実は文部科学省で検定を受ける高校の教科書は70種類以上あることをご存知か。こうした教科書は皆面白く、わかりやすくしようとしのぎを削って作られている。こうした教科書を次々に読んでいけば、基礎的なものは重層的に身につくはずである。「今さら高校の教科書なんて」と思う人も多いかとは思うが、これは自分が強制されないで読むとまた違った感じなので、是非一度お試しあれ。まずこの70種類は大きく2つのレベルに分かれている。英語が不得意な生徒用の大版のカラフルなものと、大学受験生を意識した小版のもの。大版のものは本当に英語嫌いな人に振り向かせようと涙ぐましい工夫の後があるので読んでいて楽しいし、本によって手を変え品を変え、基本を説明しようとするので何種類かを読み比べれば染み込むはずである。もしかして今までわからなかったのは自分が使っていた教科書 A の説明が悪かっただけだという発見をするかもしれない。何冊か読んで勢いを付けたら小版に移る。そして何冊か読む。これを重ねれば雑学知識も増えるし、色々な基礎力が付くのは保障付きである。ただし上でも述べたように訳してはだめ。単語が出てくる順番に頭から理解していくこと。 次へ
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