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国際関係学科国際文化学科

2022年度 現地研修報告―インドネシア(パジャジャラン大学)

 8月12日から9月4日までの24日間、インドネシアのバンドゥンにあるパジャジャラン大学で現地研修を行いました。学生は14名で、今回はコロナの流行下で行われたため先生が引率として同行されました。現地で行った研修を報告いたします。

パジャジャラン大学での授業

 現地研修における授業先として、パジャジャラン大学が受け入れをしてくださりました。

 現地研修の授業では、文法の復習や単語の確認なども行いますが、特に喋ること、コミュニケーションに重点を置いて授業が進められました。具体的には、毎回授業のはじめに先生が学生に簡単な質問をするなどして、インドネシア語を使う機会を頻繁に設けられるなどがありました。先生はパジャジャラン大学の日本語学科の先生が担当されました。

 また言語の授業だけでなく、インドネシアのダンスの授業も行われました。男子、女子で踊りの様式が異なっており、男子は軍隊的な規律だった踊りなのに対して、女子は複雑に舞う踊りでした。その他にも、伝統的な染物であるバティック染めや現地の学生との交流なども盛んに行われました。

観光と文化体験

 バンドンでの観光はカワプティ、アジア・アフリカ会議の博物館、バンドロスというバンドンのツアーバスに乗りました。今年度はジョグジャカルタまで行き、有名な世界遺産のボロブドゥール寺院とプランバナン寺院を見に行きました。とても神秘的で素晴らしい寺院でした。

 文化体験として、授業で伝統的な染物のバティック作りやダンスをしました。インドネシアの伝統的な竹できた楽器のアンクルンの演奏も聴きに行きました。休みの日に現地の中学校にお邪魔しました。そこでは、先生や生徒たちがガムランの演奏やインドネシアの踊り、シラットという武術を披露してくれました。現地の生徒たちは、とても元気で賑やかでした。

 みんなと一緒に楽しく観光することができたので貴重な体験になりました。

ホテル

 今年度はコロナ流行のためホテルでの滞在でした。朝食はホテルのバイキングを利用したので、好きなだけものを好きなだけ食べることが出来ました。夕食は各自で好きな場所で好きなものを食べる形でした。ルームサービスやレストランも利用することが出来るので、体調が悪い時や少し外に出かけるのが面倒なときに利用しました。ホテルではインドネシア語と英語が通じました。とても快適に過ごすことが出来ました。

コロナ対応

 コロナということもあり、出国と帰国のために準備しなければなりませんでした。出国のために、ワクチンを2回以上接種し、ワクチン接種証明書とPedulilindungiというアプリに登録が必要だった。帰国する前にpcr検査とmysosというアプリに登録しなければならなかった。研修中はマスク着用でした。道端にいるインドネシア人はマスクなんかしていませんでした。

最後に

 この現地研修は、3週間という短い期間だったが、とても濃い時間を過ごしたと思う。日本とは全く違う環境で、言葉も全然通じない場所で過ごせたことはとても勉強になり、充実した3週間を送ることが出来た。この経験を糧として、これからの日々を精進していこうと思う。また、インドネシアに行けることを願う。