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武蔵丘短期大学と大東文化大学による地域課題解決のための共同研究を開始

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 武蔵丘短期大学と本学は、「埼玉東上地域大学教育プラットフォーム」が定めた特定地域の課題の一つである「地域の中高年の健康維持・増進」の課題解決を目的とした共同研究を実施することとなり、9月12日に武蔵丘短期大学でキックオフミーティングが実施されました。

研究課題

“比企地域における中高年者のQOLに関する実態調査(高坂地区、鳩山地区、吉見地区を中心に)”

研究の目的

 埼玉県のほぼ中央に位置する比企(ひき)地域の人口は、鳩山ニュータウンなどの大規模住宅開発が高度経済成長期に進んだ影響で急激に増加を来したものの、現在では若い世代の人口流出が進み中高年層の人口が拡大の一途を辿っている。比企地域の中に存在する大東文化大学、武蔵丘短期大学では、夫々の大学で地域貢献事業の一環として、独自に大学周辺地域と共に中高年者の「健康の維持・促進」をキーワードに幾つかの事業を進めて来た。しかしながら、包括的ケアを推進・促進するまでには及んでいないため住民の生活に関わる実態調査の必要性が示唆されていた。

 そこで、両大学では、独自に展開してきた事業を一本化し、両大学協力の下、総合的、包括的に比企地域の中高年層の健康維持・増進に寄与するケア体制の構築を図ることとなった。本研究では、特に事業推進の一基礎資料を得ることを目的に、先ずは比企地域のうち東松山市高坂地区、比企郡鳩山町、比企郡吉見町の中高年者のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の実態を明らかにするため、調査・研究をおこなう。

共同研究の展望

 地域住民にアンケート調査を実施して、それぞれの専門分野を生かしつつ分析をおこない、結果を公表する。また、この基礎研究の結果次第では、さらに次の研究につなげたいと考えている。

 併せて、本研究の成果発表も含め、今後共同のFD・SDを検討・企画していくことも計画している。

 

 ※「埼玉東上地域大学教育プラットフォーム」とは

 埼玉県西部の東武東上線沿線及び西武線沿線に所在する17大学による、同地域の各自治体、企業等と連携し、互いに協力して地域社会が抱える諸課題を解決し、高等教育による地域の活性化を目的とし設立されたプラットフォーム。

 

【プラットフォーム全体に関する詳細・お問い合わせについては以下をご参照ください】

共同研究キックオフミーティングを終えた両大学の研究代表者

左:太田あや子教授(武蔵丘短期大学健康生活学科健康マネジメント専攻) 

右:高橋進教授(大東文化大学スポーツ・健康科学部健康科学科)