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国際関係学部からのお知らせ

2019年01月16日

エドワード・マーゲルJr. 教授の最終授業が行なわれました。

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  1月16日、7223教室において、エドワード・マーゲルJr.教授の最後の講義が行なわれました。卒論ゼミの学生、この授業のために遠方から駆けつけてくれた卒業生、教職員等、約30名が、大東文化大学でのマーゲル先生の最後の語りに耳を傾けました。授業では、三つのトピックに沿って、学生時代のことや、英語教育論について語られました。

 

LOOKING BACK ON: MY CHILDHOOD, RESEARCH, TEACHING CAREER

 マーゲル先生は、大学時代は、日本語と日本文学にしか興味のない「ガリ勉」だったといいます。45年前の、日本語の勉強に明け暮れるある日の、ご夫人との電撃的な出会いについても語られました。

5 EPISODES THAT CHANGED MY LIFE AND WAY OF THINKING

 幼少時にいじめられた体験から、「慎重に、慎重に友人をつくること」を学んだこと。コロンビア大学の大学院時代、憧れの英語教授法のJ・F・Fanselow先生の衝撃的な一言にふれ、「わからないことを怖がってはいけない。わからないことが研究の出発的であること」「困難が勉強のはじまり」「答えより質問が大事」が、マーゲル先生の研究や教育の原点になっていること。

 マーゲル先生の英語教授法のバイブルとなっている、Fanselow先生の著書”BREAKING RULES”がいかに型破りな本であるかを、本をめくりながら説明されました。

 たとえば、ページの端に線が引いてある部分は読む必要がないと言い切るところや、500ページの本の330ページから参考文献が出てくることなどです。

 また、Fanselow先生の”CONTRASTING CONVERSATIONS”が主張する“Try the opposite(逆のことをやりなさい)”という姿勢に感銘をうけたことも。

 さらに、”UNDERSTANDING THE LANGUAGE CLASSROOM”という本に収録された‘WHY DON’T LEARNERS LEARN WHAT TEACHERS TEACH?’のいう「言語を教えることは科学ではなく美術作品のようなもの」という考え方に触発され、教師は、学生に”Learning opportunity”を提供することしかできないこと、そして、教えることは学ぶことだと確信したのだといいます。

国際関係学部の33年

 マーゲル先生は、国際関係学部の創設と同時に着任されました。1986年4月、いまから33年前のことです。高坂駅に着いて、日本語の「田舎」という言葉の意味を実感したといいます。

 当時は、英語のネイティブの専任教員は大学全体で2名、現地研修をはじめとする国際交流に関わる協定書等の文書作成のために、毎日何時間もタイプライターに向かったことを懐かしそうに語られました。本学の国際交流の礎を築いた特筆すべき貢献です。

 

 結びに、大東文化大学の33年を振り返り、記憶に残ることを語られました。教職員との思い出、事務室は教育の背骨であると感じ感謝していること、卒論と格闘したゼミの学生たちのこと。さまざまな思い出を、具体的なエピソードを交え、まるで昨日のことようにヴィヴィッドに語られました。

 

 マーゲル先生は、「32 Years at Daito Bunka University: Some words of Advice」と題する文書を一人一人に手渡し、そこに記された10の教訓を説明されました。そして、最終授業を、インドの哲学者の次のような言葉で締め括られました。「できない」と思わず「できる」と思えば何でもできるのです。

 最後は、出席者からの質問です。マーゲル先生がカードを配り、二人一組になり質問を考えます。どこまでもアクティブ・ラーニングにこだわるマーゲル先生です。

 退職後のこと、今年度の卒論ゼミの学生の印象、日本語を選んだきっかけ、音楽のこと等、矢継ぎ早な質問のうちに授業時間が終了しました。

 

 終了後、マーゲルゼミの卒業生の横澤友紀さんから、花束が贈呈されました。横澤さんは、長野県からマーゲル先生の最終授業のために駆けつけてくれました。

マーゲルゼミの学生たち(クリックで大きくなります) マーゲルゼミの学生たち(クリックで大きくなります)
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おわりに

 マーゲル先生は、授業の中で「1986年4月の出来事」としてこんな話しをされました。教員控室で挨拶をした初対面の教員から「学生のレベルは高くないから、あまり真面目にやらなくてよい」と言われ、そのあまりに悲観的な言葉にショックをうけ、憤りを覚えたといいます。そのときの衝撃が、いつもポジティブなマーゲル先生の、学生中心の英語指導の原動力になったに違いありません。

 すぐれた英語教授法の研究者であり実践(教育)者でもあるマーゲル先生を、33年もの長期にわたって授業や演習の場で独占できた国際関係学部の学生諸君はたいへん幸運だったと思います。

 信州での悠々自適の暮らし、そしてご夫婦での海外旅行の傍ら、国際関係学部の教職員及び学生への変わらぬご指導をお願いする次第です。

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