学部長あいさつ

国際関係学部長 松井弘明

国際関係学部長

新入生の皆さん、国際関係学部へのご入学おめでとうございます。長い間の努力が実って大学に入学できたわけですから、皆さんはこのことを誇りに思っていただきたいと思います。さて、皆さんはこれから4年間、この東松山キャンパスで大学生活を送るわけですが、今はどのような気持ちでしょうか。受験勉強からようやく解放され、思い切り楽しくすごしたいと思っているかもしれませんね。それも結構ですが、その中で是非心がけていただきたいことがあります。それは昔からよく言われるように、よき師、よき友を得、よき書物に接するということです。国際関係学部にはさまざまな専門を持った、人間性豊かな先生がたくさんいらっしゃいます。外国での貴重な体験をされた先生も少なくありません。皆さんは積極的に先生方に接し、さまざまなことを吸収してほしいのです。

学生時代に心を打ち明けあうことのできる友人を持つということも大変大事なことです。利害関係のない環境でできた親しい友人は、一生つきあえることが多く、皆さんの人生を豊かにしてくれることでしょう。

また、最近若い人たちは本を読まなくなったということがよく言われます。確かにそうかもしれませんが、それは大変もったいないことです。書物は人類が築いてきた宝の山です。そこには、新鮮な驚きに満ちた、未知の世界が広がっています。受験勉強から解放された今だからこそ、興味のおもむくままに、本の世界で遊んでほしいと思います。

さて、皆さんが生きる時代はどのような時代でしょうか。どうも、楽観的にはなれそうもない時代になりそうです。世界でも例を見ないスピードで進む少子高齢化、地球規模の気候変動、そしてグローバリゼーション。これらのことはわずか数年から10数年の間に起こり始めたことで、だれも経験したことのないことばかりです。このような、過去の経験が役に立たない、困難で不透明な時代に皆さんは生きていかなければなりません。そのためにどうすればよいのでしょうか。それは、自分の頭でものを考える力をつけることです。豊かな発想で問題を発見し、分析し、対応する力をつけておくことが必要です。そのような力をつける上で、大学生活の4年間は大変重要です。なにものにも縛られないこの4年間をどのように過ごすかは皆さんにまかされていますが、その過ごし方は後々の人生に大きな影響を残します。困難な時代に立ち向かってゆく力を一人一人がつけてほしい、それがわたしたち教員の共通した願いであり、そのためのお手伝いは惜しまないつもりです。