「地域の皆様の生涯教育のために」 大東文化大学 学長 門脇廣文

 今年は、大東文化大学創立95周年に当たります。いよいよ100周年に向けてのカウントダウンが始まりますが、少子化が加速していくこれからの社会にあって、本学が最も重視しているのは本学の原点に立ち返って教育の「質」の向上です。

 教育改革をさらに推し進め、学生が主体となって学内外のさまざまな場面で生き生きと躍動する学びと成長の場としての大学を創っていくこと、全ての学生を、「伝統」と「創造」の両翼で世界に飛翔する社会人に育てていくこと、そして幸せな人生を送っていくための社会人基礎力を身に付けさせていくこと、これが創立100周年に向けての本学の目標です。また、これこそが教育研究機関としての本学の本来の役割です。

 しかし、現代日本において、大学の果たすべき役割はそれだけではありません。少子化の一方で、日本はますます高齢化していきます。そのような日本社会において大学が果たすべき大きな役割の一つに「地域貢献」がありますが、本学の地域連携センターは、その役割を果たすために設置されたものです。現在、「なかいた環創堂」「地域デザインフォーラム」などの様々な事業を行っています。

 「オープンカレッジ」も、生涯教育を通して地域社会に貢献するために開設されたものです。このオープンカレッジには、「東西文化の融合」という本学の建学精神に基づいて、数多くの講座が設けられています。オープンカレッジに設けられた数々の講座の内容をぜひご覧ください。ワクワクするような講座ばかりだとお思いになりませんか。

 このような講座を通して、本学が、皆さまの生涯に渡る学習のために、また、幸せな人生のために些かでも貢献できれば、それに勝る幸せはありません。

 皆さまの受講を心よりお待ちしております!! 

 

「持続可能な開発目標(SDGs)と大学教育」 大東文化大学 地域連携センター長 中村年春

 2015年9月「国連持続可能な開発サミット」がニューヨークの国連本部で開催され、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」(通称SDGs)が150を超える加盟国首脳の参加のもとで採択され、2016年1月から施行された。SDGsは、貧困や飢餓、エネルギー、気候変動、生物多様性の損失、地域紛争、人権侵害など、地球上のグローバルな課題(17分野の目標と169項目のターゲット)を2030年までに15年をかけて解決していくための行動計画であり、そのスローガン(理念)が「誰一人取り残さない」という遠大な取り組みです。

SDGs目標の17分野は、(1)貧困の解消、(2)飢餓をなくすこと、(3)健康と福祉の増進、(4)質の高い教育の普及、(5)ジェンダーの平等、(6)きれいな水と衛生へのアクセス、(7)持続可能なエネルギーの確保、(8)ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)、(9)インフラと技術革新への投資、(10)格差の是正、(11)持続可能な都市、(12)責任ある生産と消費、(13)気候変動への緊急対応、(14)海洋資源の保全、(15)森林その他生態系の保全、(16)平和と正義の推進、(17)グローバルな連帯の強化であり、その目標を達成するため169項目のターゲットが掲げられました。この先、われわれはこのSDGs目標を達成すべく力を尽くすことになります。

 上掲のSDGs目標(4)「質の高い教育の普及」の内容は、「すべての人々に対して包括的かつ公平な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する」というものです。これから世界のすべての大学にとって、このSDGsが目指す公正で持続可能な社会の形成に向けて、その責任を自覚し、行動し、連帯する市民の育成が重要な教育目標となり、最大の社会的使命となるでしょう。そこには当然、社会人に対する生涯学習の機会の提供が包含されていることは言うに及びません。

大東文化大学および大東文化大学地域連携センターは、大学教育とオープンカレッジ講座を通じてSDGsに掲げられた崇高な理念と目標を達成すべくその役割を果たし、社会に貢献していきたいと考えています。地域連携センターでは、これからも本学の特色を生かしたアカデミックな講座や現代社会の課題の解決に資する専門的な講座など、多彩な講座を積極的に展開していきますのでご期待ください。皆様方のご参加をお待ちしております。

 

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