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国際関係学部の加藤沙耶さんが、世界遺産検定1級に認定されました。「世界遺産講座」開講以来、佐藤大介さんとともに、初の1級認定者となりました。

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 第26回世界遺産検定(2016年12月実施)において、国際関係学部の加藤沙耶さんが、1級に認定されました。国際関係学部は、2015年度よりキャリア特殊講義の科目として「世界遺産講座」を開設していますが、佐藤大介さんとともに、はじめての1級認定となりました。1級の出題範囲は「全世界遺産」。1000件を超える世界遺産に関する知識量が問われます。

 2017年度の世界遺産講座がスタートしています。2017年度の世界遺産講の履修登録者数は、約300名に上っています。開設してわずか3年目ですが、すでに超人気授業の一つとなっているようです。

 

 5月8日、世界遺産検定の最高峰(マイスター)を目指す加藤沙耶さんに、世界遺産検定に向けた勉強方法について聞きました。世界遺産検定を目指す多くの学生たちの参考にしてもらいたいと思います。

 

世界遺産検定にチャンレジするきっかけは?

 1年生の春休みに、ヒンディー語クラスの友人4人とカンボジアにボランティアに行く計画をたてました。そのとき、カンボジアに行くからには世界遺産を見たい、そのためにはきちんとした知識があったほうがいいねという話しになりました。3月に2級と3級を受検しましたが、俄か勉強だったこともあり、2級の合格はなりませんでした。

3級認定後、2級認定を目指したのはなぜですか。

 2年生の5月に、友人とスペインを旅行しました。サグラダファミリアを目の当たりにしたとき、言葉にできない感動を覚えました。8月には現地研修でインドを訪れ、タージマハル等の世界遺産を自分の目で見ることができました。ささやかな世界遺産めぐりを通じて、旅や世界遺産を楽しむにはもっと知識が必要であることにあらためて気づかされました。3ヶ月間の準備を経て、12月検定で、2級に認定されました。

 

1級認定に向けて、どのような準備をしたのですか?

 1級の初受検は3年次の7月検定でしたが、9月に届いた結果は不合格。12月検定まで2ヶ月ほどしかありませんでしたが、猛勉強をして、1級認定に漕ぎ着けました。池袋から高坂まで電車内は、ほとんど世界遺産の勉強に当て、土日は、地元の図書館にこもりました。『世界遺産大事典』という上下二巻合計900頁弱のテキストと格闘する日々でした。また、日曜日には、午後6時からTBSテレビで放映される『世界遺産』を息抜きに視聴し、記憶の助けにしました。

 

世界遺産に関する知識を、将来、どんなことに役立てたいと思いますか?

 旅行業界に就職するわけではないので、仕事に活かすということはあまり考えていません。わたしは旅行が好きです。世界遺産を学ぶのは、自分の旅行をもっと楽しくするためといってもいいかもしれません。世界遺産の知識があれば、これからの人生で何度も出かけることになる旅行がより楽しくなるのではないかと思っています。

 

マイスター受検に向ける意気込みを一言。

 就活の状況にもよりますが、できれば7月にマイスターを受検したいと考えています。山口利光先生の「世界遺産特論」にも参加しています。毎週木曜日の世界遺産特論をペースメーカーに、山口先生のご指導を仰ぎながら、国際関係学部在学中にマイスターに認定されたいと思っています。

 

加藤さん、「国際関係学のマイスター第1号」認定を目指して、がんばってください。