■HSK 漢語水平考試(中国語能力検定試験)


   『漢語水平考試2003年度』(HSK日本実施委員会事務局 発行)より転載

目 次 
2003年HSK試験実施要項
HSKについて
HSK基礎について
HSK初中等について
HSK受験のガイドブック


◎2003年HSK試験実施要頂

■受験資格: 制限なし
■試験日程と試験会場
○春季試験

試験日 2003年5月18日(日)
申込期間 〜5月2日(金)(必着)
試験地 東京、大阪

○秋季試験

試験日 2003年10月26日(日)
申込期間 〜10月8日(水)(必着)
試験地 東京、大阪、名古屋、福岡、札幌、沖縄

■受験代と試験時間

試験種類 【HSK基礎】 【HSK初中等】
試験時間 10:00〜12:20 14:00〜16:30
会場受付 09:00〜09:45 13:00〜13:45
受験代 4000円(税込) 8000円(税込)



■申込方法
1. 郵便局窓口でHSK専用振替用紙に必要事項を記入して各受験料をお支払いくだい。(振込手数料は受験者負担となります)
2. 願書の提出
@ 「HSK願書」
A 「HSK准考証(HSK受験票)」
B 「HSK中国側控え」
C 「郵便振替振込受付証明書」 以上、必要事項を記入のこと
D 「最近撮影の証明写真3枚タテ4cm×ヨコ3cm、裏面に氏名を記入)」をまとめて専用封筒にてHSK日本事務局へ送ってください。これで申込は完了です。
3. 申込期限(必着)を厳守して下さるようお願い致します。
○ 願書の請求・送付先
 HSK日本事務局 
 〒560-0021大阪府豊中市本町5-1-1教育センタービル
 Tel.06-6857-3397Fax.06-6857-3399
 E-mail:jyda@mc.neweb.ne.jp
○ 一旦納入した書類及び受験料が理由の如何にかかわらず返却致しません。
4. 受験票の発送:
 提出された書類@〜Dを確認した後、受験者に「HSK准考証(HSK受験票)」、「考生手帳(考生手冊)」及び試験会場案内を試験日1週間前までに届くように発送します。
5. 試験結果の通知:
 試験実施の後60日以内に、中国国家漢語水平考試委員会が発行するHSK成績表と「HSK証書」(初等1級と2級は成績表のみ)を、HSK事務局より登験者本人に送付します。
■受験者の注意
1) 試験日の1週間前までに「准考証(受験票)」が届かない場合、試験日程3日前までHSK日本事務局(電話:O6-6857-3397)にお問合せください。
2) 試験解答はマークシート方式で行われますので、HB黒鉛筆とプラスチック製消しゴムを必ず持参してください。
3) 試験当日は、HSK基礎試験は午前9時受付開始、9時45分までに試験会場で受付を済ませておいてください。HSK初中等試験は午後1時受付開始、1時45分までに試験会場で受付を済ませておいてください。
 また、受付には准考証の他、受験者本人の写真付身分証明書が必要です。(有効なパスボート、運転免許証、社員証、学生証〔但しラミネート加工や写真に割り印のあること〕,健康保険証など写真のないものは受付られません。)なお、試験開始後5分を週ぎると聴力理解の試験が終わるまでは入室できません。試験開始後35分(語法結構)以降の遅刻者は試験を受けられません。
4) その他、試験会場での注意事項は、「准考証(受験票)」によって確認してください。
5) HSKに関する各種パンフレット等とこの実施要項の内容が異なる場合、この実施要項が優先します。
■世界各地でHSK実施
 HSK試験は、中国国内の各主要都市で毎年の5月、7月、12月に年3回実施しているほか、海外ではシンガボール、オーストラリア、カナダ、アメリカ、韓国、ドイツ、フランス、イタリア、フィリピン、マレーシア、タイ、イギリス、ロシア、ベトナム、ニュージーランド、フィンランド、オーストリア、日本などの18の国で実施することになっています。


