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第5回「学生が選ぶインターンシップアワード」で『文部科学大臣賞』の栄誉に輝く

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 第5回「学生が選ぶインターンシップアワード」カンファレンスが5月17日、日経ホールで開かれ、全エントリーの中から事前選考で優秀賞に選ばれた4団体がプロジェクトの概要をプレゼンテーションしました。今年は544法人・645プログラムの過去最多応募があった中、2021年度に全学プロジェクトとして実施した本学のインターンシッププロジェクトが、優秀賞に加え、『文部科学大臣賞』の栄誉に輝きました。このプログラムは、2020年度から学長プロジェクトとして国際関係学部「企業と雇用」の授業で展開されているもので、授業担当でプロジェクト責任者の細田先生がプレゼンテーションを行いました。

 

 近年、インターンシップのとらえ方は大きく変化しており、採用に関連した1日だけの仕事体験と称したものが主流でしたが、就業体験を伴う質の高いインターンシップの実施、「産学協働による自律的なキャリア形成の推進」が求められる中、本学の取り組みが教育効果の高いプログラムを構築した好例として高く評価されました。このプログラムは、2020年度から学長プロジェクトとして国際関係学部の「企業と雇用」にて展開されており、今年が3年目となっています。プログラム内容は、前期にインターンシップ実習に関わる基礎知識習得、業界研究などインターンシップ実習のための準備を徹底し、夏季休業中に5日間のインターンシップ実習を行います。この実習を受けて、後期には、実習報告会の実施、ディスカッション練習、問題解決型学習を通じ、実習で学んだことをアウトプットし振り返るといった工夫がなされています。プロジェクト2年目の2021年度は、54名の学生が31社のインターンシップに参加(一部の企業において、感染症関係で中止した企業もある)し、社会人と一緒に現場で仕事を体験し、現場体験でこそ得られる就労観の醸成や自分の志向する業界の確認などができ、その後の就職活動へも影響するプラスの体験、学修となりました。

 国際関係学部の取り組みが全国レベルで表彰されたことは、履修した学生たちの頑張りを認めていただけたことでもあり、大変うれしい受賞となりました。

授賞理由(概要)

 多業種の受入れ企業と綿密に連携を図り、学生が平等に質の高い就業体験を受けられるように工夫された点が評価された。

 加えて、事前・事後学習プログラムの充実、現場体験比率を6割以上に設定 、学生からの希望を聞いた上で配属を決定するなど、教育効果の高いプログラムを構築するための丁寧な工夫が随所にみられる好例として高く評価された。

 

インターンシップアワードについて

【主 催】

「学生が選ぶ インターンシップアワード」実行委員会

【後 援】

経済産業省、厚生労働省、内閣府、文部科学省、株式会社日本経済新聞社、株式会社マイナビ

【概 要】

 学生の社会的・職業的自立に貢献したインターンシッププログラムを表彰する日本最大級のアワード。学生の職業観の涵養を促進する効果的なインターンシッププログラムを周知することで、プログラムの質的向上および実施企業数の増加を図り、学生と企業のより精度の高いマッチングを目指す。

 また、結果として「学生がインターンシップに参加する目的に合致し、1年次から卒業前までの在学中に自らの専攻や将来のキャリアに関連した就業体験をより積極的に行う環境」が構築されることも目的としている。

 5回目となる今回から新たに「地方創生賞」を創設。地方公共団体からの応募も受け付けることで、教育効果が高く地方創生 にも寄与するインターンシッププログラムを表彰し、より多彩な取り組みについて発信する。