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競り合い制して慶大破り準決勝進出-ラグビー部

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第54回全国大学選手権大会準々決勝が12月23日、秩父宮ラグビー場で行われ、本学ラグビー部は対抗戦グループ3位の慶應義塾大学と対戦。33-28と接戦を制し、2年ぶりに1月2日に行われる準決勝への進出を決めた。

 

序盤は本学が強力スクラムからペースを握った。前半12分スクラム内での慶應大の反則を誘い、ペナルティトライから7-0と先制。慶應大のシンビンによる10分間の一時退場の間にタラウ・ファカタヴァ選手(英語学科3年)の突破から、トンガ代表でもある岡新之助タフォキタウ選手(同4年)がトライ、さらにスクラムから8番アマト・ファカタヴァ選手(同3年)がサイドを突破してトライで追加するなど、一時は21-0とリードした。 前半残り12分から本学の反則が続き、慶大に攻め込まれると、素早い外への展開からトライを返される。さらに続けて2本のトライを取られ、前半を21-21で折り返した。

 

後半に先制をしたのは慶應大。本学の反則からゴール前へ攻め込むと、連続攻撃からラックサイドを飛び込むトライで21-28と逆転を許す。 流れを変えたのは1年生で唯一春からレギュラーメンバーとして試合に出ている南昂伸選手(社会経済学科1年)。後半19分、ラックサイドを抜けるとそのまま右隅にトライとし、28-28の同点に追いつく。後半26分には湯川純平選手(同2年)が相手の一瞬の隙をついて、ディフェンスラインの裏へ抜け出すと、途中交代で出場した服部鋼亮選手(環境創造学科2年)へつなぎトライ。33-28と再逆転した。

残り5分となり、慶應大の猛攻を耐える時間が続く中、流れを断ち切ったのは河野良太主将(社会経済学科4年)のタックルだった。負傷している右肩で躊躇なく、相手選手に突き刺さったタックルで、慶應大の選手がボールを前に落としノックオンの反則となる。マイボールスクラムからボールを出すと、フィールド外へ蹴り出し試合終了。その瞬間秩父宮ラグビー場が大東ファンの歓声で埋まった。  

 

1月2日の準決勝は明治大学戦(秩父宮ラグビー場)。優勝を目指す大東フィフティーンに引き続きご声援をお願いいたします。

河野主将の話

応援いただいた皆さまに感謝いたします。3本取ったあと立て続けに取られてしまった今日の反省点を修正して、次の試合も勝ちたい。

青柳監督の話

素晴らしい試合をさせていただいた慶應義塾大学ラグビー部の皆様、ラグビー協会の皆様、応援にお越しいただいたラグビーファンの皆様に感謝申し上げます。今まで、ずっと取り組んできた前に出るディフェンスを、一人一人が精一杯グランドで出してくれた。まだまだ修正する部分があるが、上を目指して一戦一戦ベストを尽くして戦っていきたい。

【写真提供 小林佳代氏(卒業生)】