Publication

第35号(2018年)

目次

巻頭言

中道 知子

論文

「とあって」と「にあって」の意味と用法 ―「ある」の後置詞化と状況の指示的特性―
田中 寛 1


授 受動詞の判断のゆれについて ―「私の妹」は身内か他人か―
福盛 貴弘 25


中国語における日本法律用語の受容とその影響
吉田 慶子 39


プロレタリア文学にみる新しい女性像 ―ファッションを視点として―
青木 淳子 59


丁 韙良の法律新語 ―《萬國公法》からの変遷を中心に―
藤本 健一 79


会話授業における評価活動について
金 成姫 93


作文嫌いはなくせるか? ―学部2年次留学生に対するアカデミック・ライティングの実践―
梁井 久江 113


中日両言語の異同表現
高橋 弥守彦 137


幕 末明治期漢文小説から見る近世漢語の受容 ―『唐話纂要』所収「孫八救人得福」の傍訳を中心に―
鐘 一沁 157



『大和本草』「穀」類における「稲」群 ―『本草綱目』「麻麦稲」類との比較から―
郭 崇 171


『和漢三才図会』と『和名類聚抄』 ―「未滑海藻」をめぐって―
楊 亜麗 187


『海外奇談』における漢語考 ―水滸語彙を軸に―
于 増輝 203


明治時期における西洋「nationality」の受容
李 冬松 215


コ ーパスから抽出した用例に含まれるノイズへの対応
上村 圭介・髙野 愛子 239

『官話指南』における北京語文法の研究 ―“詞法”を中心に―
孫 雲偉 257

略 论日本辞书参考中国小学类文献中的问题 ―以《倭名类聚抄》引用《广雅》为例―
陈 晨 273
 

彙報

平成29年度語学教育研究所彙報 283