王座裁判所の光景。中央の主席裁判官はSir John Willes で、学識と淫行ともに知られる人物。今回展示版画の
「ことの前と後」の男性モデルとされる。その左はのちに大法官となるHenry、居眠りをしているのはBathurst。法律家の怠慢と無能ぶりを批判した作品だが、この絵には副題として「絵画における性格、戯画、誇張という言葉の相違について」とあり、戯画を奇怪な誇張表現と混同する一部の意見は、自然本来に対する攻撃であり、デッサンに優れた画家の腕前の否定であるとして、芸術論を込めて戯画とはどのようなものであるか、見本を示した。