◎HSKについて
■HSKとは
 HSKとは、「漢語水平考試」のピンイン(Hanyu Shuiping Kaoshi)の頭文字の略称で、中国の教育部(日本の文部科学省に相当)が設けた中国語(漢語)を母国語としない中国語学習者のための唯一・公認の中国語能力認定標準化国家試験です。中国の国家漢語水平考試委員会は、HSKの全権を担い、中国国内外のHSKを主催しHSK証書(漢語水平証書)を発行します。
 HSKは、中国の教育部の指示により北京語言文化大学が中国語能力を総合的かつ客観的な評価を行うため研究開発したもので、基礎漢語水平考試、初中等漢語水平考試と高等漢語水平考試(それぞれHSK基礎、HSK初中等、HSK高等と略称する)からなっていて、1984年より中国国内でスタートしてから、今日では世界の18か国で実施しています。
 日本では、1991年よりHSK初中等を年一回実施し、1998年からはHSK基礎を加えて春季秋季に分け年二回実施するようになりました。2001年度からは、受験手続をより簡素化するために東日本事務局と西日本事務局が統一され、HSK実施委員会事務局(HSK日本事務局)として一本化されました。
 HSKは受験者が同一の試験問題に取組み、受験者の得点(スコア)をそれぞれの等級に換算し(級の多い方が上級)、規定の等級に達すれば、中国国家漢語水平考試委員会より「漢語水平証書(HSK証書)」が授与されます。授与されたHSK証書は、いずれも長期有効です。但し、外国人留学生が中国の大学に入学するための中国語能力証明としては、その有効期限は2年とします(受験日から起算)。
 HSKは中国語学習者にとってその語学力を試し公的資格を得るチャンスです。HSK証書は中国留学のパスポート、就職・転職、そして国際的な場で活躍できる舞台を広げるための中国語力の基準証明として重要な役割となります。
■中国留学とHSK
 1995年12月、中国国家教育委員会(1998年から中国教育部に改称、日本の文部科学省に相当)は中国の各大学に対し外国人留学生の入学に当たっては「HSK証書」を基準にするよう正式な規定(「外国人留学生が漢語水平証書」により大学入試を行うことについての規定」)が公表されました。 規定では、中国の大学で四年制の大学教育を受けようとする外国人留学生は、必ずHSK試験を受け、各専門ごとに示された最低レベルの「HSK証書」を取得して、初めて正式に大学に入学することができる旨規定されました。この規定は、大学により1996年度或は1997年度より実施されています。 また、中国語学習コース(漢語進修生)のクラス分けにもHSKを採用する大学がますます増えております。
■HSK等級と証書の種類

【HSK高等】
高等A級証書 11級
高等B級証書 10級
【HSK初中等】 高等C級証書  9級
中等A級証書 8級
中等B級証書 7級
中等C級証書 6級 →文化系大学入学の中国語能力最低レベル
初等A級証書 5級
【HSK基礎】 初等B級証書 4級
基礎A級証書 3級 初等C級証書 3級 →理工系大学入学の中国語能力最低レベル
基礎B級証書 2級 証書なし    2級
基礎C級証書 1級 証書なし    1級

○HSK基礎証書、HSK初中等証書のサンフル

○HSK証書の効用
1. 中国の大学に留学するとき、要求される中国語能力の証明となる。
2. 中国語能力が所定の等級に達している証明となり、または、所定の等級の中国語課程の履修を免除する際の証明となる。
3. 求人側が中国語要員を採用する際の中国語能力認定証明として用いられる。
○HSK証書と成績の有効期間
 「漢語水平証書(HSK証書)」は、長期間有効です。HSKの成績は、外国人留学生が中国の大学に入学するための証明書としては、その有効期間は2年とする(受験日から起算)。

◎HSK基礎について
 中国語学習者特に初級者のみなさんは、次のステップを目指すために、まず今の中国語能力を明確に把握したいと常に希望されているでしよう。その方々のために、「HSK初中等」、「HSK高等」の同一研究開発機関である北京語言文化大学漢語水平考試センターが「HSK基礎」を研究開発し、1997年11月中国教育部の認可を受け1998年より国内外において実施され日本でも同時に実施するようになりました。
 HSK基礎は国家標準試験にあたる正確かつ客観的な認定システムの役割を果たすと共にHSK初中等とのつながりも十分に配慮したものです。基礎といいましてもHSK基礎A級レベルに達した中国語学習者は中国の大学へ正規に留学できます。
 HSK基礎は、中国語学習200時間以上の初級者を対象として、ヒアリング・文法読解の三つのセクションに分けて受験者が同一の試験問題に取組み、トータル140問300点満点で総合的な活用能力を測定します。

