環境創造学部からのお知らせ
発表の様子
兵庫県篠山市で開かれた「創造農村フォーラム in 篠山」(主催:篠山市、日本公共政策学会ほか)において、学生による政策コンペティション部門(10月27日)で、環境創造学科の齋藤博ゼミが入賞(篠山市長賞)した。
「地域の再生~創造的なまちづくりと農村・地方都市の可能性」をテーマに、全国から17大学の21チームが出場。齋藤ゼミは埼玉県宮代町での調査研究をベースに、篠山市への政策提言を行った。
発表内容は、「『シビック』があふれる地域社会~埼玉県宮代町の取り組みを通して考える、大都市近郊における農村地域の再生~」と題し、(1)宮代町の概要 (2)宮代町の取り組みの分析 (3)地域再生のポイントの整理 (4)篠山市への提言 (5)まとめ として展開した。
宮代町は美しい田園風景が残る「農」が息づく地域である。そして、篠山市と同様に、大都市近郊に立地していることによる無秩序な開発への脅威や人口流出といった課題を有していた。しかしながら、宮代町では、「農」のあるまちづくりを具現化した「新しい村」を中心として、地域の様々な担い手による協働の布陣が形成され、潜在的な地域資源を生かしたまちづくりが実践されてきた。
宮代町での現地調査では、「潜在的な資源の活用」、「地域コミュニティの再生」に着目しながら、文献調査、現地踏査、そして、宮代町役場等へのヒアリングを行った。その調査結果を分析し、農村・地方都市を再生するためのポイントについて、「シビック」という概念を軸に整理している。さらに、篠山市の現地調査で得た知見をもとに、篠山市において「農」を軸とした創造的なまちづくりを展開していくための政策提案を行った。
篠山市長、篠山市政策部長との記念撮影