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「大東文化大学青山杉雨賞」青山慶示氏へ感謝状授与

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理事長より感謝状を授与される青山氏

「大東文化大学青山杉雨賞」の授賞式が6月10日に行われ、平成22年度に設けられたこの賞の授与は今年で10回目となり最終年度を迎えることとなった。

学園から7月3日、長年ご支援いただいた青山家を代表し、青山慶示氏に対し感謝状の授与を行った。

学園関係者より青山氏に対し感謝の意を述べ、青山氏からも謝辞をいただいた。

 

中込理事長より、

長年に亘り、本学の学生へ多大なるご支援をいただき、誠にありがとうございました。心より感謝いたしまして、御礼申し上げます。

 

門脇学長より、

10年前にこの賞が設けられたころから、私も関わらせていただきました。受賞した大学生や大学院生たちは、皆誇らしい顔をしておりまして、その顔を見て私も有難く感じておりました。受賞者たちには、とても励みになったことと思います。

本学のルーツである書道、これが近年では少し忘れられつつありました。しかしながら、昨年度から書道と漢学を見直すブランディング事業を立ち上げ、大東ベイシスの6つの中にも書道を入れております。

これにより、今年度の書道の授業受講者は増加しました。本学に来た学生には、どの学部の学生も一度は筆を持ってほしいですし、また、書道を志す学生たちには、本物の書道を目指す人に育ってほしいと思っております。

この賞は設立から50人が授与されました。多大なるご貢献に感謝の念しかありません。ありがとうございます。

 

髙木書道研究所所長より

10年間誠にありがとうございました。

この賞の設立経緯について少しお話をいたします。11年前に青山氏と話をする中で、書道を学ぶ若い人たちの中で、青山杉雨先生の名前が消えていっていることが残念だという話題がありました。そのような話の中から、青山慶示氏より賞の設立の話をいただきました。

当初は名称に青山杉雨先生のお名前を入れる予定ではありませんでしたが、青山氏よりのご支援により、青山杉雨先生のお名前を残すための設立であることから、「大東文化大学青山杉雨賞」に決まりました。青山杉雨先生は書道研究所の前身、書道文化センターの初代所長でありまして、今年書道研究所50周年の年に、私が所長を務めさせていただいているのは、とても縁を感じております。今後は、1回目の受賞者から今回までの受賞者の中で、受賞記念展を開催しようという計画があります。その際には、またご支援ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

青山慶示氏より

本日はこのような場を設けていただき、恐縮しております。

私からの挨拶は先日の授賞式での言葉に込めさせていただきました。

髙木先生より、父(青山杉雨)の回顧展の収益で若手へ支援をしようという提案があり、別の機会で青山杉雨賞を5年間行ったことがあります。その後、再び若い人たちへの顕彰として貴学で青山杉雨賞を設立してもらいました。書道は書作と書学の両立が大切です。書道の先生と呼ばれるのではなく、書家と呼ばれる立場の人に育っていってほしいと願っています。今後とも支援して行きたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。