Education & Research

地域デザインフォーラム(板橋区・大東文化大学との共同研究)

概要

地域社会Ⅰ分科会は、板橋区における「まちづくりとコミュニティー」をテーマに、研究を進めています。平成13年度は、3月に実地した「区民の地域活動に関するアンケート」の結果から、伝統的な地域団体である「町会・自治会」と、様々な分野で多様な活動を展開する「趣味・スポーツのグループ」、「ボランティア団体」の3つの団体に着目し、更に調査・研究を進めることとしました。

現在、聞き取り調査等により、これらの団体の現状・問題点や今後の方向性等を分析しており、今後、板橋区の地域活動の更なる活性化を図るためには、これらの団体が地域において如何に連携していくべきであるか、また、そのためには板橋区は行政として如何に関与していくべきかを研究し、まとめています。

世界に例を見ないスピードで進行しているわが国の少子高齢化の下では、福祉施策の充実は住民の最大関心事項であり、基礎的自治体としての板橋区が早急かつ重点的な対応を求められている課題と考えます。

地域社会Ⅱ研究分科会では「21世紀の福祉のまちづくり」をテーマにして、板橋区の福祉行政の実態や成果を分析して区民のニーズを踏まえた関係政策の見直しと充実の方向を検討してきました。今回の報告では、板橋区の現行姿勢と要見直し店を概観したうえで、特に健常高齢者の就業、学習等の施政の充実方向、要援護高齢者への住宅・施設介護サービス実施上の諸課題と対応策、そしてこれからの超高齢化社会の基盤整備の観点から必要なボランティアの育成支援や情報化による高齢者福祉への貢献方策等を柱にまとめています。

板橋区は、都内でも産業活動が活発で、世界的にも有名な製品が数多く作られ、賑やかな商店街は私たちの生活の豊かさを支えています。しかし、社会・経済の急激な変化により、工場数の減少、商店街の空き店舗の増加等新しい課題に対する早急な対応が求められています。

産業振興分科会では、「産業の活性化」をテーマにして、区内企業人との意見交換や「消費者お買物調査」の実施、関係団体・機関のヒアリングを行い、21世紀の板橋をリードしていく産業について研究を重ねました。

今回の報告では、開業率の低下に見られるように産業活動が停滞している状況を打開するために、統計調査、各種報告書により板橋区の産業実態を把握して、21世紀を担える新産業をいかに創出していくか、自治体と大学との協働による新たな産業創出の支援策を中心とした起業家育成システム構築についてまとめています。

当分科会では、これからの板橋区と区民の協働によるまちづくりあるいはコミュニティ関連施策を 実りあるものにするためには、区民のコミュニティ意識を的確に把握することが必要不可欠であるとして、 区民のコミュニティ意識がどのように変化しているかを分析するために、住民アンケートの実施をしました。

アンケート結果に基づき5つの地域別(板橋・常盤台・志村・赤塚・高島平)、年代別、性別、生活タイプ別(職業)に分析をおこない、また、家族構成による生活パターンや板橋区在住年数という切り口からも、解析をおこないました。

報告書

地域社会Ⅰ(まちづくりとコミュニティ)

目次
第1章
第2章
第3章
第4章
第5章
おわりに

地域社会2(21世紀の福祉のまちづくり)

目次
第1章
第2章
第3章
第4章
おわりに

産業振興(新産業の創出支援)

目次
第1章
第2章
第3章
おわりに

区民活動調査

共同研究について

  • 共同研究の意義について
  • 地域デザインフォーラム
  • 共同研究員名簿