大東大 2022秋期オープンカレッジ
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宮みやたき瀧 交こうじ二滝たきぐち口 明あきこ子井いのうえ上 貴たかこ子𠮷よしむら村 武たけのり典栗くりやま山 保やすゆき之大東文化会館特別講座講師プロフィールは、ホームページ各講座紹介ページに載せています(全講座)10月15日西アジア地域の人とモノの交流―イブン・ハルドゥーンの活動を中心に 歴史学、社会学、政治学など多様な内容を含む文明論を唱えた『歴史序説』の著者イブン・ハルドゥーンは、ときに知識人や裁判官、政治家など様々な姿で、イベリア半島、北アフリカ、エジプト、シリアと広大なアラブ世界を駆け抜けて活躍し、中世イスラーム社会の知の巨人である。本講座では彼の『自伝』に焦点をあて、彼の活動からイスラーム社会の東西のつながりについて考えてみたい。10月1日お茶から考える東西文化交流の500年 茶は「アジア発の世界飲料」と呼ばれます。美と健康と長寿の飲み物として近年ますます注目を集めています。茶はどのようにして中国、日本、アジアから欧米やアフリカなど世界に広がり、各地域の生活を変えたのでしょうか。今年は千利休生誕500年。そして来年、東洋研究所は百周年を迎えます。この機会に、人類に豊かな恵みをもたらしてきた美味しい薬・チャをとおして、東西文化交流史を振り返りたいと思います。大東文化大学国際関係学部教授大東文化大学国際関係学部准教授10月29日教育者としての岡倉天心 岡倉天心[1863〜1913]は、明治20(1887)年に開校した東京美術学校(現・東京藝術大学)の初代校長を務め、晩年は日本美術院を発足させ、横山大観や菱田春草といった錚々たる芸術家を育てた美術教育者として広く知られています。その学生教育の方法は大変ユニークで、様々なエピソードが伝えられています。今回は、この教育者としての天心について具体的に迫ってみたいと思います。11月12日南インド、タミルナードゥ州の政治・宗教・芸能 近年、インドはIT産業で有名になり、日本への進出も著しい。在日インド人エンジニアにはタミルナードゥ州出身者が非常に多いが、首都デリー中心とした北部と比較すると、南部についての情報は未だに少ない。本講座では、言語・民族・歴史的経験の異なる南部タミルナードゥ州の政治・宗教・芸能と、その密接な関係の考察を通じて、南インドの文化と現状に対する理解を深めていきたい。11月26日ポルトガル来航以前のインド洋貿易 本講座では、アラビア半島南西端に位置するイエメン地方の港アデンの税関関連アラビア語史料をもとに、15世紀末のポルトガル来航以前のインド洋貿易の展開についてお話しいたします。とくに、どのような物産が貿易品として取り扱われていたのかに関してご紹介したいと考えております。大東文化大学文学部教授埼玉県新座市教育委員会委員大東文化大学国際関係学部教授大東文化大学東洋研究所教授日時/土曜日 10:30~12:0010月1日、15日、29日11月12日、26日全5回受講料(一般) 10,000円   (本学学生) 8,000円定員 30名─ 9 ─ 大東文化大学創立の母体となる大東文化協会が、大正12年(1923年)2月に設立されました。そこでは漢学を中心とする東洋学術の東洋研究部、東西文化の融合による新文化創造を目指した比較研究部がありました。この二つの研究部を引き継いだのが東洋研究所です。来年、100周年を迎える本研究所の各研究班から選ばれた研究者10人が、春期と秋期の各5回、全10回にわたって講座を開催いたします。 001    大東文化大学東洋研究所共催 特別講座東洋研究所100周年リレー講座「南・西アジア、東西文化交流関係」

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