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一高の教育

教科・科目紹介BACK

英語

  1. 「コミュニケーション英語」、「論理・表現」あるいは「英語表現」の授業を通して、「リーディング」「ライティング」「リスニング」「スピーキング」の能力をバランスよく身につけ、大学受験及び英検に対応できる学力を目標とします。
  2. 姉妹校のアボンデール・カレッジ(ニュージーランド)、カレッジハイツ・セカンダリースクール(カナダ)との交流活動を通じて会話力に磨きをかけると共に、「国際的な相互理解」を直接体験できるように配慮しています。
  3. 学習の意欲・努力のすぐれた生徒に英語奨励賞を授与します。
1年次

中学の英語と大きく異なる点は2つです。

  1. 英文が長く、構造が複雑になる。
  2. 扱う単語の数が非常に多い。

● 「英語コミュニケーションⅠ」では、高校英語の学習に必要な文法の指導から始め、徐々に進度を上げ、「高校レベルの英語長文」に慣れることを目指します。また授業内で英検対策を行い、英検第2回(10月実施)にて準2級取得を目指します。
● 英語学習の基礎となる語い力を身につけるために、定期的に単語テストを行います。
● 「論理・表現Ⅰ」では、文の構造を体系的に学び、自分の考えなどを発信する表現力の育成を目指します。

2年次

長文読解を中心とした「英語コミュニケーションII」と英文法の間題演習を中心に行う「英語表現II」の二種類を学習しますが、進学クラスと選抜進学・特別進学クラスで授業内容が若干異なります。また、全クラス授業内で英検対策を行い、英検第2回(10月実施)にて、準2級取得を目指します。

● 進学クラスの授業は、時間をかけて基礎を確実に理解することを目指します。また、三年の6月には英検2級レベルに十分対応できるようになることを目指します。
● 選抜進学・特別進学クラスの「英語コミュニケーションII」の授業では、教科書のほかに長文問題集を併用し読解力をつけることを目指します。また「英語表現II」の授業では、より多くの問題を解くことを目指します。

 

3年次

● 引き続き類型別で授業を行います。進学クラスの基礎重視の方針は変わりません。「英語演習III」では、英検対策を行い、英検第1回(6月実施)にて2級取得を目指します。また、進路別選択科目において受験基礎として「FE(基礎英語)」、受験標準として「IE(中級英語)」、会話力・表現力向上を目指す「AE(アクティブ英語)」、中国語の基本を学ぶ「中国語」を実施します。
● 選抜進学・特別進学クラスの「英語コミュニケーションⅢ」ではできるだけ多くの英文を読むことと、長文読解に不可欠な「パラグラフリーディング」の習得を重視します。「英語表現II」でも間題演習が増えます。いずれも、予習の段階で「自分で答えを考え、調べる」前向きな態度が求められます。

数学

数学が学問として形を整えるようになったのは、古代エジプトやバビロニアの時代からの知識です。数学は人間の歴史と共に始まったと言ってもよく、人間生活における最も基本的な知恵です。このように数学には長い歴史があり、この先人達の知恵を学ぶことから始まってきました。

1年次

「数学I」「数学A」の2科目を全員が学習します。
「数学的な見方や考え方の良さを認識し、積極的に活用するように心がけること」を目的とし、将来、社会人としての教養で、欠かすことのできない内容です。

2年次

自己の進路希望に合わせ、文系または理系を選択し、選抜試験を受けたうえでクラスを決定します。コースにおける履修は以下の通りです。

  数学Ⅱ 数学B 数学演習
進学文系    
進学理系
選抜文系    
選抜理系
特進文系  
特進理系

1年生で学んだ内容に、更に上積みをして、より広い分野にわたって、基礎的な知識の習得を目指します。理系では更に奥深いものを求めていきます。

 

3年次

進路を更にしぼっていく中で、自分の進路に合わせた履修をすることができます。各コースにおける履修は以下の通りです。

  数学Ⅲ 数学C 文系数学 数学演習 総合数学
進学文系          
進学理系     選択可能
選抜文系          
選抜理系    
特進文系        
特進理系    

国語

 私たちは日々日本語の中で暮らしています。この日本語、国語の理解力、表現力を高めることは、社会的、文化的生活を送る上で不可欠のことです。思考力や判断力も国語の能力の基礎の上に成り立っています。国語力はすべての教科の学習の基盤になります。高等学校の国語科では、日常生活での国語の世界にとどまらず、言語文化としての国語の世界に本格的に触れることになります。中学校ではリズムを味わう程度で終わっていた古典(古文・漢文)を自ら読み解き、人生の糧とするべく学習するほか、現代文でも、文学的な文章はもちろん、高度な思考・思索の世界である評論・論説を読み、様々な見方や考え方を理解し養い、思考力や心情を深めること、さらには自ら課題を設定し、調べ表現することが目標にりなます。  