■HSK基礎のテスト内容

試験内容 試験項目 問題数 試験時間
ヒアリング ヒアリング1 15 50 約35分
ヒアリング2 15
ヒアリング3 20
文法 文法1 20 40 40分
文法2 20
読解 読解1 20 50 60分
読解2 30
140問 135分

○ ヒアリング試験は主に、普通話で行われる簡単な日常生活の会話。録音テープの速度は通常より少しゆっくりめとなっています。大体1分間120〜170字。出題後の解答時間は16〜20秒。
○ 文法試験は語義の組み合わせ、文法規則の理解と常用機能語(主語、述語、目的語、定語、状語、副詞、介詞、助詞など)及び“把”や“被”を使う特殊文の理解が中心。
○ 読解試験は主に穴埋め問題や長さ、テーマ、体裁の異なった読解用文章で文章の意義理解と文章全体の読解力をテストします。
■HSK基礎の等級基準
 HSK基礎は受験者の得点(スコア)によりまず、1級、2級、3級の各得点等級に認定され、各等級に相当するHSK基礎証書が授与されます。上位級であるHSK基礎証書A級は、HSK初等証書C級に相当し、中国の理工科大学の学部に入学できる中国語レベルの最低基準です。HSK基礎証書の中国の大学への提出有効期間は2年間です。また、得点等級の1級、2級、3級はそれぞれ次のレベルに達したことの証拠です。

HSK証書等級 得点等級 総得点数
証書名
基礎 C 1級 100〜154
B 2級 155〜209
A 3級 210〜300

 1級 基礎(低)中国語能力を有し、簡単な中国語日常会話ができる。600個前後の中国語常用語とそれに相応する文法項目が必要。HSK基礎C級証書を授与するレベルでもある。
 2級 基礎(中)中国語能力を有し、日常生活や一般交際に必要な語学力。HSK基礎B級証書を授与するレベルでもある。
 3級 基礎(高)中国語能力を有し、中国の大学へ理、工、農、西洋医学の本科に留学する最低限の中国語能力レベルです。HSK基礎A級証書を授与するレベルでもある。HSK初等C級レベルに相当する。
■HSK奨学金留学制度について
 HSK試験(漢語水平考試)に優秀な成績を取得した外国人受験者を励ますため、中国政府は全額の奨学金を提供し、中国に留学させる制度が設けてあります。それは「HSK優勝者奨学金」というのです。
○ 奨学金留学人数:5〜6名(日本)/毎年
○ 留学類型:文系進修生(研修生)
○ 学習科目:中国語、中国文学・歴史・哲学経済芸術
○ 奨学金支給期間:1〜2年
○ 奨学金支給金額:学費・宿泊費医療費教材費…免除
  生活費…650人民元/月額
 「中国国家留学基金管理委員会」が「HSK優勝者奨学金」の管理を担当していますが、日本においては、中国大使館教育処が窓口で、HSK事務局は協力をしております。

◎HSK初中等について
 中国への留学を希望する際、専門知識の勉強や現場でのコミュニケーションに言葉障害なしに自由自在に留学生活を楽しみ、また就職・転職の際、国際的な場で活躍できる舞台に広がらせる中国語力の基準証明を獲得したいと考えている皆さんに、自分の中国語学力を試し、公的資格を得るチャンスを逃がさないために、ぜひHSK初中等試験を受験してください。
 HSK初中等は、ヒアリング・文法・読解総合の四つのセクションに分けて受験者が同一の試験問題に取組み、トータル170問(試験時間145分)400点満点で総合的な活用能力を測定します。
■HSK初中等のテスト内容

