年の星航さん。所属するローバースカウト部の一員として、大東文化大学も復興を応援する「東松島の生牡蠣」テントで焼きや販売のボランティアをしていました。

3日目

 最終日を飾るにふさわしい晴天に恵まれました。フェアトレード研究班は、早朝より、雨に祟られた二日目を取り戻すべく、代表の渡部史也さんを中心に積極的な売り込みを展開していました。もちろん、村山彩夏さんも、通訳と会場内ボランティアです。4日間連続で頑張りました。
 牡蠣を食べた星航さんは、ローバースカウト部の仲間とともに、ウォーカーとして50キロコースに挑みました。7時間30分で完歩! 星さんは、11月14日から15日にかけて、都内で開催される「100キロハイク」に出場することになっているそうです。健闘を祈りましょう。

 「第38回日本スリデーデーマーチ」の4日間にわたって、国際関係学部のたくさんの学生が、ボランティアとして大活躍してくれました。来年度の39回大会では、ボランティアだけでなく、ウォーカーとして秋晴れの比企丘陵を歩いてもらいたいとも思います。
 夢はさらにたくましく広がります。中央会場でひときわ賑わう「Asia Mix」。「農楽」を先頭に、さまざまな民族衣装の学生ウォーカーが繰りだす最終日のパレード。オランダや韓国の学生たちが共同で運営する「国際ウォーキング大会」等々。
地元東松山市で毎年開催される、世界第二位の規模をもつ「日本スリーデーマーチ」。そこには、国際関係学部の学生を「もっとアジアへ、そして世界へ」といざなういくつもの「扉」が潜んでいるような気がします。

 最後に、国際関係学部の学生にさまざまな活躍の場をご提供いただいた、東松山市役所地域生活部の新井弘部長と今村浩之次長、文化スポーツ課の加藤充課長に、記して深く感謝の意を表します。