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「ALを加速する学生リーダー育成プログラム」に国際関係学部からも14名の学生が参加しました。

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 9月13日と14日の二日間にわたって、東松山校舎において「AL(アクティブ・ラーニング)を加速する学生リーダー育成プログラム」が実施されました。国際関係学部からも、チュートリアルや言語文化講座クラスから推薦された14名の学生が参加しました。

 国際関係学部からの参加者の中には「問題解決入門」でPBLやチームワークを体験している学生も数名いました。しかし「学生リーダー育成」となると「どんなことをさせられるのだろうか」と、少々不安げな表情を見せている学生もちらほら。

 クラス内で、6名~7名のチームが編成され(株)ラーニングバリューのファシリテーターとともに、「あなたの学習スタイル」「記者会見」「総当りインタビュー」「私の価値観」「私のライフポジション」「私を活かすコミュニケーション」「バスは待ってくれない」「イメージ交換」「私の得たこと、学んだこと」等、さまざまなワークを実践しました。

 二日目の午後の「イメージ交換」では、「プレゼントカード」を交換する場面がありました。同じチームで活動したメンバー全員に、それぞれの強みや持ち味や弱みを素直に伝えることが目的です。プログラムのクライマックス。感動の瞬間は、新しい自己発見のチャンスでもあります。

 「イメージ交換」の後は、チームごとの成果と感想の発表です。「このプログラムに立候補したことを後悔したこともあったけれど、来て本当によかった」という感想が圧倒的でした。「思っていたよりずっと楽しく、充実した二日間でした」「参加を薦めてくれた先生に感謝したい」「次回があればぜひ参加したい」「また参加したい!!」「もっと他の人にもこのプログラムに参加してほしい」。「このようなプログラムを企画してくださってありがとうございました」という嬉しい声も。

二日間のプログラムを終えた学生の感想

◆「学生リーダー育成」という言葉から「堅苦しいもの」を想像していたが、わかりやすく楽しいプログラムだった。大学に入り、自己主張をせず他人に合わせてばかりいたが、今後は流されずに自分の意見をきちんと主張したいと思った。

 

◆学部もコミュニティも違う人と交流できて参加してよかったと思う。

 

◆協調性という言葉の意味をさらに深く知れた気がする。初対面との人との会話が、自分の新しい面を発見することにつながった。

 

◆これからは知らない人ともどんどん話をすることができるのではないかと思った。

 

◆はじめて知り合った人とどこまで話せるか不安だったが、意外と話せる自分を発見できた。他人の意見を聴き、尊重することの大切さに気づくことができました。

T-GRIPより

 「面倒くさい」「かったるい」「雨も降ってるし休みたい」「7月に手を挙げなけばよかった」等々。長い夏休みを挟んでのプログラム。エントリーしたことを後悔したり、参加を躊躇した学生も少なくなかったのではないでしょうか。もしかすると、推薦をしてくれた先生を恨めしく思った学生もいたかもしれませんね。しかし、14名の学生が、初心に違うことなく、夏休みの怠け心に打ち勝って大学にやって来ました。まずは14名の学生の「克己心」を讃えたいと思います。

 一日目の午前と午後、そして二日目の午前と午後へと、それぞれのチームの議論がどんどん活発になり、学生たちの表情が明るく快活になっていくようすがはっきりと見て取れました。学部学科を超えた交流という点でもたいへん有意義だったようです。

 二日間のプログラムは、意欲的な学生たちの「向上心」に新しい「火」をともしてくれたように感じています。学生たちには、二日間の体験で得た気づきや決心=目標を、単なる思い出に終わらせることなく、これからの授業や課外活動の場で、自覚的に活かしていってもらいたいと思います。