 1年次では「現代の国語」と「言語文化」を学習し、現代文・古典の両分野での基礎学力の養成を目指します。読解のみでなく、「話す・聞く・書く」に関わる活動も行い、表現力も養います。  

 2、3年次では1年次で養った基礎上のに立って、「現代文」と「古典」をより深く学習します。

 全学年で共通して、現代文分野では漢字検定の取得も考え、漢字の学習にもしっかり取り組みます。また読書指導を行います。古典分野では古典読解のために必要な文法事項の知識の定着を目指し、確認テストを行います。選抜文系・特進コースでは、定期的に古語の「単語テスト」を実施するほか、大学受験に対応できるよう問題演習も授業の中に取り入れて行います。

 考査としては、全学年、年3回の「定期考査を」行います。

地歴・公民

地歴

 今や世界は様々な技術・情報によって、網の目のようにつながっています。地球温暖化や各地の紛争解決が叫ばれるなか、私たちが世界中の人々と互いに協力してこれらの問題を解決していくために自国や他国の歴史・文化を理解することは大変重要です。
 地歴科では、日本史・世界史を学習します。1学年は歴史総合を学習します。2学年は、日本史探求・世界史探求から一科目を選択し(理系コースをのぞく)地理総合を学びます。これらの科目は、1学年の基礎を踏まえ、日本や世界の歴史を専門的に学習します。従って人名・用語の数も増えますが、内容が濃くなくなる分、学ぶ楽しさも増すことと思います。どの科目もより専門的に、そして受験に対応します。
3年生になっても基本的には2年生で選択した科目を学習します。特に進学αコース、選抜、特進コースは2年生で学習した日本史探求・世界史探求を受験に向け、問題演習を行い、さらに学習を深めていきます。
 尚、受験を考えている生徒に対して、学期末講習、長期休業中の講習も行います。対象の学年・コース・内容については、各学年担当者に確認してください。

公民

 私たちを取り巻く社会では様々な事件・問題が日々生じています。新聞を読んだり、テレビやインターネットのニュースを見たとき、「なぜ、このような事件や問題がおこるのだろう」、「政治や経済の仕組みがよくわからないから、内容が理解でなきい」と思うことは多いでのはないでしょうか。公民科はこの名に答える科目といえます。高等学校では、社会や政治・経済の仕組み・現在の状況など基本的事項を理解し、これから社会人になっていくための教養を身に付けることを目的としています。
 1年次に公共を履修し、3年生では、コースに応じて政治経済、倫理を学習し、政治・経済の仕組みや、生と活の密接な関わりについて専門的に学習します。
倫理では、先哲の思想を学ぶことで、人間としての生き方と自覚の育成を目指します。

理科

 「ステキでリッチなK子さん・・・」 これ、何であるか知っていますか? これは元素記号の暗記法です。化学の教科書の周期表を見てください。右端の一列を縦に覚えるゴロ合わせです。見るのもイヤな元素記号も、こうやって覚えると楽しくなりませんか(?)。
しかし、私たちが教えたいのは、こんなゴロ合わせではありません。理科は暗記ものだと思っている人が多いけど、本当は丸暗記なんてしてほしくありません。私たちが教えたいのはもっと大切なことです。高校では物理・化学・生物を勉強することになりますが、これらは普通「自然科学」と呼ばれています。つまり、「自然が何を考えているのか」を勉強する学問です。元素記号や公式は自然の「顔」にすぎません。本当に大切なのは自然の「心」です。自然がどのような意思を持っているのか? 教科書に並んでいる文字の奥底にひそむものをこそ、学んでほしいと思います。なぜなら、私たちは自然そのものだからです。人間は自然と対立する存在ではありません。人間は自然の一部なのです。
 今、地球の温暖化、オゾン層の破壊など地球環境の危機が叫ばれている一方、私たちの生活は科学に支えられています。この中で私たちは何をすればよいのだろうか。答えは私たちも持っていません。みんな誰もが納得する答えを知りません。しかし、私たちみんなが考えなくてはならないことです。
私たちは君たちに、知っているだけの知識ではなく、考える知識も与えたいと思います。

保健体育科

体育実技
  1.  各種の運動の合理的な実践を通して、運動技能を高め運動の楽しさや喜びを深く味わう事ができる様にします。体力の向上を図り、生涯を通じて継続的に運動できる資質や能力を育てます。
  2.  本校では球技としてラグビー(校技になっています)、サッカー、バスケットボール、バレーボール、ハンドボールを取り入れ、その他に男子は武道として柔道、女子はダンスを行います。マラソン大会に備え、全生徒を対象に持久走の指導も行います。年度の初めには新体力テストを行います。
  3. 各学年、男女ごとに分割授業を行います。
保健

