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歴史文化学科

2018年6月15日(金)に歴史文化学会の春季大会が大東文化大学東松山校舎の642教室にて開催されました。

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2018年6月15日(金)に歴史文化学会の春季大会が大東文化大学東松山校舎の642教室にて開催されました。

   歴史文化学科開設後、初めての学会開催となった今回の春季大会では、第一部では講談師・神田山吹師匠による「『大漢和辞典』誕生物語」が上演されました。第二部では大東文化大学名誉教授・日本古代史研究の小林敏男先生にご講演を頂きました。

   第一部では、歴史文化学科主任である宮瀧交二教授原作の「『大漢和辞典』誕生物語」の6年ぶりの本学再演となりました。本作品は、平成24(2012)11月に行われた大東文化大学文学部特別講義(於 大東文化大学東松山キャンパス・60周年記念講堂)で初演された宮瀧教授書き下ろしの作品です。苦労を重ねた末に昭和35年に完成した全13巻の『大漢和辞典』が編纂されるまでの大正から昭和にかけての前人未到の道のりが活写されています。大東文化大学の前身・大東文化学院の先生であった諸橋轍次先生、大漢和辞書編纂の監修を諸橋先生に依頼した出版社「大修館書店」社長・鈴木一平、そして辞書編纂に若い力を注いだ大東文化学院の精鋭たちの不屈の取り組みの歴史を講談師の迫力ある語りを通して学びました。

 第二部では、小林敏男先生による「歴史文化学科の創設と大東文化大学」と題してのご講演を拝聴しました。小林先生は、3年前まで本校の専任教員として教鞭をとっておられたため、本年の歴史文化学科の創設に至るまでの1991年の第一ステージから第四ステージまでの過程について、その経緯や各段階での関係者の思いについて詳しくお話ししていただきました。 歴史文化学科の1期生となった学生からは、学科創設までの苦労について知り、「新しい学科の学生として勉強に励みたい」、「入学できて良かったと思える講演でした」といった感想が寄せられました。
 ご講演終演後には、質疑応答が交わされた後、歴史文化学会の発足と初の大会開催を記念し、ご講演者を囲み、参加者全員で写真撮影を行いました。