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環境創造学部からのお知らせ

2020年05月29日

来たるべき春のために

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来たるべき春のために

環境創造学科 学科主任 馬場靖雄

 

   これまでの環境創造学科での学びを振り返ってみれば気づくでしょうが、大学教育の根幹の一つは、頭と手足を同時に動かし鍛えることです。環境創造学科の場合なら一方で、生態学や社会系諸科学などの分野に跨がる豊富な文献を読みこなし、それぞれの学問分野で蓄積されてきた知見を踏まえたレポートや論文を作成する訓練を積むこと。頭脳をトレーニングするこの作業は、講義を聴いたりゼミナールでの発表・討議に加わったりというように、教室内で行われます。他方では、教室から、あるいはキャンパスから飛び出して、環境保護やまちづくり・地域振興などをめぐるさまざまな社会問題が生じている現場に足を運び、調査やインタビューを行うこと、さらには、実際に自分の手による情報機器の操作に取り組む中でIT関係の知識とスキルをも身に付けること。頭脳を磨く/手足を鍛えるというこの二つの構成要素が、一体となって大学の、環境創造学科での、学びの内実を形成するわけです。


   しかし皆さんがそのような学びの総仕上げを行い、卒業研究(卒論)へとまとめ上げようとするまさにこの時において、現下の災厄が生じてしまっています。この情勢下では、今述べた二つの作業を完遂するのは極めて困難になっています。私ども教員が教室で直接皆さんに知識を伝達し質疑応答を交わすことも、学外での調査活動(フィールドワーク)も、手取り足取りの指導によって情報機器の扱いに習熟してもらうことも、当面は著しく不十分な形でしか行いえない状況です。


   現在は皆さんにとっても私どもにとってもはなはだ不自由で困難な、言わば冬の季節だと言えるかもしれません。しかし私たち環境創造学科教員一同は皆さんに、この制約の多い時間の中で、今後の社会生活の中で大いに活用しうる武器となる、さまざまな知識や、語学と機械操作などのスキルとを着実に身に付けてもらいたいと考えています。私どもは、まもなく再始動するであろう活力に満ちた実社会の中で、皆さん一人一人が実り豊かなキャリアを積み重ねていくための、着実な基礎を築くことができるよう、全力を尽くすつもりです。
冬の土の下こそ、次のすばらしい芽生えのための、想像を絶するほど激しい活動の場なのだと、チェコの作家カレル・チャペックは『園芸家12カ月』のなかで述べています。この不自由で困難な冬の季節を、一見すると凍っているように見える土の下での熱い活動を繰り広げつつ、過ごしていこうではありませんか。

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