試験内容 問題数 試験時間
ヒアリング 50 約35分
文法 30 20分
読解 50 60分
総合穴埋め 40 30分
合計 170 145分

○ ヒアリング試験内容は主に、普通話で行われる日常会話、短い文、一般的なテーマのスピーチ。録音速度は大体1分間170〜220字。出題後の解答時間は15〜20秒。
○ 文法試験の内容は、指定語が文の中に置くべき位置を選択する問題と穴埋めの問題からなっています。目的は常用機能語の使い方、動詞形容詞・名詞の重ね方、語順、復文、比較・疑問の表現方などの文法をどの程度理解しているかをチェックします。解答時間は1問あたり約40秒。
○ 読解試験の内容は語彙知識と文の理解が中心、いずれも指定語に一番近い解釈をする言葉を選ぷ問題です。目的は言葉の意味(語義)理解能力と閲読能力を測定します。読解速度は一般的文章で1分間150字、比較的複雑な文章で1分間120字が求められています。1問あたりの解答時間は約70秒。
○ 総合穴埋め
 異なる体裁やテーマの読解用文章及び手紙などの実用文から材科を取り、言葉の総合的な運用能力と漢字の書写速度を測定する試験問題です。与えられた四つの言葉の中から一つ最も適当なものを選んで各短文の空欄に記入します。1問あたりの解答時間は約45秒。
■HSK初中等の等級基準
 HSK初中等は受験者の得点(スコア)により1級から8級まで各得点等級に認定され得点等級の3級から各等級に相当するHSK初等証書やHSK中等証書が授与されます。授与されだHSK証書はいずれも長期有効です。但し、外国人留学生が中国の大学に入学するだめの中国語能力証明としては、その有効期限は2年とします(受験日から起算)。各得点等級の中国語レベル及ぴHSK証書の種類は次の通りです。

HSK証書等級 得点等級 総得点数
証書名
HSK証書なし 1級 78〜114
2級 115〜151
初等 C 3級 152〜188
B 4級 189〜225
A 5級 226〜262
中等 C 6級 263〜299
B 7級 300〜336
A 8級 337〜400

 1級と2級 初級中国語の基礎レベル、HSK初等証書を取得できないが、中国の大学が実施している外国人向け中国語コースの基礎クラスや初級クラスに編入することができます。
 3級 初級(低)の中国語能力を有し、HSK初等C級証書を取得できます。このレベルは中国の理工科大学の学部入学最低基準に達しています。
 4級 初級(中)の中国語能力を有する。HSK初等B級証書を取得できるレベルでもある。
 5級 初級(高)の中国語能力を有する。HSK初等A級証書を取得できるレベルでもある。
 6級 中級(低)の中国語能力を有し、HSK中等C級証書を取得できます。このレベルは中国の大学の文科系(文、史、考古、中国伝統医学など)学部入学最低基準に達しています。
 7級 中級(中)の中国語能力を有し、HSK中等B級証書を取得できます。
 8級 中級(高)の中国語能力を有し、HSK中等A級証書を取得できます。


◎HSK受験のガイドブック
 HSK受験準備のための学習教材は様々ですが、HSK受験だけでなく、中国語学習の全般にも必ずお役に立てる必携キットとして《中国漢語水平考試大綱》をご推薦します。

 《中国漢語水平考試大綱》は、中国漢語教育指導委員会の決めた海外漢語教育指導要綱に基づき、中国国家漢語水平考試委員会事務局や北京語言文化大学漢語水平考試中心によって編集したHSK受験のガイドブックです。[基礎編]と[初中等編]に分け、それぞれ《中国漢語水平考試大綱(基礎)》、《中国漢語水平考試大綱(初中等)》の書名で中国国内に独立出版され、HSK日本事務局によって日本において発売しています。


《中国漢語水平考試大網[基礎]》
北京語言文化大学漢語水平考試中心編
税込4,200円(本体4,000円+税)

HSK(基礎)の紹介、HSK(基礎)試験監督用語、HSK(基礎)常用漢字(1604字)、HSK(基礎)常用語(3051語)、HSK(基礎)常用文法頂目(252頂)、HSK(基礎)出題例(サンプル問題1回分)、HSK(基礎)ヒアリング出題例(サンプル問題1回分、カセットテープ付)、HSK(基礎)サンプル問題答案など

《中国漢語水平考試大網[初中等]》
中国国家漢語水平考試委員会弁公室編
税込4,200円(本体4,000円+税)

HSK(初中等)紹介、HSK(初中等)試験監督用語(普通話録音付き)、HSK(初中等)出題例(サンプル問題2回分)、HSK(初中等)ヒアリング出題例(サンプル問題2回分、カセットテーフ付)、HSK(初中等)サンプル問題答案、HSK(初中等)常用漢字(2205字)、HSK(初中等)常用語(5253語)、HSK(初中等)試験常用語など。


《中国漢語水平考試大網》の直接注文:
 中国漢語水平考試大綱(基礎)か中国漢語水平考試大綱(初中等)のどちらかを明記して、下記の郵便口座番号に4,700円(送料500円込)をお振込ください。約1週間で宅配いたします。:
■HSK日本事務局
 郵便口座名義: HSK日本実施委員会事務局
 郵便口座番号: OO920-7-143821