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国際関係学科国際文化学科

国際関係学部の第二回FD研修会が行なわれました。

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 2月24日(金)13時より、東松山キャンパス60周年記念図書館二階の「ラーニング・コモンズ」において、国際関係学部の第2回FD(Faculty Development)研修会が開催されました。11月実施の第1回「初年次PBLの可能性」(理論編)に続く、PBL型授業の実践セミナーです。

 テーマは「アクティブラーニングの展開―教職協働の試み―」。講師は、今年度、国際関係学部においてPBL型の「問題解決学入門」と「問題解決学Ⅰ」を担当された細田咲江先生です。冒頭、埼玉県の助成事業の目的と概要が、ベネッセi-キャリアの末吉謙太郎氏より説明されました。

 

 「学生の『主体性』をいかにはぐくむか」というGDの後には、学生の主体性を喚起するためにPBL(課題解決型学習)が有効であることが、『Project Support Notebook』や授業の実例等を駆使しなら具体的に説明されました。

 学生の修学態度に見られる特徴や、躓きがちなポイント等をふまえたPBL実践のノウハウについてご教示いただきました。「ファシリテーターに徹すること」。自主的な思考を引き出すために、学生に「なぜ?」を繰り返す。説明やアドバイスは「ぐっと我慢する」。GW過程における「適切な声掛け」は、学生の自主的な行動を促すような声掛けであることが肝要。随時、振り返りの機会をもつこと等々。

まとめ

 「大学生のための県内企業魅力発見事業」のコーディネーターであり、本研修を参観された末吉謙太郎氏からは、次のようなコメントを頂戴しました。

◆先生や職員の方々に、明るい印象の方が多く、場がとても活気に満ちていた。

◆アクティブラーニング・PBLに前向きな方が多く、積極的にワークに参加をいただいた。

◆学生のことを真剣に考えている教職員の方が多く、研修後の雑談でも「学生のために何ができるか」を発言されている方が多かった。

 

 第2回FD研修会には、国際関係学部の教職員の他、スポーツ健康科学部、外国語学部、板橋及び東松山図書館、地域連携センター、学務部学務課、東松山キャリア支援課、東松山教務事務室等、学内の多くの部局から、30名ほどの教職員の方々にご参加いただきました。このことは、2016年度における教職協働の特筆すべき成果といえるのではないでしょうか。今回の研修会をきっかけに、PBL型授業の実践者が増えると同時に「教職協働によるアクティブラーニング」環境が発展していくことを期待したいと思います。

 

 本研修会は、埼玉県「大学生のための県内企業魅力発見事業」として実施されました。

 研修企画を担当されたベネッセi-キャリアの末吉謙太郎氏、黒田紀夫氏、五反田麗氏、そして学生ばかりか教職員にもPBLの魅力をわかりやすく語っていただいた細田咲江先生に、あらためてお礼を申し上げる次第です。

 PBLの研修にふさわしい「ラーニング・コモンズ」の使用を快諾された東松山60周年記念図書館と、必要な機材をご提供いただいた東松山教務事務室に記して感謝申し上げます。