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「東京から被災企業をー続く支援のかたち」。卒業生の平真理さんの活躍が、NHKで放送されました。

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 6月13日、NHK仙台放送局「てれまさむね」の特集「被災企業と支援者の5年」において、国際関係学部卒業生の平真理さんの活躍が紹介されました。「震災から5年以上が過ぎて、被災地に対する記憶の風化が進むなか、被災地の企業を震災直後から支援し続けている人がいます。企業とそれを支える支援者の姿を取材しました」(NHK番組紹介より)。

  気仙沼市で被災した(株)丸光製麺が、販売営業に追われ事務作業の負担が重くなっていたとき、平さんは、社会保険労務士という本業を生かし「給与計算の代行」を提案し、震災直後から今日にいたるまで「息の長い支援」を継続しています。

 番組の終盤、平さんはこう語っています。「正義感だけでは絶対に続かないだろうと思っていたので。いつまでも被災者だから、気の毒だからというスタンスではいられないと思うんですよね。ただで仕事をしないのは、そこがあるんです」。

 「いっしょに会社をやっている仲間のような気持ちです」とは、丸光製麺の熊谷敬子専務の言。平さんの地道な活動は、震災の風化やそれにともなう支援の先細りが心配される中、「離れていても続けられる新しい支援のかたち」として、今後、注目を集めそうな気がします。

 

 「あんまり支援、支援って思ってないんですよね。東京の社員っていう感じで、いっしょに会社をつくっているような気持ちではいるので・・・」。平さんのさりげない物言いに、清々しさを感じました。

 平真理さんには、4月22日から5月13日にかけて「企業と雇用」第1セッション(人を雇うということ)の講師としてご尽力いただきました。