タイ語 

Thailand 概要

タイ王国(Kingdom of Thailand)

タイの地図

タイ語を学んでみませんか?

エレファント・キャンプ

タイの主要言語は、タイ語です。全国共通として、タイ全土に広く普及しています。

タイ語が話されている地域

タイ語とその関連語は、東南アジアの大陸を中心に、タイに約5500万人、ラオスに約350万人、ミャンマー(ビルマ)のシャン州に700万人、その他タイ系民族をあわせると約7000万人です。

タイ文字

タイ語の独特な文字は一見すると、複雑でむずかしいように思うかもしれませんが、実は英語と同じ表音文字です。非常に合理的にできていて、学ぶ上での困難はそれほどありません。覚えたタイ文字をタイで実際に読めた時(バスの行き先札など)、うれしさは格別のことでしょう。

声調

タイ語はメロディアスで、美しい言語だといわれます。声の上がり下がりを伴って初めて意味をもちます。

王宮寺院のエメラルド仏

文法

大きな特徴は、西欧語のような(ある意味では厄介な)、人称、性、格による名詞の語形変化はありませんし、動詞も形容詞も時制や態による活用、語尾変化がありません。その点ではやさしいと言えます

「ねじ回されるのは何の頭?!」

タイ国ならではの変わった表現として、「頭をねじ回す」(パァン・フゥーア)という言葉があります。「そそのかして、仲たがいさせる」ことですが、これをみただけでは、何のことだかわかりません。実は、これはタイの賭け事から出た表現です。この「頭」はなんとコオロギの頭のこと。タイの人は一般に、賭け事が大好きだといわれますが、なるほどタイでは、いろいろな種類の賭け事がさかんに行われています。その一つに「闘コオロギ」があります。このギャンブルは、コオロギ同士を闘わせるというものです。それもただ闘わせるのではなく、コオロギの戦闘意欲を高めるために、あらかじめ、触覚をひねったり、頭をねじったり、ありとあらゆる手段をつくします。それと同じことを人間にするというわけです。

僧侶

頭についての話をもう一つ。「双頭」が心の裏表、二面性を表現するのは洋の東西を問わないようですが、タイ語にも似た表現があります。「双頭の鳥」(ノォック・ソォーング・フゥーア)がそうです。「忠誠心のない人、八方美人」を意味することは想像するに難くないでしょう。自分の都合のいいように、うまく上の人に合わせていく人を言うときに用いられます。往年の名画『双頭の鷲(わし)』と違い、鷲ではなく鳥ですので念のため。

タイ語学習情報

地域の事情については、

その他として、

※このページは大東文化大学国際関係学部パンフレット「アジアのことば」より転載しました。

また、大東文化大学国際関係学部では、「アジア理解教育の総合的取り組」刊行物シリーズにタイ語のテキスト文部科学省の補助金を得て出版しています。そのうち『タイ語読本』(「アジア理解教育の総合的取り組」刊行物シリーズ No.5)をこのホームページ上で公開しています。興味のある方は以下のリンクからご覧下さい。

タイ語読本

タイ語テキスト

大東文化大学国際関係学部では、「アジア理解教育の総合的取り組」刊行物シリーズにタイ語のテキスト文部科学省の補助金を得て出版しています。そのうち『タイ語読本』(「アジア理解教育の総合的取り組」刊行物シリーズ No.5)をこのホームページ上で公開しています。興味のある方は以下のリンクからご覧下さい。

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