「時代を切り開く鍵
それは文学にこそかくされている」
急速な情報化と国際化。日本は先行き不透明な時代を迎ている。それに呼応するかのように、不登校や非行、いじめなど、教育現場はさまざまな困難に直面している。大人たちは企業社会に依存できないと自覚し始め、若者は将来に漠然とした不安を抱き続けている。いまこそ日本人全体が、自分なりの行動哲学を模索すべきなのかもしれない。長い歴史の中で、文学は人間の在り方を説き、未来を指し示すことで、人々の精神的支柱の役割を担ってきた。まだ見えない新世紀、私たちの社会を、そして自分たちをどう導くのか。その答えは社会を映す鏡である文学にこそあるにちがいない。
文学部とは
「文学を主軸とした自由な教育体制で幅広い視野を育成」
大東文化大学の文学部は、1923年の開学以来の歴史と伝統を持つ。大きな特徴としてまず挙げられるのが、科目選択の自由さである。学科の壁を越えて科目を選択できるだけでなく、各年次ごとの履修制限を設けず、学生はより興味のある分野を自由に研究できる。また、少人数制のゼミナールを開設し、学生の自主的な研究を支援すると同時に、教員とのより良いコミュニケーションを図っている。また、世界各国への留学奨励や海外から研究者、留学生を多数招聘し、国際的な教育にも力を入れている。学生には教職希望者が多く、多数の卒業生が全国の高等学校、中学校、小学校、幼稚園で活躍している。
日本文学科 | ●日本文学と日本語学の2方向から学問を研究 ●哲学、中国文学など日本文学との縁の深い知識も学ぶ ●日本・東洋文化への理解から国際的視点を育成 |
中国学科 | ●思想、文学、歴史など、中国のすべてが学問の対象 ●中国語会話や書道芸術などの実践的な分野も習得 ●中国文化からこれからの国際社会と日本を展望 |
英米文学科 | ●多彩な英米文学作品を講読、英語圏の文化も理解 ●言語学、音声学の面からも英語に深くアプローチ ●外国人教員による実践的な英語運用能力を育成 |
教育学科 | ●教育学とそれに関連する諸科学をバランスよく開講 ●少人数教育を重視した専門教育科目 ●教員資格はもちろん、他分野で活かせる知識を深める。 |
書道学科 | ●基礎から専門への「書学コース」と「書コース」 ●文字の宇宙で遊行する感性豊かな人材育成 ●未来の書をイメージする「書道学」の構築 |
Last modified: Thu May 28 09:39:50 JST
1998