個人及び社会生活における健康・安全についての理解を深め、生涯を通じて自らの健康を適切に管理し、改善していく資質や能力を育てます。

芸術科

書道

書道の幅広い活動を通して、芸術としての「書」の本質を探り、生活や社会の中の文字 や書、書の伝統と文化と幅広く関わる資質・ 能力を育成します。

音楽

音楽の諸活動(歌唱・器楽・鑑賞・創作)を通して、「観察する力」「予測する力」「操作する力」を養い、音楽の深い理解と喜びを感じることで質的な豊かさを伴った個人を育み、音楽文化の多様性を理解し尊重する姿勢を育てます。

美術

美術の創作や鑑賞の活動を通して、造形的な感覚を養い、美的体験を豊かにします。また、生活や社会の中で美術文化と幅広く関わる資質・能力を育てます。

家庭科

家庭科の学習は、家庭生活で必要な知識や技術を身につけるだけでなく、社会の課題と暮らしを結び付けて考え、新たな価値観や行動を生み出すことを目指しています。
環境や社会、経済について総合的に考え、持続可能な社会をつくる暮らしの担い手になれるよう総合的に学びます。

 

情報科

情報Ⅰではコンピュータや情報通信ネットワークなどの活用を通して、情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識と技能を習得させるとともに、情報を主体的に活用しようとする態度を育てます。
授業では、アプリケーションソフトを活用するだけでなく、著作権や情報モラル、情報セキュリティについても触れ、情報活用の実践力、情報の科学的な見方、情報社会に参画する態度を総合的に学びます。

進路別選択(3年 進学クラスのみ開講)
特に進路指導を目的として選択・学習を行うことにあり、生徒各自が進路の希望等に応じて設定した学習を通じて、知識や技能の深化をはかり、受験や大学等への入学後に必要となる知識などの習得を目指す。評価・評定を行い選択した教科に組み込まれます。

 

総合探究

「総合的な探究の時間」という言葉を耳にすると、「何をする時間なの?」という「問い」が生じるかも知れません。
言葉の意味がわからない場合は、分解したり、意味を調べたりしてみましょう。
今回は、岩波書店の国語辞典「広辞苑」を使用しました。

 

「総合」
・個々別々のものを一つに合わせまとめること。
・原理から出発してその帰結に至ること。

 

…と、このような意味をもつようです。
あなたたちは、「総合的な探究の時間」に、たくさんのものを合わせてまとめていくようですね。
また、このとき、原理というものをスタート地点とするようです。
そしてさらに、「総合」に「学習」が付くと、以下のような意味になるようです。

 

・教科の枠を払って総合的に行う学習。

 

…となると、国語で学んだ「文章の書き方や読解の仕方」や、数学で学んだ「データの取り扱いの技術」など、身に付けた知識や技能を合わせてまとめて学習するということなのでしょうか。

 

「探究」
・探す 人・物・所などを見つけ出すために所々をまわる。尋ねる。
・究める 深く追求して物事の本質や真相をつかむ。

こちらも分解してみると、「総合的な探究の時間」に行うことが見えてきますね。 あなたたちは、物事の本質や真相をつかむために、いろいろな所を尋ねてまわるようです。
これらの意味をまとめてみましょう。 「総合的な探究の時間」とは、「物事の本質や真相をつかむために、原理を確かめたり、身に付けた知識や技能をつかったり、いろいろな所を尋ねてまわったり、合わせたりまとめたりする時間」ということになるでしょうか。

 

と、ここまで思考を広げると、次に「何の本質や真相をつかむの?」という問いが生まれるかも知れません。

この問いの回答を文部科学省の「高等学校学習指導要領解説の総合的な探究の時間編」から探すと、そこには、「(総合的な探究の時間では、)自己の在り方生き方と一体的で不可分な 課題を自ら発見し,解決していくような学びを展開していく。」とあります。
従って、「何の本質や真相をつかむのか?」と言われれば、「自己の在り方生き方と一体的で不可分な課題(の発見だけでなく解決も…)」ということになります。
わかりやすく言い換えると、これは「自分がどんな存在でいたいか、自分がどんな生き方をしたいか、という目標に直接的に関わること(を見つけて、達成に向かってハードルを乗り越えましょう!)」ということです。

 

つまり、「総合的な探究の時間」では、人によって、「何の本質や真相をつかむのか」が変わってくるということです。

 

・あなたは、どんな存在でいたいですか?
・あなたは、どんな生き方をしたいですか?
・そのためには、目の前には、どんな課題が待ち受けていますか?
・その課題は、どうしたら解決できますか?

 

このように自分に問いかけながら、授業を受けていくということであり、問いかけながら、日々、暮らしていくということでもあります。
途方も無い話に聴こえるかも知れません。どんな存在でいたいか、どんな生き方をしたいか、なんて、今まで真剣に考えたこともないかも知れません。
でも、それを追求して見つけることが出来たなら、その達成のためのハードルを乗り越えることができたら、きっと自分自身のことを自分自身で肯定できるような、スッキリと爽やかな人生を送れるかも知れません。

私達がしっかりとサポートをしますので、そんな探究の旅を始めてみましょう。

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