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2014年06月03日

青山杉雨賞を5人が受賞

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 2010年から始められた「大東文化大学青山杉雨賞」の授与式が6月3日、板橋校舎で行われ、受賞者5人に賞状、目録、記念品が授与された。
 同賞は、本学元文学部教授の青山杉雨(さんう=本名文雄=)氏のご遺族から教育研究支援資金の寄付申し出を受けて制定。同学部書道学科、大学院文学研究科書道学専攻に在籍中に学内外の書学・書作の活動において特に優秀と認められる5名に授与される。
 太田政男学長は「これまでの研究成果を顕彰して、この賞がみなさんに与えられます。今後も研鑽を積んでいってほしい」と称えた。
 青山家を代表して長男の慶示氏は祝辞で「書道芸術は書学の裏付けがあって書作品の品格に繋がる。これからの研究の一端になれば幸い」と述べた。

受賞者と受賞理由は次の通り(敬称略)
陳 柏伩(平成25年度文学研究科書道学専攻博士課程後期課程修了)

 2009年4月大東文化大学大学院文学研究科書道学専攻博士課程後期課程に入学し、2014年3月『〈勢〉に関する術語の研究―漢より唐にかけての書論を中心に―』により、博士(書道学)の学位を授与されました。学位請求論文は、正確な日本語を用いた文章能力はもちろん、陳さんの謙虚な態度、研究の姿勢、丁寧な解釈、緻密な構成と鋭い洞察力を極めて高く評価し、将来の研究の発展を期待し、この度の受賞となりました。

栗 躍崇(平成25年度文学研究科書道学専攻博士課程前期課程修了

 本年3月に博士課程前期課程を修了し、4月より博士課程後期課程に進学しました。修士論文のテーマは戦国期の燕の印に焦点を当てたもので、古璽印研究の中でもかなり特殊な内容を意欲的に取り組み、資料の精査・論述において非常に高いレベルを示したものです。修了制作も論文テーマに連動したもので、臨摸(55顆)創作(33顆)は心摸手追の労作で、賞賛に値するものといえましょう。制作はもちろんですが、特に今後の研究者としての資質を認められ、この度青山賞に推挙されました。

青木 豊(平成25年度文学研究科書道学専攻博士課程前期課程修了

 筑波大学芸術専門学群美術専攻書道コースを卒業し、本学書道学専攻博士課程前期課程に入学、そして本年3月同課程を修了し、4月より博士課程後期課程に進学しました。本大学在学中における学外の展覧会の活躍が顕著であり、代表すべきは第45回日展入選が挙げられます。他、読売書法展では2年連続の特選受賞、謙慎書道会展でも2年連続の特選謙慎賞受賞など、多くの受賞歴を有しており、今後の書作活動が期待されます。また博士後期課程にも進学したことで、書作だけでなく書学への成果も嘱望されます。

前田 恭子(平成25年度文学部書道学科4年卒業)

 本年3月に書道学科を卒業しました。ゼミ長としてゼミの他、卒業制作展の運営などにも活躍しました。卒業論文では「芸術科書道における漢字仮名交じり書の実態と展望―その歴史を背景に―」と題し、丁寧なアンケートとその分析を基に、優れた論を展開しました。学内外における展覧会成績も仮名作品を中心に優秀でありましたが、なにより、千葉県の高等学校書道の教員採用試験に現役合格するという快挙を成し遂げたことが評価されました。今後益々の活躍を望まれております。

江口 諒(平成25年度文学部書道学科4年卒業)

 高校時代に大学主催の全国書道展において文部科学大臣賞などを受賞したことで、大東文化大学に強い憧れをもち、大学入学時から常に高い目標を掲げ意欲的に学んできた学生です。卒業論文では書道学科創設初の青山杉雨書法研究に取り組みましたが、その中でも特に対聯様式を徹底研究し、新たな青山杉雨の一面を著しています。また、学部生としては展覧会活動の成績も抜群で、読売書法展3年連続の秀逸受賞、謙慎書道会展では推薦顧問賞を受賞するなど、将来の益々の活躍を期待されています。

(左から)江口さん、青木さん、陳さん、前田さん、粟さん (左から)江口さん、青木さん、陳さん、前田さん、粟さん
(前列右から4番目)青山慶示氏 (前列右から4番目)青山慶示氏

※無断転載を禁じます

青山杉雨氏は1912年愛知県名古屋市に生まれ、親類の中に書道家がいたことから書の道へと進み、30歳で書道家の西川寧氏に師事し、本格的に書家の道を歩みはじめた。
55年4月から、本学の講師となり、59年から86年まで教授をつとめた。69年から85年の16年にわたり本学書道文化センター(現書道研究所)の初代所長をつとめ、松井如流氏、熊谷恒子氏、今関脩竹氏、宇野雪村氏、浅見筧洞氏らとともに大東書道の礎を築いた。
青山氏は、63年に『周易抄』で日展文部大臣賞を受賞したのをはじめ、65年には『詩経の一節』で日本芸術院賞を受賞。また、謙慎書道会理事長を歴任する傍ら、伝統の書に立脚しながら現代感覚の高い独自の表現様式を確立し、さらには後進の指導や団体の育成、国際交流にも尽力したその功績が認められ、88年に文化功労者、92年文化勲章を受章。

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