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国際関係学部からのお知らせ

2008年10月28日

2008年度現地研修報告―韓国

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北京オリンピックでは、競泳、アーチェリー、重量挙げ、柔道、テコンドーなどの種目で韓国人選手の活躍が目立ちました。連日のオリンピック放送でにぎわうなか、8月2日から22日までの3週間にわたり、本年度の韓国現地研修が行われました。参加した学生は、男子学生9名、女子学生11名、計20名でした。

毎年、この時期には多くの学生が韓国語を学びに高麗大学韓国語文化教育センターに留学します。学生寮も教室も学食も、多くの留学生でいつもにぎやかでした。我々、大東文化大学国際関係学部学生の韓国語授業は、8月4日(月)の入学式から8月21日(木)の修了式までです。入学式当日、これから三週間の韓国での生活について行けるのか・・・。期待よりも不安の方がきっと大きかったのでしょう。式場の後方から見ていて、どの学生も緊張で硬くなっていました。


韓国語授業は午前4時間と午後2時間の一日6時間。さらに、文化実習が続きます。体調を崩す暇もないほどの強行スケジュールです!韓国語授業は2クラスに分かれ、「読み」「書き」「聴き取り」ごとに担当される先生が異なります。2年生の夏休みに参加する現地研修ですから、学生は入学してから1年半、コリア語の授業を受けているのです。高麗大の先生方曰く、「こんな難しい文法を知っているのに、どうして簡単な日常会話が弱いのでしょう・・・。この3週間、〔実際に使うための韓国語〕の習得にポイントをおいて学習していきましょう!」。韓国語授業は、ゲームを取り入れながら、明るくにぎやかな授業が多く、そのうち、自然に韓国語が口から出るようになりました。どの学生も、目を見張るほど、自信たっぷりに、覚えたての韓国語をどこでもかまわず口にできるようになっていきました。

文化実習は韓紙工芸やサムルノリなど、こちらも盛りだくさんのスケジュールでした。韓紙工芸では、韓紙を用いて小物入れを制作しました。手先の器用不器用はこのさい関係なく、いずれも愛着ある作品に仕上がっていました。サムルノリも、とても熱心な先生のご指導のもと、ケンガリやチャングをたたく撥にも熱が入ります。はじめは協調を欠いていたリズムも、次第に融合、一体感が生まれていきました。郊外にある民俗村に見学に行った際には、伝統的な家屋や、農楽を楽しみました。教室の中で体験したサムルノリが、祭りの場ではどのように演じられているのか、目を凝らし、耳を澄まして体験しました。

第3週目に、3泊4日で慶州の史蹟見学旅行を行いました。新羅の都であった慶州には、いたる所に古墳などの史蹟や石仏・磨崖仏などの仏教遺跡で溢れています。国立慶州博物館、仏国寺、石窟庵、半月城、雁鴨池、贍星台、天馬塚、金?信将軍墓などはもちろん、南山の仏蹟も訪れました。塔谷は序の口です。七仏庵や神仙庵の磨崖仏まで、半日かけた登山でした。松林の山道を進み、渓流を渡り、花崗岩の岩を登り、汗をかき・・・。そのような思いをしてようやくたどり着いた石仏に、何を思い掌を合わせていたのでしょうか。信心深い気持ちが届いたのか、大雨の天気予報はみごと覆りました。

慶州からソウルの高麗大学に戻ると、あとは最後の授業と修了式のみです。修了式では、修了証書の授与、優秀賞の発表、韓国語でのスピーチ、歌の発表が行われました。学生達が、今回の研修から多くを学んだことはいうにおよびません。韓国語力だけではなく、慣れない異国で生活するための自己管理能力、学生寮で過ごすための社会性・協調性なども含まれるでしょう。今回目にすることができたのは韓国や韓国に暮らす人々のほんの一面にしか過ぎないでしょう。これから先は自ら熱意を持って、より奥へと扉を開きながら進んで行ってくれるはずです。

一日中韓国語で読み・話し、韓国語を聴き取り、そして韓国語で考え、韓国料理を思いっきり食べて、飲んで(私だけ?)、笑いも涙もあった3週間でした。8月22日(金)、ソウルを離れる日、冷たい雨が激しく降る寒い朝でした。滞在中はとにかく蒸し暑かったのですが、やはり、韓国は日本より一足さきに秋を迎えるのです。


(国際文化学科講師 水野さや)

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