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2017年度 現地研修-オーストラリア

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 8月5日~9月3日までの約1か月間、オーストラリアのブリスベンというところに行ってきました。1人1家族というホームステイで、ホストファミリーとともに過ごしました。オーストラリアは多民族国家ということもあり、各家庭で出身の国は異なり、オーストラリアの文化だけでなく様々な国の文化に触れることができました。

 オリエンテーションから始まり、大東文化学生に向けて作られた特別なプログラムで授業を受けていきました。授業は1授業1時間半で午前中に2コマ、午後に1コマという授業形態でした。授業内容は、週に1~2回、グループによるプレゼンテーションを行い、与えられたテーマに沿ってプレゼンをします。主にパワーポイントを使ってプレゼンの準備をしますが、日本と違ってパソコンが海外仕様となっているため何をするにも英語表記であり、とても苦戦しましたが、英語ばかりの環境にあったため、徐々に慣れていくことが出来ました。

 

校内設備

 学内には学生のために備えられたたくさんの施設あり、プールやジム、カフェテリアなど多くの施設が備わっています。多くの学生はお昼や放課後にカフェで勉強をしていました。

スタディーツアー

 週末にはスタディーツアーで、バスと船を乗り継ぎストラドブロークアイランドというところへ行きました。自然が豊かな島で、野生のコアラやカンガルーがみられる場所でもあります。この島にあるブラウンレイクという湖は、周りに生えているユーカリの仲間であるティーツリーの葉っぱや根っこの成分が湖に流れ込み、このような色になったといわれています。

体験授業

 移動教室のような形で様々な動物がやってきて、説明を聞きながら動物たちと触れ合いました。めったに触れることができないのでとても貴重な経験でした。現地の野生動物に詳しい方が来てくださり、野生動物についての特別授業を開いてくれました。また、別の日にはアボリジニの文化を学び、実際に行っていたボディペイントや火おこしなどを体験しました。

校外学習

 カランビンワイルドライフサンクチュアリという動物園へ行き、蛇に触れたり、コアラを抱っこしたりしました。その動物園はとても広く、パーク内を小さな列車で移動しました。ワラビーやカンガルーはエリア内で放し飼いされているためとても近くで触れることができ、一緒に写真を撮ることができました。

アフタヌーンティー

 グリフィス大学で日本語を学んでいる海外の学生とお茶やお菓子を食べながらお話をするアフタヌーンティーの時間がありました。そこでは、ただ話すだけでなく、学生の日本語の宿題を手伝ったり、お互いの国の情報を交換したりと、とても有意義な時間を過ごすことができました。 

スポーツ大会

 最後の週はスポーツ大会がありました。ビーチバレーやバスケットボールをして、大学に通っている学生と交流をするイベントでした。言葉は通じなくてもスポーツならルールは世界共通であるため、お互いのコミュニケーションを図りながら白熱した試合になりました。

 その後、帰国日まで授業はなく、卒業式まで自由行動でした。それぞれショッピングや観光、ホストファミリーとお出かけなど、有意義な時間を過ごしていました。

 

 卒業式では、感謝の気持ちをこめて日本の卒業式でも歌われる「旅立ちの日に」を恩師であるメイソン先生やサポートしてくれた方々のために合唱をしました。

最後に

 オーストラリアには、多くの人種、民族が存在しています。実際行ってみると、教科書やインターネットには載っていないことがたくさんありました。ホームステイでは、各家庭みんな違う国から来た家族であるため、家庭でのご飯に違いがあったり、家でのルールが違っていましした。多くの情報交換をして様々な家庭の状況を知ることが出来ました。

 また、渡航前には、みんな英語力に不安を抱いていましたが、それぞれ工夫をしてホストファミリーとの会話や現地のお店での会話を通して、現地で生活していくことの出来る英語力まで向上することが出来ました。この現地研修では、ただ勉強するだけではなく、現地の文化や環境に触れることで、習ったことをすぐに実践できため、生活していくうえで自然と定着して行きました。

 この現地研修を通して、現地の環境や文化だけではなく、多民族国家ならではの世界各地の文化にも触れることが出来、とても素晴らしい経験になりました。