環境創造学科は、身近な暮らしから地球環境まで、私たちが現代社会で「生きるための環境」に向き合い、新しい社会を考えることをテーマとしています。そのため、自然科学から人文・社会科学まで、学ぶジャンルは広範囲に及びます。経済学や生物学、法律学など多彩な授業を選択できる、自由度の高いカリキュラムも特徴です。
また、複眼的な考察力を養うために、学生が問題の起きている現場に足を運んで、その状況を肌で感じる体験を行う「現場主義」、現代社会が抱える切実な問題を直視する「実践主義」、学生と教員、学生と学生、学生と住民がそれぞれ向き合って対話をする能力を培う「コミュニケーション主義」の3つの柱をモットーに教育を行っています。具体的には、学生ならではの視点と発想でイベントを企画、実施して商店街の活性化を図ったり、地域住民の皆さんと交流を深めてコミュニティを再生したりする活動を通して、アクティブラーニングを行ってきました。
社会科学系学科で唯一ゼミを4年間必修としています。1~4年次の4年間、全員がいずれかのゼミに所属し、ゼミ対抗の発表会や卒業論文の発表会が行われています。ゼミは少人数制であるため、先生と密にコミュニケーションを取りながら、より深く学ぶことができます。専門の先生による様々な研究が行われているので、研究テーマの選択肢も豊富です。例えば、福祉施設などを訪問し、事例研究に取り組んだり、農村の暮らしを視察したりする調査や研究も盛んです。土壌生物の研究や、蜂蜜を作りながら自然環境を学ぶというユニークなゼミもあります。
現代社会が抱える切実な問題を直視します。
問題に直面している現場や問題解決のために先駆的に取り組んでいる地域等に出掛け、その状況を肌で感じる体験をします。
学生と住民、学生と学生、学生と教員が正面を向き合って対話をします。