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台湾の地で「新しいうどん文化を創造」する

樺島泰貴さん

樺島泰貴さん 

「世界中の人に『日本は素晴らしい国だから一度は旅行してみたい、住んでみたい』と言わせたいと強烈に思う」。-1998年の大東文化新聞で将来の展望について語った樺島泰貴さんは、現在、台湾の台北市で讃岐うどん「土三寒六」を経営している。日本の麺文化を通して日本の美意識を広めることに最大のやりがいを感じていると言う。

高校卒業後に経験したイタリアでの1年間の研修が世界に視野を向けるきっかけとなった。「海外経験をさらに積み、世界の中での日本の在り方について政治学の観点から考えてみたい」。政治学科に入学し、奨学金留学で再びイタリアの地へ。ヨーロッパ最古のボローニャ大学の政治学部でディベートや対話を中心とした授業を受ける。自分が正しいと思うことを説得力のある方法で主張できる勇気や力が何よりも必要だと実感。大学卒業後は習得したイタリア語を生かそうと商社へ就職したが、「これからは中国語の時代」と大学の友人に聞かされ、西洋志向に大きく傾いていた自分に気付いた。商社を退職し、上海に半年間、台北に1年間の語学留学を経験。台北では以前のイタリアとは全く違った、どこか深いところで日本と結びついているような、懐かしい異文化に出会えた。この経験が台北での出店につながった。

「うどんを通して世界に日本文化を伝える」。一言では言えても一筋縄ではいかなかった。客からは「ここのラーメンは麺が太すぎる」、「うどんとラーメンは何が違う?」などと言われ、うどんそのものの存在すら知られていなかった。本来の讃岐うどんの良さが伝わるシンプルな食べ方と、現地の人の嗜好(しこう)とのギャップにも大きなジレンマを感じた。考えた末、たどりついた答えは「日本と台湾の間に新しいうどんの文化を創造する」ことだった。

現地の食事情を研究し、固定概念にとらわれないメニュー作りを心掛け、現在では30種類ものメニューが並ぶ。一方で、麺そのものの製法については一切妥協しなかった。新しいうどん文化は、現地の人にも次第に受け入れられ、店内が客で満席になるようになった。多くのメディアにも取り上げられるようになり、07年には香川県から「さぬき大使館(台湾観光大使)」に認定された。

同じ年に台湾の食品会社から「讃岐」という文字使用をめぐり、突然刑事告訴を受けた。「さぬき大使館」に認定されている自分の店で「讃岐うどん」と表示できないことは到底受け入れることはできない。商標登録をめぐって無効裁判を起こした。このことが「讃岐」に誇りを持つ香川県内の讃岐うどん界に波紋を広げ、讃岐うどん振興協議会が発足。日本において「新しいうどん文化を創造」した瞬間だった。

「社会や世界に出て、自分らしさを武器として生きていくには、しっかりとした価値観の軸を持つことです」と後輩たちに語る樺島さん。今日も新しい文化の創造を求めて力強く讃岐うどんを打ち続けている。

(2011年4月)

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