ドイツ語圏現地研修
英語学科の専門教育科目(選択)のなかに、「ドイツ語圏現地研修」という授業があります。3年次の夏休みに実際にドイツへ行って、生きたドイツ語を学ぶプログラムです。さまざまな国からドイツ語を学びにきている人たちとともに、ドイツ語はもちろん、ドイツの生活や文化も学んでみましょう。英独系の学生だけではなく、ドイツ語を熱心に勉強している英語系の学生のみなさんも参加できます。
ドイツ・ライプツィヒ大学付属ヘルダー・インスティトゥート『インターDaF』
"inter DaF e.V" am Herder-Institut der Universität Leipzig
1. 12名前後の受講生を1クラスとする、週30時間の語学授業
2. 週10時間の体験的学習(遠足、コンサート、ビールの夕べ、スポーツサークルetc.)
3. ライプツィヒ大学日本語学科学生によるチューター制度あり
8/10(日) |
成田発 |
8/11(月) |
ライプツィヒ着、受講登録、寮へ移動、ウェルカムパーティ |
8/12(火) |
オープニングセレモニー、プレイスメントテスト、市内ガイドツアー、授業開始 |
8/29(金) |
授業終了、グループ学習の発表、パーティ、修了証書の授与 |
8/30(土) |
チェックアウト、ライプツィヒ発 |
8/31(日) |
成田着、解散 |
* 詳細については、2年次の秋に説明があります。また、3年次での履修登録が必要です。
★私はドイツへ行く前に、ドイツ語検定の勉強を一生懸命していきました。結果はどうあれ、勉強の成果はドイツで出すことができたと思います。ドイツへ行ったら必ず友達を作って帰りたい!と思っていたため、積極的に他の国の子に話しかけ、友達になりました。周りは英語で話している人が多かったのですが、私は英語があまり得意ではなかったのと、ドイツ語を学びに来ているのだからと思い、友達になったハンガリーの子とドイツ語でコミュニケーションを取りました。そして何よりも、日本人を頼らず自分でできる範囲は、一人で行動しました。テレフォンカードを求めてあちこちのお店に聞きまわること、小旅行のため格安のチケットを取ること、道がわからなくなったらお店の人に聞くこと、日本にいればごく簡単なことですが、外国でするにはとても勇気のいるものでした。私にとっては、ドイツでの毎日が勉強であり、何かを発見するチャンスでもありました。 (2008年度参加者Aさん)
★プレイスメントテストを受けて、自分の実力に合ったクラスで勉強できたことは、とても良かった。日常で使う表現を学ぶことができて、さらに発音の授業もあって、少し力がついたと思う。ベルリンやドレスデンへのツアーがあったり、サッカーや工作をしたり、コースの内容はとても充実していた。また生活面では、寮のシェアメイトもすごく優しく、いつも私のことを気にしてくれていて、初めての一人暮らしや家事も、とても楽しかった。 (2008年度参加者Nさん)
★わたしのクラスは、他のクラスの人にうらやましがられるほど、暖かくて素晴らしいクラスでした。コースの参加者全員で遠足をしたり、美術館に行ったりもしました。ドイツの街並みや歴史、アートなど、どれも素晴らしく、勉強になることがたくさんあったけれど、何よりも私はクラスのみんなと過ごした時間が印象に残っています。最後のさよならパーティで、クラスのみんなが心から笑っていたことは、絶対に忘れません。 (2008年度参加者Cさん)
★わたしは海外が初めてだったので、感動しつつも不安でいっぱいでした。一番初めにスーパーで買い物をした時は、とても緊張しました。レジでお金を払えた時の感動は、いつもしていることとは考えられないほどでした。しかしだんだんと慣れてきて、最後の週には、一人で町に出るようになりました。すごく気に入ったバッグがあったのに、何も言えずに店の中をうろうろしてみたり、外に出てもやっぱり戻ってきてしまったりを数日繰り返しました。ある日、店員さんが話しかけてくれて、色や大きさの説明をしてくれました。心臓バクバクで、その時のことはあまり覚えていないのですが、Alles
klar? という問いに答え、そのバッグを買えたことはとても印象に残っています。 (2008年度参加者Nさん)
★この現地研修に参加したことで、私はたくさんの自信を得ました。まず、寮での生活です、日本では実家暮らしての私にとっては、一人暮らしはとてもいい経験でした。テレビも携帯電話もない生活は新鮮でした。ご飯も自分、洗濯も自分、何にも頼らない生活は大変と感じるよりも、楽しかったです。初めの授業で、他国から来た人は「ドイツ語を学びに来ているのはもちろん、さらにドイツ語で文化や習慣を学びに来ている」とわかりました。国も言語も違う人と一緒にドイツ語を学ぶ機会なんて、一生に二度もないと思いました。
また、遠足でベルリンへ行ったときに、今までテレビや本や先生の話だけで終わっていた歴史を、自分の目で確かめることができたのは、すばらしい勉強になりました。ベルリンだけでなく、滞在していたライプツィヒ、遠足先のドレスデン、小旅行で行ったアイゼナハ、すべて自分の目で見られたことは、感動です。 (2008年度参加者Mさん)