シンポジウム開催のお知らせ
テーマ
「環境創造学とは何か―私はこう考える」
日時
2008年12月13日(土)午後2時~5時
会場
大東文化大学板橋校舎多目的ホール
プログラム
1.開会の辞
土井幸平(環境創造学部長)
2.コーディネーターによる解題
高山洋一(環境創造学部教授)
■報告の部
報告1:篠原章(環境創造学部教授)
報告2:内田裕士(環境創造学部4年生)
報告3:山口由二(環境創造学部准教授)
補足発言:柳田玲子(本学部第一回卒業生)
報告4:鈴木健一(環境創造学部2年生)
■パネルの部
報告者を囲むパネルディスカッション
■コーディネーター総括:高山洋一
3.閉会の辞
山本孝則(環境創造フォーラム運営委員会委員長・環境創造学部教授)
開催趣旨
私達は、「環境創造フォーラム」の創設大会(2000年10月27日)において「新人間環境宣言」を広く関係方面に発信し、その第4-5項で「環境創造学」を次のように位置づけました。
(1)地球環境問題とは、自然の再生産力を破壊した人間社会(社会経済システム)の問題である。
(2)現代の社会経済システムは、かつては別々なものと見なされてきた社会の問題と自然の問題とを、「人間環境」という一つの問題にした。
(3)現代社会のあらゆる問題を探る知のベースは、「人間環境」である。
(4)「人間環境」という確かな知のベースの上で、社会科学は環境創造学として再構築されなければならない。
(5)環境創造学が目指す「持続可能な循環型社会」とは、モノとしての地球資源、カネの流れとしての経済及び、人々の心の触れ合いという三つのモメントが応答的に循環する社会である(山本孝則『新人間環境宣言』丸善、2001年)。
以来9年の歳月が流れました。この間、環境創造学部はエコキャンパス、環創堂、そして現代GP(高島平再生プロジェクト)と、活動のウィングを伸ばして来ました。しかし、学部の根幹となる学問、即ち「環境創造学」を深める作業は、一部教員による努力に止まり、学部全体として取り組むというものではありませんでした。
本年はこうした反省にたち、遅まきながら学部の根幹をなすべき「環境創造学」について自由闊達な議論を展開したいと思います。教員諸氏、学生諸君、関係各位の積極的なご参加をお願いいたします。
2008年11月20日
環境創造フォーラム運営委員会委員長 山本孝則