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「新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 特徴と感染予防」(健康科学科 WEB体験授業)公開。今後も続々公開予定

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公開中のWEB体験授業も30本の大台に

本学では、授業を通して学問の魅力を伝える動画コンテンツ「WEB体験授業授業」を2018年からスタートしています。

このたび、スポーツ・健康科学部健康科学科の中島一敏教授による「新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 特徴と感染予防」を公開しました。

感染症学の専門家であり、メディアでコメントすることも多い中島教授が、オンラインを通して学生らに講義を行い、その中で意見交換などをする様子が収められています。「WEB体験授業動画」では、今後もさまざまな学科の授業動画を随時公開していく予定です。

 

今回の授業は、ゼミの特別講義として行われたもの。動画には、中島教授のコメントとオンラインでの授業の様子が交互に収められています。
 
授業の前半ではまず、新型コロナウイルス感染症の発生から現状までの経緯を振り返り、病気の特徴などを確認。中島教授は、ウイルスが日常に存在する状況で「正しく恐れること」の重要性についてコメントしています。
 
その後は、教授がいくつかのテーマを設定し、学生らがそれに答えるセッション形式で、感染予防法などについて考察。
「(新型コロナウイルス感染症を)怖いと思うかどうか」というテーマでは、学生からの意見をきっかけに、「ウィズコロナ」という言葉についての意見交換が行われました。

 

「自分ができることはなにか」「どうやったら伝わると思うか」というテーマに対しては、「自分は(感染したとしても)軽症かなと思ってしまっているが、家族などにうつしてしまうと怖いので、予防に気を付けている」という意見があがりました。

 

また、「オンラインで食事会をして外食を控えている」というコメントがある一方で、「アルバイト先でも『密』を避けるために換気や同時にシフトに入る人数を減らすなどしているので、飲食店は対策をしていると思う」という学生もいました。その他、「身の周りでコロナ禍でも遊んでいる人は『自分は免疫力があるから感染しない』と言って聞く耳を持たない」などの意見が述べられました。
 
中島教授は授業の最後に「また、教えてください。どうしたらいいのか、みんなから学ぶことが多い」と述べ、「自分の身近で起こっていることを共有しながら、どのように感染症に向き合っていくのかを、共に考えるゼミにしたい」と、動画を締めくくりました。
 
 
■中島一敏 教授 (スポーツ・健康科学部 健康科学科)

WHO元医務官・国立感染症研究所元主任研究官、厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード ボードメンバー

・現在の専門分野
疫学、予防医学, 感染症学 (キーワード:感染症危機管理、アウトブレイク対策、感染症対策、実地疫学、公衆衛生、予防医学)
・主要学科目
微生物学(感染症学)、予防医学概論、疫学、生物統計学、公衆衛生学、保健医療福祉概論