現代アジア研究所 活動のあらまし

当研究所は国際関係学部付置研究所として1991年に設立された。学部教員の研究と資料収集の場である。今日まで行ってきた主な仕事は4つ。

  1. 教科書の編集
  2. 各教員の講義用教材の作成を主目的とし、『ASIA21』を編集、出版。多様なるアジアに関する講義の教材として使える出版物の作成に主眼を置いている。1995年度からアジア入門シリーズを刊行している。

  3. 70周年記念事業
  4. これは大学創設70周年を記念して以下の6プロジェクトの研究を1994年から3年計画で着手。1996年度に完成し、1997年度に5冊を刊行。

    1. アジアの1950年以降の基礎統計の整備。主に植民地支配下と独立以後の変容の研究。
    2. 政治変容… イスラーム圏の民主化運動と民族問題の研究を主眼としている。今日のアジア諸国の政治はイスラーム圏の動きと全般的な民主化運動が最も大きい。
    3. 技術変容… どの民族も高い伝統技術を保有してきた。そこへ近代技術が押し寄せているが、その関係を研究している。
    4. 経営変容… 成長しているアジアの経営者分析を行っている。
    5. 絵画・映像文化… 映像でアジアを語れるように絵画と新しい映像文化の収集と分析。
    6. 少数民族の生活と文化
    7. アジアの多様性は多数の少数民族が存在していることに帰因する。彼等の伝統的な生活と文化の様式を明らかにしようとするものである。
  5. 学術情報の収集と分析
  6. 海外の研究者との交流