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小尾淳先生が「子ども大学ひがしまつやま」の講師を務めました。

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 11月12日(土曜日)に、東松山キャンパスで開催された「子ども大学 ひがしまつやま」において、本学部の小尾淳氏(国際文化学科非常勤講師)が、講師を務めました。

 「子ども大学」には、東松山市内の小学4年から6年生までの約50名が参加しています。

 講義は50分間で2回行われ、それぞれ約25名前後の児童が参加しました。

 まず 国際関係学部中村久麻里さん(4年)と堀越優美さん(4年)がデモンストレーションとしてプシュパンジャリ(花の奉納舞)を披露しました。お二人は 小尾先生の担当する講義「アジアの身体とパフォーマンス」の昨年度の履修者です。複雑なステップを軽やかに繰り広げるお二人の踊りに、児童らと保護者の方々は熱心に見入っていました。

 

 続いて、小尾先生より南インドの古典舞踊バラタナーティヤムの特徴について簡単な説明があり、ウォーミングアップのあと基本姿勢やステップを練習しました。この踊りでは手足だけではなく目、首、肩も使い、独特の動きを表現していきます。目、首、肩を順々に動かし身体がほぐれてきたら、次は基本姿勢です。これは背筋をまっすぐに保ちながらつま先を外側に開き、腰を落とすものでバレエのプリエと似ているところがあります。この姿勢のまま、アダヴと呼ばれる踊りの「型」となるステップをいくつか練習し、それにハンドジェスチャーを加えていくと、少しずつ「踊り」らしく見えるようになっていきました。

 ステップの次は、ジェスチャーを使った表現方法です。インド舞踊では主にヒンドゥー神話の世界が語られますが、人間だけでなく動物の模倣も多くでてきます。中村さんと堀越さんにはそれぞれある動物をデモンストレーションして頂きました。子どもたちにはどの動物か当ててもらうと、見事にそれぞれ「象」、「ヘビ」と正解を出してくれました。

 インド舞踊のごあいさつで講義は終わりです。子どもたちはその後学生の皆さんと学食でお昼ご飯を食べ、キャンパスツアーを楽しみました。

 初年度(2014年度)に、新納豊教授が「おとなりの国 韓国の『ごはん』について学ぼう」をテーマに「アジア理解教育」の講座を担当し、「今日はみんなが『大東生』」がテーマだった2015年度には「民族資料研究班」が、韓国文化や農楽の実演指導をしています。国際関係学部は「子ども大学ひがしまつやま」に、3年連続で講師を派遣しています。