英語学科 フランス語

フランス語について

◆フランス語というと、芸術や文学・哲学のための言葉というイメージが強いかもしれません。でも実際には、いろいろな分野(ファッション、料理、美容の世界はもちろん、国際協力やスポーツ、科学技術の交流)においても、フランス語を仕事の言葉として活躍する日本人がたくさんいます。誰にとっても国際語が英語かというと、そんなことはないのです。

 国連では、30数カ国の代表が演説にフランス語を使いますが、国連システム内の国際機関(たとえばUNICEF, UNESCO, 国連難民高等弁務官事務所)以外でも、オリンピックなどの国際イベントでは、英語とフランス語の2言語を公用語とすることが多くなっています。

◆主なフランス語使用地域:フランス本土の他、カリブ海やインド洋にある海外県、ニューカレドニアやタヒチ等海外領。カナダ・ケベック州、ヨーロッパでは、スイス、ベルギー、ルクセンブルグ。また、セネガル、カメルーン、コートジボワール、ガボン等、西および中央アフリカではフランス語を公用語とする国が多くなっています。

◆ヨーロッパの新しい枠組みをドイツと共に牽引するフランス。サルトル、フーコー、レヴィ=ストロース、デリダといった現代思想の代表者たちを排出した国です。明治以来、多くの日本人にとって憧れの対象でしたし、高級ブランドやワイン、文化政策に対するこの国の誇りは揺るがないでしょう。

 一方、サッカーのフランス代表チームを見てもわかりますが、フランスは多様な文化・民族アイデンティティにより独特のモザイクを形成する国です。外国人の話すフランス語もとても親しまれています。フランス人はプライド高くフランス語しか話さない、ひょっとしてそんな話を聞いていませんか?実は、フランス人も日本人と同じくらい英語に対して苦手意識があるのです。でも、おしゃべりは大好き。こちらから少しでもフランス語で話してみれば、彼らの印象は驚くほど変わるはずです。

 現在、マンガをはじめとする日本の若者文化がさかんにしかも時差なくフランスに紹介されています。私たちが、フランスの伝統と創造性の共存に憧れるように、日本の中の伝統と創造性の共存に魅力を感じるフランス人がたくさんいます。今後、日本とフランスの間の新しい交流分野が増えてくるでしょう。その時の主役になってください。