「地域の皆様の生涯教育のために」 大東文化大学 学長 門脇廣文

大東文化大学は昨年創立95周年を迎え、いよいよ100周年に向けてのカウントダウンが始まりました。少子化が加速していくこれからの社会にあって、本学が最も重視しているのは、「伝統文化の尊重」と「新しい文化の創造」という本学の原点に立ち返り、教育の「質」の向上をさらに推し進めていくことです。 

教育改革をさらに推し進め、学生が主体となって学内外のさまざまな場面で生き生きと躍動する学びと成長の場としての大学を創っていくこと、全ての学生を、「伝統」と「創造」の両翼で世界に飛翔する社会人に育てていくこと、そして幸せな人生を送っていくための社会人基礎力を身に付けさせること、これが創立100周年に向けての本学の教育改革の目標です。また、これこそが教育機関としての本学の本来の役割だと考えます。 

ただ、大学の果たすべき役割はそれだけではありません。現在、日本は少子化の一方で、高齢化が加速しています。そして、そう遠くない将来、「人生100年時代」が到来すると言われています。そのような日本において大学が果たすべき役割の一つに「地域貢献」があります。本学の地域連携センターは、その役割を果たすことを使命としています。 

地域連携センターの「オープンカレッジ」は、生涯教育を通して地域社会に貢献するために開設されたものです。このオープンカレッジには、「東西文化の融合」という本学の建学精神に基づいて、数多くの講座が設けられています。オープンカレッジに設けられた数々の講座の内容をぜひご覧ください。ワクワクするような講座ばかりだとお思いになりませんか。 

このような講座を通して、皆さまの生涯に渡る学習のために、また、幸せな人生のために、本学がいささかでも貢献できれば、それに勝る幸せはありません。 

皆さまの受講を心よりお待ちしております!!

 

「大学と地域貢献・社会貢献」 大東文化大学 地域連携センター長 中村年春

教育(人材の育成)、研究(真理の探究)と並ぶ、大学の第三の社会的な役割として、地域貢献・社会貢献の重要性が強調されるようになってから、20年余りが経ちます。この間、たいへん多くの大学で、地域貢献・社会貢献、社会連携(産学公連携)、高大連携など、様々な形で活動を展開してきています。

大学の地域貢献・社会貢献といえば、生涯学習のための公開講座や図書館等の大学施設の市民への開放、社会人入学(社会人の受入れ)だけであった時代と比べると、格段の変化といってよいでしょう。 

2006(平成18)年改正の現行「教育基本法」では、大学は「学術の中心として、高い教養と専門的能力を培うとともに、深く真理を探究して新たな知見を創造し、これらの成果を広く社会に提供することにより、社会の発展に寄与するものとする」(7条1項)とされています。現在の大学は、社会と無関係な、かつてのような「象牙の塔」では、その存在意義すら問われかねません。社会との連携・交流や貢献なしには、その存続・発展は望みがたいといっても、過言ではありません。

もちろん、地域貢献・社会貢献が大学にとって最重要の社会的な役割で、教育、研究が二の次ということでは決してありません。教育、研究という大学本来の伝統的な役割が軽んじられることがあってはならないし、教育、研究の質的な充実とその向上があってこそ、地域貢献・社会貢献も実を上げることができます。「第三の」役割というのは、そのような意味をも含んでのことだと思います。 

本学は、大東文化大学将来基本計画「DAITO VISION 2023」において6つのヴィジョンを掲げ、その一つが「地域・社会貢献」です。それは「学術の中心」として地域と連携・共同し、社会の発展に貢献するというものです。本学が有する知的・人的・物的資源を最大限に活用して、社会に有為な人材を育成し、輩出するとともに、社会から託された役割を自覚し、公正で持続可能な社会の実現とその発展に寄与するため、「知の拠点」として社会連携・社会貢献活動を通して地域社会から信頼される大学となることを宣言したものです。オープンカレッジもその一環と位置づけております。

 

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