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国際関係学部3年の阿部友里香さんが、IPCノルディックスキー・ワールドカップで3位に入賞し、銅メダルを獲得しました。

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 1月13日、国際パラリンピック委員会(IPC)主催のノルディックスキー・ワールドカップの第2戦(ウクライナ大会)が、フィンランドのヤヴォリヴで開幕しました。国際関係学部の阿部友里香さんは、大会初日のクロスカントリー・ミドル・クラシカルに出場しまました。予定の距離が短縮されるほどの暴風雪の中での過酷なレースでしたが、阿部さんは地元ウクライナ勢の追い上げをかわし、21分19秒3の記録で3位入賞を果たし、見事「銅メダル」を獲得しました。フィンランド大会に続く快挙です。

阿部さんの談話

 本日は悪天候の中でのレースでとても厳しい状況だったが、スタッフの方々が最善を尽くしてくれたおかげで安心してスタートを切ることができた。レース中も我慢する場面が多かったが今までやってきたことを意識して、そしてコースで情報をくれるスタッフの声に耳を傾けて落ち着いて滑ることができた。この状況下で3位を取ることができたのはとても嬉しい。引き続きレースが続くので最後まで気を引き締めて頑張りたい。

 

 二日目以後の活躍が大いに期待されます。学部を挙げて応援しています。

追記

 初日の銅メダルの後も、阿部さんの快進撃は続きました。

 1月16日大会3日目には、男女クロスカントリー・スプリント・フリーが行われ、阿部友里香さんは7位に入賞しました。

 5日目(1月19日)には、バイアスロン・スプリントに出場、21分41秒(ペナルティ0)の記録で5位に入賞しました。阿部さんは「今日は今まで練習してきた射撃の成果を十分に発揮できた。しかし走りのほうで多くの課題が残るレースとなった。明日は最後のレースとなるのでしっかり力を出し切りたい」と語りました。

 6日目(1月20日)には「バイアスロンミドル」。34分59秒6(ペナルティ0)の記録で5位に入賞。阿部さんは「今日のレースでは射撃で一発一発大事に撃つことができた結果、初めて20発満射することができた。春から網走で射撃トレーニングしてきた成果をようやく出すことができた。今の段階で走りのほうではウクライナ勢に歯が立たない状況なので、ドイツの世界選手権にむけてもう一度見直していきたい。応援ありがとうございました」と、早くもドイツ大会への意欲を滲ませていました。

 ウクライナ大会では、銅メダルを含め4種目で入賞を果たしたことになります。すばらしい成果だと思います。阿部さんの快進撃はまだまだ続きそうです。体調管理を万全にして、悔いの残らない挑戦を続けてください。応援しています。

 

≪今後の大会≫

2月11日~19日 IPC 世界選手権 ドイツ/フィンステラウ

3月10日~15日 IPC ワールドカップ第3戦 韓国/ピョンチャン

3月18日~22日 IPC ワールドカップ最終戦 日本/札幌