大東大 2022秋期オープンカレッジ
24/36

蛭ひるま間 健けんご悟熊谷市教育委員会社会教育課市史編さん室主査宮みやたき瀧 交こうじ二打うちこし越 竜たつや也神かんだ田 山やまぶき吹長はせがわ谷川 勤つとむ元松蔭大学客員教授平たいら良 宣のぶこ子宮みやたき瀧 交こうじ二坂さかもと本 和かずとし俊日本考古学協会会員≪埼玉の近現代史を学ぶ≫埼玉の近現代史を彩った女性たち放送大学非常勤講師10月7日近代秩父の女性たち 明治17(1884)年の秩父事件に象徴されるように、秩父地域の人々は、激動する社会の姿にいち早く目を向けました。なかでも秩父事件の中心メンバーであった井上伝蔵の姪にあたる井上直は、福沢諭吉らの婦人論を集めた『日本婦人纂論』を編集・出版した日本初の女性ジャーナリストとして知られています。このほか、小説家・大谷藤子など、秩父出身の女性文学者も御紹介します。10月14日荻野吟子の生涯 歴史資料から見えてきた新たな人物像 現在、塙保己一、渋沢栄一と並んで“埼玉県三偉人”の1人とされているのが、武蔵国幡羅郡俵瀬(旧・妻沼町、現・熊谷市)出身の女医・荻野吟子です。明治18(1885)年の医術開業試験に合格し、公認女性医師の第一号として東京湯島に医院を開業しました。吟子の開業に至るまでの苦労の数々や、波乱に富んだその生涯を、最新の研究成果等をふまえてわかりやすくお話します。10月21日お茶博士・辻村みちよの生涯 本学のオープンカレッジにも何度か御登壇していただいている、さいたま市出身の講談師・神田山吹さんが、お茶から、あのカテキンを発見したことでも知られている、足立郡桶川町(現・桶川市)出身の農学博士・辻村みちよの生涯を、講談で御紹介します。女性初の農学博士としても知られている辻村の、学問と教育一筋に捧げたその生涯を顧みてみましょう。11月4日エリザベス・F・アプタンと埼玉-毛呂山町を中心として- アメリカ出身の幼児教育事業者であるアプタンは、明治41(1908)年から日本で伝道活動を開始し、川越の初雁幼稚園の園長に就任したのを皮切りに、浦和、大宮、熊谷等で幼稚園を設立するなど、埼玉県の幼児教育に大きな足跡を残しました。昭和9(1934)年、毛呂山町に移り住み、町の幼児教育にも力を注ぎ、名誉町民第一号になりました。この機会にその献身的な伝道・教育活動をたどります。11月11日埼玉の児童文学と女性作家たち-石井桃子・北川千代・壷井栄- 浦和に生まれた石井桃子、大寄村(現・深谷市)に生まれた北川千代、そして、実妹が熊谷市にいたため『母のない子と子のない母と』など熊谷ゆかりの作品を残した壷井栄、浦和に暮らし、川口市を舞台に『キューポラのある街』を発表した早船ちよなど、ゆかりの女性児童文学作家を御紹介します。大東文化大学文学部教授埼玉県新座市教育委員会委員講談師毛呂山町歴史民俗資料館副館長兼係長大東文化大学文学部教授埼玉県新座市教育委員会委員107 乱れた世の中、何が正解なのかもわからぬ時だからこそ、人間とはどうあるべきなのか、その基本軸を考えた孔子の言葉は、かの渋沢栄一にも愛読され活用されてきました。 そこであえて混沌とした現代に、名言の宝庫である『論語』を読み直してみましょう。 初学者の方、歓迎致します。108 明治維新の精華は近代国家を誕生させた。西欧からの侵略の危機を克服した明治国家は、「富国強兵策」の下で日露戦役に勝利して誇り得る成功体験となった。反面、大正・昭和の時代は立憲政治の未成熟から政党政治は短期間で終焉し、軍閥の台頭により滅亡への道を歩む。今回は「明治維新からの八十年」を検証して、その成功と失敗の両面を歴史の教訓として学びます。第1回 日露戦役の勝利と陸軍の大陸政策第2回 藩閥超克としての大正デモクラシー第3回 大正期の諸相・「吉野作造と原敬」第4回 政党政治の終焉と「国家改造運動」第5回 昭和軍閥の台頭とファシズムへの道110 古代氏族の氏名(うじな)は、古墳時代における王権内の職掌に由来する。ここでは、古墳時代の氏族、大神君・土師連・玉作連・膳臣等の動向を考古資料と史料(『記・紀』・『倭名抄』・木簡・墨書)等を手がかりに考える。講義は、遺物・出土地・地名などの図・写真・5万分の1の地形図等をパソコン画像の投影を用いて行う。日時/土曜日 10:30~12:3010月8日、15日、22日11月12日、26日(10月29日、11月5日、19日休)日時/土曜日 13:30~15:0010月8日、15日、22日11月5日、12日(10月29日休)日時/土曜日 13:15~14:4510月15日、22日11月5日、12日、26日12月3日(10月29日、11月19日休)全5回受講料(一般) 13,500円   (本学学生) 10,800円定員 30名全5回受講料(一般) 10,000円   (本学学生) 8,000円定員 30名全6回受講料(一般) 12,000円   (本学学生) 9,600円定員 30名109日時/金曜日 10:00~11:3010月7日、14日、21日11月4日、11日(10月28日休)全5回受講料(一般) 10,000円   (本学学生) 8,000円定員 30名─ 22 ─生きた『論語』を楽しもう!〜令和のコロナ禍の中で『論語』を読み直す〜大正デモクラシーと近代日本考古資料・史料からみた古代氏族の動向≪シリーズ講座 郷土の歴史を学ぼう≫

元のページ  ../index.html#24

このブックを見る