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実験動物慰霊式行われる-東松山キャンパス

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勝又学部長による慰霊の辞

10月10日に東松山キャンパス10号館4階テラスにおいて、動物慰霊式が執り行われた。この動物慰霊式は、研究・教育に貢献してきた実験動物に対する供養と感謝の念をささげるものであり、スポーツ・健康科学部およびスポーツ・健康科学研究科では、2012年より行われてきた。今年度からは、動物実験委員会が、全学的な委員会として位置づけられたことから、大学主催の動物慰霊式として執り行われた。

 

はじめに、勝又宏スポーツ・健康科学部長(スポーツ科学科教授)より、「人類がQOLを向上させるため、健康科学分野の発展になくてはならないものであり、この機会に実験動物の御霊に心からの感謝の意を表するとともにご冥福を申し上げる」と慰霊の辞が読み上げられた。

 

今回の動物慰霊式に当たって、動物実験委員会では、慰霊碑の製作を、河内利治文学部長(書道学科教授)に依頼した。河内利治文学部教授は、「文学部では、『心』を大切にすることを学ぶ。一方、スポーツ・健康科学部では、その『心』が人間的に機能しているかを学ぶものである。学生諸君が『心』を大切にし、動物実験の御霊に対する感謝の心を忘れないように願う」と挨拶した。

 

続いて、大城聰動物実験施設長(健康科学科教授)より、「動物実験は、ヒトの今日の医療と健康にとってなくてはならないものであり、動物実験を実施する場合の動物への苦痛を軽減するとともに、必要以上に動物を使用しないという原則(3R)を遵守することが重要である。本学における教育研究の進歩のために犠牲となった多数の動物の御霊に対し、心より感謝の念を捧げる」との弔辞が述べられた。

 

その後、参加者全員で黙祷をささげ、実験動物に感謝の意を表するとともに、教員・学生代表が献花により冥福を祈った。

 

最後に、宮城修スポーツ・科学研究科委員長(スポーツ科学科教授)より、「本学の教育研究の目的達成のために犠牲になられた動物の御霊に思いを致し、感謝の気持ちをささげる」との挨拶があり、閉会となった。