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2018年12月30日

スポーツ陸上競技部

富士山女子駅伝、有終の2位

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区間新記録でゴールテープを切る鈴木選手区間新記録でゴールテープを切る鈴木選手

2018年富士山女子駅伝が静岡県富士市・富士宮市で12月30日に行われ、6年連続6回目出場の本学は同大会最高順位の総合2位で準優勝だった。
本大会の出場は22チームで、コースは富士山本宮浅間大社前をスタートし、富士総合運動公園陸上競技場までの全長43.4㌔を7区間で争った。


レース全体の勢いをつけたい1区には、キャプテンの元廣由美選手(経営4年)を起用。1区は20㍍のアップダウンがあり2番目に短い4.1㌔の区間だが、前半は集団走、後半は縦長となり主導権争いが繰り広げられた。元廣主将は「最後のレースに全てを出し切りたい」との言葉通り、完全燃焼の走りでトップ差5秒、6位にて2区の秋山祐妃選手(スポーツ科2年)に襷をつなぐ。秋山選手は関東インカレ3000㍍SC優勝の勢いを出しての力走だったが、98㍍の長い下り坂にトップ差1分8秒の5位で3区への襷を引き継ぐ。

 


3.3㌔の最短区間3区を走る今泉野乃香選手(同3年)は5位グループの争いの混戦の中、粘りの走りでトップ差1分22秒の6位で第3中継所へ。4区を走るのは杜の都駅伝で1年4ヵ月ぶりに実戦復帰して好走した山口可純選手(同3年)4区は細かいアップダウンがあるスピードコースだが、山口選手はしっかりくらいつく走りでトップ差を1分16秒に縮める6位にて5区・エースの関谷夏希副主将(英語3年)へと襷を繋ぐ。

 

「トップ差1分30秒以内なら逆転可能」(外園監督)との言葉を受け、関谷選手は1万㍍で現役学生最速を記録した勢いそのままに、エース区間の最長10.5㌔で攻めの走りをみせる。序盤で前を走る日本体育大学、松山大学、全日本学生選抜を抜き去り、前を走る大会5連覇中の2位・立命館大学にあと少しのところまで迫る。関谷選手は区間賞で順位を3位に上げて6区・齋藤暁選手(同4年)へリレーした。齋藤選手は副主将としてここまでチームを支えた意地の走りを見せ、3位のままトップ差2分11秒で全日本陸上競技個人選手権大会優勝のアンカー・鈴木優花選手(スポーツ科1年)に襷を渡す。

 

最終7区は、日本最大級の最難関区間「魔の坂の7区」。8.3㌔の内、3㌔地点からゴールまで高さ169㍍、ビル47階の高さを上っていく。鈴木選手は序盤で2位・立命館大学を抜き去り、名城大学・高松智美ムセンビ選手とのトラック対決に持ち込みたいところだったが、タイム差の壁も大きく2位のゴールテープを切った。鈴木選手は区間新記録をマークし、高松選手との"山の女神"対決に勝利した。本学は、総合タイム2時間24分19秒の2位で大会を終えた。新戦力も台頭し、2019年創設10周年を迎える本学陸上競技部女子長距離ブロックの来シーズンに期待がかかる内容だった。

外園隆監督の話

優勝を目標に部員全員が思い切って勝負してくれた。関谷選手、鈴木選手の区間賞の走りは狙い通りだったが、満足せずその先にある"世界"を目指してほしい。苦しみを超えた先に楽しさがある。2番はもうここまで。来年に期待して欲しい。

元廣由美主将(経営4年)の話

常に日本一を目標に走ってきた。厳しい戦いだったが、全員で勝ち取った2位だった。後輩達には結果を出すことを期待している。

区間新記録の7区・鈴木優花選手(スポーツ科1年)の話

大事なところを任せてもらったので、自信を持って前を向いて走った。日本一になることだけを考えているのでこれからもチームのために思い切り戦いたい。

1区元廣選手 1区元廣選手

2区秋山選手 2区秋山選手

3区今泉選手 3区今泉選手

4区山口選手 4区山口選手

5区関谷選手 5区関谷選手

6区齋藤選手 6区齋藤選手

7区鈴木選手 7区鈴木選手

表彰式後 表彰式後

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