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2016年02月05日

テコンドー リオ五輪アジア大陸予選へ!

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左:鈴木選手 右:山田亮選手左:鈴木選手 右:山田亮選手

 1月31日、テコンドーの第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ)アジア大陸予選日本代表最終選考会が、岐阜県羽島市防災ステーションにて行われた。本大会は、今夏ブラジルのリオで開催されるオリンピックテコンドー競技のアジア大陸予選日本代表を決める最終選考会。
 アジア大陸予選へは日本から男子58、68kg級、女子49kg級の3階級に派遣することが決まっているが、2013・2014年度全日本選手権入賞者に加え、2次選考会通過選手に出場資格が与えられた。本最終選考会において男子58・68kg級、女子49kg級の計3階級が実施された。本学からは男子7名、女子2名が出場した。

 男子58kg級では本学3選手が準決勝に進出、1~3位を独占した。男子68kg級では本学2選手が準決勝に進出、1選手は決勝で敗れたが、敗者復活を勝ちあがり、優勝決定戦で勝利。プレーオフにも連勝し優勝した。女子49kg級は3位だった。

選考

トーナメント方式で競われ、トーナメント1位選手に敗れた選手のみ敗者復活トーナメント(T)に廻る。
敗者復活Tの1位選手がトーナメント1位選手と優勝決定戦を行う。
敗者復活T1位選手が優勝決定戦に勝った場合、プレーオフを行い、最終順位を決める。

結果
男子58kg級


 優勝
鈴木セルヒオ(国際関係3年)
 ※準決勝で中川貴哉(スポーツ科4年)に勝利、優勝決定戦でも前田寿隆(英米文1年)を降し完全優勝。

 2位
前田寿隆(英米文1年)
 ※トーナメント決勝で鈴木に敗退。敗者復活決勝で中川にゴールデンポイント勝利。優勝決定戦で鈴木に惜敗。

 3位
中川貴哉(スポーツ科4年)
 ※準決勝で鈴木に敗退。敗者復活T決勝で前田にゴールデンポイント負け。

 1回戦敗退
竹内一 (国際関係2年)













男子68kg級


 優勝
山田亮(スポーツ科3年)
 ※トーナメント決勝で敗退も敗者復活T1位、優勝決定戦とプレーオフの2連勝の末優勝。
(優勝決定戦、プレーオフ共にゴールデンポイント勝ち)

 第4位 本間政丞(スポーツ科2年)

 2回戦敗退 小林一馬(スポーツ科4年)





女子49kg級


 3位
山田美諭(英米文4年)
 ※準決勝で敗退。敗者復活T決勝で惜敗。

 ベスト8
神近桃子(英米文3年)





コメント
鈴木セルヒオ=男子58kg級優勝

 これまで支えて下さった多くの方々のお陰で、夢である五輪への挑戦権を獲得できた。いつも遠くから応援してくれるボリビアの家族もとても喜んでくれている。素晴らしい仲間、ライバルのお陰で成長でき、強くなれた。感謝の気持ちでいっぱいだ。マニラでのアジア大陸予選で優勝するイメージはできている。必ずリオへの枠を勝ち獲る。

山田亮=男子68kg級優勝

 空手からテコンドーに転向し大東大に来た理由はオリンピックだ。この選考会での敗者復活戦方式は切り替えが大事だと思っていたので準備は万端だった。失点を最低限にできたことも勝因だ。オリンピック出場、いや、オリンピックで金メダルを獲得します!ありがとうございました!

前田寿隆=男子58kg級2位

 決勝で1点リード残り13秒でたて続けに失点し逆転負けした。非常に悔しい。今回の反省点は迷ったことだ。両親、金井監督、出身道場の先生、道場生たち、テコンドー部のみんなに対して、感謝の気持ちが伝えきれていない。勝つことで、次こそは伝えきる。

中川貴哉=男子58kg級3位

 全て出し切り、悔いは無い。今日まで応援していただいた皆様には感謝しきれない。本当にありがとうございました。

小林一馬

 練習してきたことができたが、反則による失点が多かった。サイドステップと得意技に磨きをかけ、次の全日本選手権では優勝して有終の美を飾る。

神近桃子=49kg級ベスト8

 結果や内容に満足は全くしていないが練習の成果をあの緊張感の中で自分の考えを崩さず出し切ることができた。リオ五輪への階段を登りきることはできなかったが、切り替えて全日本では必ず優勝します。応援ありがとうございました。

山田美諭=49kg級3位

 五輪どころか大陸予選にも出れない結果になってしまったが、気持ちを切り替え最後まで諦めずにやった。次の目標に向かって頑張る。ありがとうございました。

作田コーチ

 アジア大陸予選3つの代表枠のうち本学テコンドー部が2つを獲得した。出場した選手達は皆、人生をかけて全力で試合に臨んでくれた。
 そのなかで、男子58kg級、男子68kg級の代表枠を獲得した鈴木セルヒオ、山田亮の二人には夢かなわなかった選手達の分の思いも背負い日本代表としてこれからの大会に臨んでもらいたい。
 また、代表枠に届かなかった選手達も最高の調整をし、最高のコンディションに仕上げ、最高の試合をみせてくれた。彼等彼女等を誇りに思う。
 今回、2つの代表枠を獲得することができたのも、日頃より応援していただいている父兄の皆様、大学関係者各位、献身的に支えてくれたトレーナーチーム、必死に応援してくれた部員の仲間たちのサポートがあってこそです。本当にありがとうございました。

金井監督

 3階級全て本学で制覇しアジア大陸予選に3人送り出す目標を掲げ強化を積んだ。今回の日本代表選考は、1次、2次、そしてこの最終選考と絞りぬかれた各階級トップ選手の中で行われ、最終選考では敗者復活方式を取り入れるなど、史上最も過酷な選考となり、試合も壮絶なものとなった。
 その中で男子58kg級の鈴木セルヒオは完全優勝といえる活躍だった。68kg級の山田亮はトーナメント決勝で日本選手権3連覇中の強豪に敗れたが、敗者復活戦を勝ちあがり、優勝決定戦で2連勝しての優勝は立派だった。途中で敗れる選手がいればその分まで頑張り、本予選に出場できない部員の思いを意気に感じ、出場9選手らは最高の戦いをしてくれた。最も過酷な代表選考を勝ち抜き、見事に「勝ち獲った」大陸予選代表2枠であった。リオ五輪への出場枠は必ず獲得する。
 年末年始の強化練習場所を提供いただいた大学柔道部、第一高校柔道部、日頃応援いただいている学園関係者各位、ご父兄の皆様に厚く御礼申し上げます。


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