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国際関係学科国際文化学科

国際関係学部3年の阿部友里香さんが、IPCノルディックスキー・ワールドカップで「金メダル」に輝きました。

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 12月9日、国際パラリンピック委員会(IPC)主催のノルディックスキー・ワールドカップの第1戦(フィンランド大会)が、フィンランドのボッカティで開幕しました。国際関係学部の阿部友里香さんは、大会初日のクロスカントリー(スプリント・クラシカル)に出場し、見事に優勝を果たし「金メダル」を獲得しました。

 アルペンが「滑る」競技なら、クロスカントリーは「走る」競技。阿部さんが優勝に輝いたのはスプリントという短距離1.2kmの種目。陸上競技でいえば、100m競技に相当し、極度の集中力がもとめられる種目です。ロシアや北欧の強豪勢に対して、日本が得意とする種目です。

 スプリント・クラシカル競技は「ノックアウト方式」。予選上位12名が準決勝へ進出、2組に分かれて決勝進出を競います。各組上位3人が決勝に進み、決勝は6名の選手で競うことになります。

 5月には『Tarzan(ターザン)』695号(マガジンハウス社)には「体幹トレと走り込みが、バイアスロンにも生きる。平昌を目指す阿部友里香」という見出しが躍りました。「体幹トーニング」の弛まぬ努力は、着実に実を結んでいるようです。

阿部友里香さんの談話

 今シーズン重点を置いているクラシカル・スプリントで1番を取れたことは自分自身ビックリしていますし素直に嬉しいです。オフシーズンに取り組んできたことを出し切れたレースでした。予選から決勝まで滑る板を作ってくれたワックスマン、コース内で応援してくれたスタッフのみなさんのおかげです。日本の皆さんの応援ありがとうございます。明日からのレースも頑張ります。

 

阿部さんファイト!

 ワールドカップは、はじまったばかりです。第2戦はウクライナ、第3戦は韓国のピョンチャンで、そして最終戦は札幌で開催されることになっています。今後も、メダルへの期待は募るばかりです。

 学部をあげて精一杯の応援をしたいと思います。阿部さん、ファイト!

 

今シーズンのスケジュール

2016年

 

12月9日~16日 IPCワールドカップ第1戦 フィンランド/ボッカティ

2017年

 

1月8日 第19回全日本障害者クロスカントリースキー競技大会 北海道/旭川市
1月13日~20日 IPC ワールドカップ第2戦 ウクライナ/ウェスタン・センター
2月11日~19日 IPC 世界選手権 ドイツ/フィンステラウ
3月10日~15日 IPC ワールドカップ第3戦 韓国/ピョンチャン
3月18日~22日 IPC ワールドカップ最終戦 日本/札幌

3月27日~4月1日 INAS 知的障害者スキー世界選手権大会 フランス

 

※本記事は、NPO法人日本障害者スキー連盟のプレスリリース(2016年12月9日)情報をもとに作成しました。